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TOKIOが開拓に挑む無人島・DASH島〜水路工事再開!三和土(たたき)の巨匠に指導乞う [DASH島]

DASH島で開拓に着手して4年目。
舟屋造りからトロッコ線路の敷設、水路造り、石橋造りをやり遂げたTOKIO。
その石橋の上にトロッコ線路を敷き復旧させた。次の目標は水路を舟屋まで伸ばすことだ。
今回TOKIOはいよいよ、試行錯誤の末、三和土(たたき)で造る水路工事を再開させようと準備に入った。

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三和土の巨匠を島に呼ぶ

古井戸から水路で舟屋まで水を引くのは、TOKIOにとって基幹工事だが、最も風雨にさらされる洲の部分で工事は中断したままだ。残り270m。
山口が風雨に強い材料である「三和土」(粘土・砂利・石灰を混ぜて作る)を選定したのはいいのだが、凹型枠に流し込んだら三和土がよく乾かず崩れてしまったのだ。
以来、どうするか検討したが、三和土の巨匠=纐纈(こうけつ)さんに直接ご指導いただくしかない、というわけで、纐纈さんにDASH島に来ていただいた!

失敗作を見るなり纐纈さんは「湿気が逃げるようにして乾かさないとダメ」と言った。
さらに「型枠を使わず、裏表両面から塗ること」とアドバイス。
また「四角でダメなら丸でどうですか」とも。
つまり凹型(コの字型)はかかった力が角に集中し、そこからひび割れて崩れてしまう。しかし、角をなくせば力は分散して逃げる。
「雨樋もU字型やね」と城島。
「どうしても木樋を見てるからコの字型になっちゃうんだけど」と山口。
「固定観念だよね」と松岡。

纐纈さんのアドバイスにより、新たな三和土水路の作り方が決定した。竹でU字型に枠を組み、そこに裏表2回に分けて三和土を塗っていく、という方法だ。これを150m分作る。

U字型の三和土樋作りに着手

竹で骨組みを作るのだが、その材料はDASH島の浜に群生する「ダンチク」。粘りが強く、杖や釣竿にも使われる。
ダンチクをすだれ状にし、竹を炙って曲げ、水で冷やせばその状態で固まるので、これをU字の底棒にしてすだれと組み合わせる。
「強いよ。全方向に力が分散するから」と山口が組みあがった「水路用U字型竹筋」に触りながら言った。

「シュロの皮を入れるとつなぎになる」との纐纈さんのアドバイス。
「土壁に入ってる藁みたいなことですか?」との松岡の質問に、
「理屈は一緒です」と答えた。
TOKIOは福島DASH村で土壁作りを学んだことがある。シュロは世界遺産・姫路城の壁にも使われていて、非常に水に強い。

シュロは流れ着いた木が1本とってあった。昨年(2015)の夏、5人で棒倒しをやって松岡が負けた、あのシュロだ。
城島、山口、松岡がシュロと三和土を混ぜ合わせていく。いい土ができた。
纐纈さんは竹筋を指して、「この上に2cm位の厚みで塗ってください」と指導。
早速作業に着手。
山口「薄くても弱いけど厚すぎても割れちゃう」
松岡「しっかりかぶせないとダメだね」
城島「いーね」
12年ぶりの左官仕事の出来栄えを自画自賛したTOKIOだったが、
纐纈さんはそれを修正、自らお手本を示し、ザラザラ肌をすべすべ肌に変えてしまった。
山口「道具の使い方カッケー」
松岡「微妙な力加減なんだね」と感心することしきり。

そして数時間が経過した。すっかり乾いていた。コの字型の時の3分の1の時間で済んだ。
そしてゆっくりひっくり返して中面に三和土を押しつけるように塗っていく。
済んだら乾燥させる。
水を通すかどうか、試してみた。大丈夫だ!
今度は国分が加わって「水を通すのは何で?」と訊いた。
「石灰が入っているから表面に皮膜が張るから」と纐纈さんがこれに答えた。
固い上に土に戻ることはない三和土の水路。これで波風に耐える水路になるはずだ。

まずは1.5mの樋ができた。あと270m。道は遠いが目処はついた。
一歩一歩目標へ向かって前に進むTOKIOであった。

2016年5月22日夜7時・日本テレビ系「ザ!鉄腕!DASH!」より

【ザ!鉄腕!DASH!公式HP】http://www.ntv.co.jp/dash/


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TOKIOが開拓に挑む無人島・DASH島〜水路工事再開へ「安全祈願」と「甘酒作り」 [DASH島]

DASH島で開拓に着手して4年目。
舟屋造りからトロッコ線路の敷設、水路造り、石橋造りをやり遂げたTOKIO。
その石橋の上にトロッコ線路を敷き復旧させた。次の目標は水路を舟屋まで伸ばすことだ。
今回TOKIOはいよいよ、試行錯誤の末、三和土(たたき)で造る水路工事を再開させようと準備に入った。作業の前に「安全祈願」と「甘酒作り」のエピソードをご紹介。

DASH島図-2.jpg

「歌丸スコップ」で安全祈願

山口はこの日舟屋で安全祈願を行った。2016年5月22日17:30、桂歌丸師匠が笑点最後の司会を行ったが、TOKIOは大喜利第1部に出演、笑点大喜利レギュラーメンバーと座布団対決し、見事多くの座布団を勝ち取った(歌丸師匠の温情もあるだろうが)。その賞品として歌丸師匠の似顔が描かれたスコップ「歌丸スコップ」をいただいたのだ。これで島仕事を進めるようにとの意味だろうが、恐れ多くて作業には使えないと判断したTOKIOが、「安全祈願」として壁に飾ることにしたのだ。毛がない→ケガないということで。
この「鉄腕DASH」の放送が行われたのが「笑点」の次、5月22日19:00からだ。歌丸スコップは番組から番組へうまくリレーされたことになる(大喜利第1部と鉄腕DASHは収録したものだが、大喜利第2部は生放送だった)。

米麹で甘酒作り

舟屋に久しぶりに長瀬が来た。それに松岡、城島の3人が顔を揃えたのだが、相談の結果、甘酒を作ろうということになった。味噌作りの時の米麹が余っていたからだ。
甘酒は「飲む点滴」とも呼ばれるほど栄養価が高く、江戸時代は夏バテ防止の栄養剤として行商が売り歩いていたという。材料は米麹とお湯だけ。
城島が苦労して造った味噌は似て非なるものとなったが、焼くと旨い。その味噌造りで余った米麹をお湯の中で60℃に保って煮ることで甘酒ができる。これはきっちり60℃を保たなければならない。そうすれば米に含まれるデンプンが糖に分解され甘くなる。米粒は液状化し、およそ8時間で甘酒になる。
3人は囲炉裏に鍋を自在鉤で吊るし、熱くならないように火との距離を調節しながら甘酒作りを始めた。
長瀬「甘酒ってお祭りのイメージがある」
松岡「湯島天神に行くと合格甘酒ってのがあるよね」(1杯300円)
城島「こないだ行ったら甘酒やってた。けっこう好きで湯島」
松岡「街を語る番組になってきたね」(笑)

そんなことなどをしゃべりながら1時間経って味見すると、ほんのり甘くなっている。しかし完成までにはあと7時間またなければならない。そこで火の番は城島に任せ、松岡と長瀬は薪拾いに海岸へ。海岸には打ち上げられた流木がたくさんある。2人は選りすぐりながら薪を拾い集めていった。すると、松岡がある場所に賞状などを入れる筒が流れ着いているのを発見。中にはちゃんと卒業証書が入っていた。出して見ると昭和53年3月1日付の准看護学院の卒業証書だった。
長瀬「今57〜8歳の世界だね。これ持ってってあげた方がいいんじゃない」
松岡「まじ渡しに行こうぜ」

そして8時間が経過した。松岡と長瀬は舟屋に戻った。城島の姿はなかった。囲炉裏端にはポツンと甘酒の鍋が置いてあるだけ。松岡がそのフタを取ると、「ご飯だ!」
米麹は甘酒ならぬただのご飯と化していた。
実はこの1時間以内に城島は水を汲みに行ったのだが、その間に温度が上がって水分を飛ばしてしまったのだ。城島が戻ってきてそのことを話し、謝った。
松岡「酒でもなんでもない」
長瀬「できれば飲みたかったよね」
とブーたれたが、気を取り直し、そのご飯を試食。
松岡「うめえ」
長瀬「リーダーが作った中で一番うまい」
城島「そお?(それはそれで複雑)」
松岡「和菓子だね」
長瀬「こっちは飲む気でいたからがっかり感はあるんだけど、嫌じゃないね」
城島(囲炉裏の炭をはさんで)「今回はスミません」

ということで、水路作業再開までのひと時の話でした。

2016年5月22日夜7時・日本テレビ系「ザ!鉄腕!DASH!」より

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TOKIOが開拓に挑む無人島・DASH島〜島への侵入者の正体が判明! [DASH島]

DASH島で開拓に着手して4年目。
舟屋造りからトロッコ線路の敷設、水路造り、石橋造りをやり遂げたTOKIO。
その石橋の上にトロッコ線路を敷き復旧させた。次の目標は水路を舟屋まで伸ばすことだ。
が、今回は、南の海岸の浜辺にあった足跡を追って山の頂まで登った城島と山口が、その侵入者の正体をついに突き止める。

DASH島図-2.jpg

足跡を追うと山の木や道にその痕跡が

今年の1月、スタッフが砂浜で何やら怪しげな動物の足跡を発見した。
折を見つけて城島と山口が足跡を追っていくと、樹皮がはがれていたり、鳥の残骸があったり(捕食したか?)、さまざまな痕跡が見つかった。
その時は南の山の中腹までだったが、今回は山頂まで追っていこうと、2016年5月、準備して城島、山口の二人は山へ入った。クマかイノシシだろうと思ったが、あえて武器は持たなかった。あくまで生態調査ということで、地道に行くことにした。地道といっても道なき道だ。そんな急斜面を登っていくと、城島が足を滑らせて石が後ろのカメラマンに。危うく避けたが危険な斜面だ。すると、ダンチクが囲まれているところを発見。動物の寝ぐらの可能性もある。そして近くに獣道がはっきりと形作られていた。
山口は「この獣道を通って行こう」と先頭に立つ。城島はあとに続いた。この道はさらに急斜面で、垂直に近いくらい。木々がなかったら登れない。もっともその木もつかんだらポキっと折れるのがあったから気を抜けない。しばらくすると斜面も収まり開けた道が。「こんなに開ける?」山口が疑問を持ったのは、たぶん動物が切り開いたのではないかと。その道を登ると平らな場所に出た。「獣にとっても、ここは日向ぼっこするのにエエんちゃう?」すると城島が「おっ!獣がいた形跡がある」イノシシは平らな場所ならどこでも休むらしい。イノシシの跡か?クマも重い体重で跡がつく。獣道に沿ってさらに進むと今度は根っこをほじった跡を発見。イノシシかクマの仕業にちがいない。
そこで城島がそこの匂いを嗅いだ。「何かが臭うで」 次いで山口はその横にフンらしきものを発見。鳥の羽が混じっていたから獣のフンに間違いない。城島がこのフンを嗅ごうとしたら「鼻に入った」と山口は大笑い。

獣道はまだまだ続いていた。「まだ上がある」「なんでこんなに通りやすいの?」と言いながら上へ上へと登っていく。明らかに獣が作った道だ。
道が開けた。トンビが舞っていた。山裾から登って3時間。ついに二人は山頂へ到着した。そこにはホジくりながら歩いた跡が点々と。石をどけたらミミズがたくさんいた。これが目当てだなと言いながら、木を見ると木肌に爪痕が。クマか?しかし地上40cmだからクマは考えにくい。ならばイノシシか?さらに木の幹に泥がついていた。「体についた泥が乾燥したね」と山口が言うように、イノシシは寄生虫や汚れを落とすために泥田(沼田=ぬた=“のたうつ”の語源)で泥浴びをし木に体をこすりつけて泥を落とす習性がある。ならばやはり獣の正体はイノシシなのか?そうこうしているうちに、はっきりした足跡がそこここに付いているじゃありませんか。V字型の。まだ新しい足跡が。

無人カメラで最終確認

イノシシらしいが、確認のために二人は足跡と木の痕跡があった場所に感知式のカメラを設置することにした。このカメラは動くものが来ればそれを感知して電源が入り動画を撮影、3分間撮影した後自動的に電源が落ちるというスグレもの。他にも痕跡があった2カ所を加えて、計3カ所に設置した。
二人が再び山へ登ったのは1週間ほど後のこと。
山口「どうかな?見てみよう」
まず穴とフンを見つけた尾根のカメラから。6回起動し撮影されていた。
城島・山口「あっ!」
人影が写っていたから二人はビックリ。しかしよく見ると手袋を忘れたADの足立君だった。
次に夜の映像を見ると、何やら高速で駆け抜けたのが映っていた。
城島「あーっ!」
山口「すげー速い!イノシシじゃん」
城島「何でこんなに急いでるの」
続いて山頂付近のカメラを見ると、夜2回起動していた。その2回ともにイノシシの映像がくっきりと写っていた。

以上の結果から、DASH島に渡って来て山を登った動物はイノシシということがわかった。
城島「繁殖時期を考えたら島で産むかもしれない。メスやったら」
カメラに写ったイノシシは牙が見当たらず、メスの可能性が高い。
イノシシは冬繁殖して妊娠期間は約4ヶ月。出産は春から初夏で4頭前後が産まれるという。
山口「5頭産まれたらTOKIOじゃん」(笑)
山口「5対5の闘いになるよ」
城島「上手く共存していかんとあかんし」
山口「住み分けるってことだね」

DASH島に新たな仲間が誕生するのだろうか?
今後の展開に乞うご期待を!!

2016年5月8日夜7時・日本テレビ系「ザ!鉄腕!DASH!」より

【ザ!鉄腕!DASH!公式HP】http://www.ntv.co.jp/dash/


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TOKIOが開拓に挑む無人島・DASH島〜城島苦心の味噌に新判断!焼き味噌に活路 [DASH島]

DASH島で開拓に着手して4年目。
舟屋造りからトロッコ線路の敷設、水路造り、石橋造りをやり遂げたTOKIO。
その石橋の上にトロッコ線路を敷き復旧させた。次の目標は水路を舟屋まで伸ばすことだ。
が、今回は、城島が2年がかりで苦心の末造り上げた「島味噌」の新たな料理法の模様をお送りします。

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松岡、山口が「焼き味噌」を推奨

春のDASH島。心弾む季節の中、舟屋には心沈む男がいた。
「これ何とかしたいなあ。味噌というか味噌っぽい物と言いますか」
島の野生の豆を材料に、藻塩を作り、洞窟で夜通し米麹を発酵させ、寝かすこと1年。2年がかりで拵えた味噌がTOKIOのみんなには散々な言われようで、落ち込んでいた城島だった。

「ぼくはこの味好きなんやけどなあ」とぼやく城島のところへ、松岡と山口が貝を採って持ってきた。
ムール貝である。塩の引いた南の岩場に群生していた「ムラサキイガイ」別名「ムール貝」を採集したのだ。ムール貝はヨーロッパ原産で、ワイン蒸しやパエリアなどでおなじみの貝だ。日本へは貿易船の船底にはり着いて渡って来た。初めて発見されたのは80前(1935年)の神戸港。ここから全国に広がっていったという。
このムール貝に城島の味噌を乗せて、炭火で焼く。貝と合わせることで味噌の風味が引き立つということで、TOKIOの料理長・松岡が推奨したのだ。
さらに松岡が推奨したのは「焼き味噌」。炙ることで味噌の水分が飛んで味が凝縮し香ばしくなる。
ムール貝の殻に乗せて、ムール貝と一緒に、囲炉裏の炭で焼く。
とたんにいい匂いがしてきた。
松岡「美味しそう。食べてみようよ」
山口「いいねえ」
城島「どれどれどれ」
まず熱々のムール貝から。
松岡「うまい。やっぱ味噌あった方がいいよ」
城島「味が引き立つね」
松岡「これ味噌っていうか、醤油だね」
次に焼き味噌の味見。
城島「味に深みが出る。日本酒いきたい」
山口「すごくコクが出たな。水分が飛ぶと味噌になるね」
松岡「汁に合わないけど、焼いたり調味料にするには、普通の味噌よりコクが出てて美味しいよ」
松岡「やっぱ再利用してみるもんだよ。リーダー、焼きなんだよ」
城島「この味噌は焼くのがミソやね」
と下手なシャレで締めた城島。とりあえず味噌の廃棄処分は免れ、ホッとしたところである。


2016年4月17日夜7時・日本テレビ系「ザ!鉄腕!DASH!」より

【ザ!鉄腕!DASH!公式HP】http://www.ntv.co.jp/dash/


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TOKIOが開拓に挑む無人島・DASH島〜囲炉裏の火棚作り [DASH島]

DASH島で開拓に着手して4年目。
舟屋造りからトロッコ線路の敷設、水路造り、石橋造りをやり遂げたTOKIO。
その石橋の上にトロッコ線路を敷き復旧させた。次の目標は水路を舟屋まで伸ばすことだ。
が、今回は、舟屋の囲炉裏をもっと効率よくするため山口が取り組んだ「囲炉裏棚」の製作の模様をお送りします。

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“棟梁”山口が囲炉裏の火棚作りに乗り出す

3月、DASH島は春の息吹が色濃くなってきている。シナミザクラのつぼみも大きくなっているし、洲にあるトロッコ線路添いの浜辺のゴロゴロした石にはてんとう虫のサナギがいっぱい貼り付いていた。陽の当る南向きの浜だから大量発生したようだ。
とはいえ、まだ肌寒い日が続くこの時期。舟屋の壁板にはすき間があり、山口が作った囲炉裏、国分が作った炭で何とか持ち耐えてはいるが、まだまだ寒い舟屋であった。そこで山口は「火棚」を作ることを思い立った。DASH村でも使っていたし、そもそも縄文の大昔からある日本家屋特有のもの。これがあれば火が屋根に燃え移るのを防ぐのはもちろん、囲炉裏の熱を低い位置にとどまらせることができる。これで暖房効果が高くなるし、薫製や衣類の乾燥にも使える。
さっそく余った材木を使って製作に着手。
火棚の固定には釘は使わず、木と木を組み合わせることにした。そうしないと熱で釘が伸縮し崩れる恐れがあるからだ。
そこは“棟梁”山口の腕の見せ所。雌木に雄木を入れ、「込み栓」というクサビを雄木に設けた穴に差し込んで固定する「ほぞ差し鼻栓」という方法をとった山口。その肝となる栓を打ち込む穴をうがつ。雌木の穴も正確でなければならずミリ単位の仕事を山口は慎重にこなしていった。
こうして雌木、雄木を作り、木枠を組み立てていく。玄能で打ち込んで組み立てる。うまく入った。
「あとは栓だ」くさび型だから打ち込むほどにきつく締まる。
「これでOK。あとは縦横の格子をはめる」
格子も木を組み合わせるはめ込み式だから、木に凹凸をつけていくのだが、さすが“棟梁”山口。仕事が手慣れている。格子木4本を手早く作り終えると、これを枠にはめ込んでいく。出来た。ピッタリしている。すごく頑丈そうだ。

しかし山口は持ってみて「重たいね」と言った。総重量60kgになった。これを吊るすとなれば梁が必要だが、囲炉裏の上には梁がない。
そこで山口は今ある横の梁にタテに木を乗せることにした。そこから火棚を吊るすのだ。

火棚の完成

山口はまず梁に乗せる木を選んで、その木に加工を施した。梁に乗せる部分を梁の形に沿って3cmの深さに彫ったのだ。丸みのある凹みをつけて梁と合わせてピッタリはまるように。こうしておけば火棚の重さがかかるので、さらに固定する。山口は、この凹みを2カ所作った木を2本用意した。

ここに“頼もしい”二人、城島と松岡がやって来た。2本の木を舟屋の2階に3人で上げることに。

看板が落ちるという副作用はあったものの、消防署みたいに棒ですべり降りる出口から何とか木を2階に上げた3人だったが、今度はどうやって木を梁に乗せるかの難題にぶちあたった。
それではと窓から木を出して距離を稼いで梁に乗せようという作戦に出た。
どうか?
梁にかかったが、このままだと屋根にぶつかる!
そこで木をはすにすべらせて何とか梁の上に。
山口と城島が阿吽(あうん)の呼吸で、これをうまく成し遂げた。
「やべえ、オレは何の役にも立ってない」と松岡が言うのに、山口は「手を挟まないように」と注意を促す。ではと松岡は「そこ右、もっと左」と口を挟むことに。最後は木に吊り下がって「大丈夫だね」と監督気取り。
同じようにもう1本の木も窓から出して梁に乗せた。

次はいよいよ火棚の番だ。今梁に乗せた木から火棚をロープで吊るす。高さを調節しながら、3人の協力で難なくこれを終えれば、竹を火棚に乗せる段となった。
これで物を置けるだけでなく囲炉裏の熱気を遮り暖房効果が増す。
漂着物の竹を割って、何本もの材料を作り火棚の上に乗せた。

火棚が完成した!!

「これで温まるね。よく誰かさん、海に落っこちるし…」と山口が言えば、
「これ助かるわ」と城島。
「助かるわって、落ちる気満々なんだよな」と松岡が笑う。

和やかな囲炉裏端となり、火棚大成功の巻でした!


2016年4月10日夜7時・日本テレビ系「ザ!鉄腕!DASH!」より

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TOKIOが開拓に挑む無人島・DASH島〜海藻から塩作り、洞窟で焚き火をして米麹作りなど、味噌造り2年の奮闘記 [DASH島]

DASH島で開拓に着手して4年目。
舟屋造りからトロッコ線路の敷設、水路造り、石橋造りをやり遂げたTOKIO。
その石橋の上にトロッコ線路を敷き復旧させた。次の目標は水路を舟屋まで伸ばすことだ。
が、今回は、海や山で食料を調達したのはいいが、美味しく食べるための調味料がないことから、味噌造りに着手した城島の奮闘記をお送りします。

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2年にわたる味噌造りプロジェクト

TOKIOは4年前の夏以来、無人島の開拓に乗り出した。この無人島=DASH島の周囲には魚介類が豊富だ。捕らえた獲物は新鮮なうちに素焼きにしたり、茹でたり、椿やアケビの油で炒めたりして食べた。しかしどれも味がない
そこで2年前、城島たちは味噌を造ることを思い立った。
TOKIOは福島DASH村で味噌造りをした経験がある。
味噌は大豆を原料として、「米味噌」「麦味噌」「豆味噌」の三種類にわけられる。
大豆を塩で味付けし、米麹で発酵させるのが一般的な味噌。これが「米味噌」。
麦麹で発酵させれば「麦味噌」、豆麹で発酵させれば「豆味噌」となる。

それには「大豆」が必要だ。それと「塩」そして「麹」。

大豆の代用品として「ハマエンドウ」「ハマナタマメ」を摘む

DASH島の浜には大豆の仲間で「ハマエンドウ」が自生している。この若い実は食用になる。つまり枝豆だが、大豆となるにはこれを乾燥させなければならない。
2014年秋、城島、松岡、山口は浜でハマエンドウが乾燥した状態で生っているのを見つけた。
大きさは大豆の6分の1ほど。
「相当摘まなあかんな」「マメに集めとかんとね」
と城島はダジャレを飛ばしながらせっせと実を収穫した。
1日がかりで収穫して約180房。「全然足らんな」
そこでやはり浜に自生する「ハマナタマメ」という大豆の仲間に目をつけた。この実は大きく、大きさはビー玉ほど。これの乾燥した実は大豆の約2倍あり、ハマエンドウの小ささを補える。これを浜で収穫したところ、集まった実は22房。
「ちょっと少ないけど、造らんとね」ということで、これらハマエンドウ+ハマナタマメ→70gを原料に
「味噌造りプロジェクト」が始まったのである。

「ハマエンドウ」「ハマナタマメ」の仕込み

2015年の大寒の時期、DASH島の冷たい水(雑菌が少ない)を汲み、「ハマエンドウ」「ハマナタマメ」それぞれ別々のビンで仕込むことにした城島。
これら2つのビンを島の倉庫跡で、雨に濡れないように、18時間放置した。しかし、まだまだ硬いのでさらに放置することにした。
水に浸けて丸2日、それまで水面に浮かんでいた豆がビンの底に沈んでいた。国分と一緒に確認した城島は、ハマナタマメは軟らかくなったが、ハマエンドウは硬い殻のため水分を吸収していないので、もうすこし水に浸けることにした。

藻塩を作る

浜には海藻の「アカモク」が流れ着いている。これを使って「塩」を作る作業にとりかかった。
海水には塩分が3%含まれているので、水で沸騰しこれを蒸発させれば塩だけが残る。
しかしそれには大量の燃料となる薪が必要。そこで先人たちが考え出したのが、海藻を使う方法。
海藻を海水に浸けてから干すと乾燥すれば塩分が海藻に付く。そしてこれをまた海水に浸けて干すといった作業を繰り返すことで海藻に海水の塩分が付着するというもの。これが「藻塩」である。

『I LOVE YOU,OK』(矢沢永吉)のメロディーとともに登場したのは松岡。桶を持って「アイラブユー、桶」のシャレだった。(※松岡は以前、TVドラマ『成り上がり』で矢沢永吉を演じたことがある)
この漂着物の桶に海水を入れ→「アカモク」を浸けてから干す→乾けば塩の結晶が海藻の表面に着く→これをまた海水に浸ける──という作業を城島とともに繰り返した。

塩作りに使い終わったアカモクは、湯がき、たたいてその場で味わった。
けっこういける味。「一番簡単に採れるのに、こんなに美味しいんだね」とは松岡。

藻塩作り2日目。ついでにと城島が「ヌタウナギ」を持ってきた。これを吊るし、手でギュッとウナギの体に沿って引き下ろすと内蔵が取れる。内蔵を取った身は秋田では「棒ウナギ」と言って珍重されている。しかし、なぜか山口はウナギに弱い。蛇も平気でつかむ男がなぜなのか? この日もウナギを見てその場で寝転んでしまった。

さて藻塩作りは3日目の最終段階へ。浸け込み10回目で桶の水は濃褐色になり塩分濃度がだいぶ濃くなったようだ。ここへ使い終わった海藻を焼いて炭にしたものを入れ、不純物やエグ味を取り除いてから海水を煮つめる。そうすると塩が結晶化していく。
最後に鍋底に残ったのは、まぎれもなく塩。褐色の塩だ。
味見すると、「島の味か、これが」と城島が言えば、
「すごく旨味が出てる。海藻の出汁も入ってるから“出汁塩”だね」と松岡。
松岡の発案で「枡酒」ならぬ「枡白湯(ますさゆ)」を。竹の器の縁に塩を乗せ、酒がないから白湯(さゆ)を飲む。
「海藻の味がするから、旨いね」と松岡が言えば、
「女将、もう一杯」と冗談を飛ばす城島だった。

洞窟で麹を作る〜城島VS炎48時間の闘い

大豆の代用品、藻塩と揃い、あとは麹があれば、といったところだが、島には麹も米もない。
そこで城島は、会津磐梯山のふもとにある「八二醸造」(寛政2年=1790年)から種麹をわけていただくことにした。ここは8年前、山口が醤油造りを学んだところだ。
八代目蔵元・高久さんは、「味噌というのは、大豆と塩と麹のハーモニーなので、バランスがとれていれば味噌になる可能性はある」と、城島にアドバイス。
そして城島は、麹造りも学んだ。麹菌を発酵させるのには温度が重要だという。最初の12時間、室内(麹室)で35℃を保たなければならない。付きっきりで温度管理をしなければならないとも。
「放ったらかしの突貫工事だと、いいはできないんですね」と城島はダジャレまじりで蔵元の説明に応えた。

DASH島に麹室となるようなところはあるか?
城島は島の北側に、かつて島民が貯蔵や酒の醸造に使っていた洞窟があることを思い出し、そこで麹を発酵させることにした。
AD足立と一緒に舟で上陸したところは切り立つ崖の下。石がごろごろしている浜もある。洞窟はいくつかあり、その中で奥が深く風が来ないところを選んだ。
まず入口にフタをする作業から。足場丸太とスダレ、トタン、マサキの枝で、出入り口は確保しつつ洞窟の穴をふさいだ。この中で火を焚くのだが、燃料は流木を集めた。
次にたき火をし、洞窟内全体を温めた。この洞窟は奥に行くに従って昇っているので、煙と温度が充満して温かさが保てそうだ。
これに気を良くした城島は、浜辺でお米を炊いた。これはDASH村産の「新男米」。炊き上げたら木箱に伸ばして少し冷ます。その次に八二醸造からいただいた種麹をこれに振りかけよく混ぜる。
こうして米麹の箱を洞窟内の一定の場所に置いた。温度計を見ると30℃。「いかん!下がってる」
麹菌は35℃に保たなければならない。25℃だと活動停止、40℃だと死滅してしまう、非常にデリケートなしろものだ。
とにかくひたすら火を焚くしかない。
今度は40℃になった。「あかん、菌がしんでしまう!」急いで風を入れる城島。
しばらくすると、30℃に下がった。「温度管理難しいな」
火に焚き木を何本かくべた。「これくらいの火や」35℃になった。
この焚き木は、松岡が集め、別便の舟で送ってくれたもの。
こうして数時間、城島は焚き火と格闘を続けた。4時間経ち、6時間、8時間と経つ頃、陽は落ち暗くなった。しかし、12時間、麹菌を守らなければならない。夜になり冷え込んで、洞窟内は30℃に下がった。火をさらに燃やす。
気がつけば火を焚き続けて11時間。深夜3時。
12時間が経った。早速、米麹の状態を見た。全体が白くふわ〜っとしている。
「いいんちゃう」城島はほっと安堵した。「これで大事な最初の12時間の峠は乗り切った」
あと36時間、一定の温度を保てば菌は自分で発酵していく。合計48時間かかる。

空を見上げれば星がきれいだ。北斗七星が見えた。海にはところどころで光るものが。夜光虫だ。この時間帯でしか見れないものに励まされて、城島は再び洞窟内に戻った。

焚き木をくべて、焚き木の箱を見ると、竹筒があった。そこに箸が結んであり、箸に手紙が添えられてあった。城島がこれを読むと「しげちゃん!おべんとう食べて、がんばって!母より」とあった。「松岡やんか」〜その中身は、サザエ、ムラサキガイ、山菜、百合根、キクラゲなど。松岡の心づくしだ。「料亭で出てきてもおかしくない」と城島は感心した。

焚き火をたやさないようにしたら仮眠し、さめてきたらまた木をくべる。
こうして丸一日が過ぎた。城島は民謡番組の収録があるため東京に戻らなければならない。
あとをADの足立に託した。
足立はADの役割を超え火と闘う。
焚き火に悪戦苦闘していた足立は入口付近に水が上がってきているのに気付いた。この日のこの時間は大潮だった。室の中に潮が入ってきたら大変だ。そこで急いで入口に堤防を気付いて潮をせき止めた。

翌日、収録を終えた城島が現地に戻った。その時の温度はちょうど35℃。安心した城島は、近くにあったカメノテをつまんで、焚き火で焼いて食べた。カメノテの串焼きだ。
こうして48時間経った。米麹は繭のような状態になっていた。八二醸造で見せてもらったのと同じ状態だ。米麹ができた!

味噌の仕込みと熟成

米麹ができ、材料が全部揃ったので、城島は舟屋で味噌造りにとりかかった。
まず豆を煮込む。ハマエンドウはまだ硬いのでつぶしてハマナタマメと一緒に鍋に入れた。
煮上がったら、つぶしてペースト状にする。これに半々の割合で米麹を混ぜるのだが、豆が淡白な味のため、米麹を多めにして味を良くしようと、豆4:米麹6の割合で混ぜ合わせた。
次に塩を混ぜる。塩は味を整えるだけでなく雑菌の繁殖も抑えてくれる。塩はDASH島特製の藻塩で、これは全体の1割ほど。これらをよーく混ぜる。
最後に桶(民家で見つけ番線で締め殺菌したもの)に殺菌した布を入れ、混ぜ合わせたものを入れる。カビや雑菌が繁殖しないよう、投げつけて桶に入れる。空気にひそむ菌を入れないためだ。城島は強く押して空気を抜いた。
仕込みが完成した。この桶は舟屋の隅に置いて1年間熟成させることにした。2015年の冬のことだった。

それから3ヶ月経って、城島は味噌桶をどんな具合かチェックしたら、桶の中の表面に白カビが生えていた。味噌本体の表面にも白カビが生えていたので、これを取り、桶を洗って、燻せば殺菌効果がある枇杷(びわ)の葉を燃やして桶を燻した。
さらに殺菌効果があるツワブキの葉を桶に敷き、味噌本体の表面に塩でフタをし、再び熟成の眠りについた。

味噌完成!?〜舟屋に5人勢揃い

2016年2月。待望の時を迎えた。舟屋にはTOKIOのメンバー5人が久々に勢揃いした。
桶を開けると、布が茶色くなっていた。布を取ると、赤茶色の味噌が現れた。
たまり(味噌から染み出る旨みエキス)もあった。これは醤油の元でもある。たまりを味噌に混ぜ戻し、城島は味噌の味見を。
城島「味が丸くなった」
松岡「美味しいね」
山口「いい香り」
松岡「これちょっとで相当酒が飲めるね」
城島「大豆じゃないから味が違うけど」
長瀬「ふつうのより濃い感じがする」
国分「よくできたね!」

ならばと味噌汁作りにとりかかった。
松岡が鍋に豪快にカメノテをいっぱい投げ込んだ。国分はムラサキガイ(別名ムール貝)を入れる。これで相当出汁が出る。次に長瀬が味噌を出汁に溶く。
出来上がったら竹筒に入れて全員で試食。

すると国分が「これなんだろう?」と言えば。
「何だこの番組始まって以来のリアクションは」と松岡が突っ込む。
「味噌汁だと思って飲んだら違うんだよ」と長瀬も立ち上がる。
「白味噌と赤味噌くらい違うから」と松岡。
「塩けが強くなってきちゃってる」と国分が指摘。
これは殺菌のため塩でフタをしたためだ。
「味噌汁って言うのやめない?」
「島汁!」→「城島汁」→「しげる汁」と言って一同、大笑い。
深みのない汁=しげる汁!?

つまり2年がかりで出来たのは「味噌っぽい調味料」
しかし、塩は旨い!

という結論だった。


2016年3月13日夜7時・日本テレビ系「ザ!鉄腕!DASH!」より

【ザ!鉄腕!DASH!公式HP】http://www.ntv.co.jp/dash/


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TOKIOが開拓に挑む無人島・DASH島〜サザエと巨大貝? [DASH島]

DASH島で開拓に着手して4年目。
舟屋造りからトロッコ線路の敷設、水路造り、石橋造りをやり遂げたTOKIO。
その石橋の上にトロッコ線路を敷き復旧させた。次の目標は水路を舟屋まで伸ばすことだ。
が、一旦休止して、今日は小島の先端の浅瀬、山口がよく潜るところへ、山口、国分が舟でくり出した。目的は食料調達の一環で、貝類を採ること。

DASH島図-2.jpg

海底にサザエがたくさんいた

海底にはサザエのエサとなるワカメやアラメなどが多く繁る。
国分はずっと、箱メガネで海底を見ていた。サザエは食べた海藻と自分の貝殻が同化し同じ色になるため保護色となって、見分けが難しい。しかも日中は岩陰に身を隠すのでなおさらだ。
それでも根気よく箱メガネで観察した結果、岩陰に潜むサザエの大群を見つけた。
舟の上から採る時はヤスを使う。国分はターゲットを目指してヤスをふるった。そして採った。これが国分にとってサザエの初ゲットだ。サザエは産卵前の3月〜5月が最も美味い時期だという。
それとサザエの殻は石灰の原料として使うので、今回のサザエ採りは食料調達と水路の材料調達も兼ねているのだ。

さらに覗き込んだ国分はサザエの群れの近くに何やら大きな貝がいるのを発見した。
「この貝採りたい」とヤスをくり出したが、岩に邪魔されなかなか掴めない。
そこで山口にバトンタッチ。しかし山口も同様に掴めない。
「これ、ひっくり返すか」とアプローチを変えたら、今度は引っかかった。
揚げるとものすごく大きな巻貝。「アカニシ系じゃない?」と山口がDASH海岸で培った知識を披露したが、後で調べたら、それはやはり「アカニシ」だった。この貝は肉食でアサリなどが好物という。横浜DASH海岸でも住み着いているがそちらは5cm程度。DASH島のこれは15cmはゆうに超える大きさだ。

アカニシを食す

陸に戻った二人は城島と合流。城島の提案で、サザエもアカニシもゆでて食べることになった。
まずはサザエから。3等分に切って試食。
「うまいね!」
「これはうまい!」
「ちゃんと塩気もあってね」
「ゆでるのありやね」
サザエは好評。
次にアカニシ。城島がサザエと同様に竹串で身を取る。
「必殺仕事人みたい。松岡みたい」と国分が笑わせる。
しかし身は中まで詰まっているらしく竹ではダメで、太くて丈夫な菜箸に持ち替えた。
今度は身が出てきた。「うわー!でかい!何だこりゃ!」驚く3人。
「宇宙人みたい」サイズはサザエの4倍でグロテスクだが、形はサザエに似ている。
3等分して細かく切って貝殻に乗せた。「旅館スタイルだね」「お風呂入ってから食べたいね」
とか言い合いながら食べてみるとかなりの歯ごたえ(貝柱部分)。「噛み切れん」
これは少し硬く茹ですぎたようだ。あとでわかったことだが中火で5〜6分が良いとのこと。
茹で過ぎるとゴムのようになってしまう。
「味自体は淡白」「味噌と合いそう」

味噌!?
──というわけで、DASH島の「味噌作り」プロジェクトは動き出していた。

次回以降の「DASH島」に乞うご期待!

2016年3月6日夜7時・日本テレビ系「ザ!鉄腕!DASH!」より

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TOKIOが開拓に挑む無人島・DASH島〜三和土(たたき)で水路はできるのか? [DASH島]

DASH島で開拓に着手して4年目の正月を迎える。
舟屋造りからトロッコ線路の敷設、水路造りなどを行ってきたが、2014年の台風でやられた砂州のもろい地点で石橋造りプロジェクトを始め、ついに石橋を完成させたTOKIO。そして、その石橋の上にトロッコ線路を敷き復旧させることができた。次の目標は水路を舟屋まで伸ばすことだ。
作業開始から1年9ヶ月、残りは270mとなったが、難関は洲のところ。風や潮をさえぎるものがなにもないので、これまでの木製水路では崩れてしまう恐れがある。
そこで、山口が考えたのが、水路の木じゃないバージョン。割と重みがあって、しっかり固まって水が漏れない素材=それが三和土(たたき)だ。

DASH島図-2.jpg

三和土を使って波風に負けない水路を造ろう!

水路作りの合間、城島は疲れた身体を癒そうと、浜辺で「ヨモギ蒸し」を試した。
鍋でヨモギを煮て蒸気を出し、その上に穴の空いたイスを置き、裸の身体をガウンで覆い、蒸気をお尻から受けて全身の血行を促進する健康法だ。
これを浜辺の漂着物で行った結果、お尻が異常に熱くなり、その場から逃げ出す始末。

こんなエピソードもあったが、愛知県で三和土を勉強した山口は、これを使ってDASH島の水路を造ろうと、城島、松岡と一緒に、土(粘土=山にある)、石(砂利=浜辺にたくさんある)、石灰(貝殻を焼いて作る)の3種の材料をそろえた。
石灰を作るのに、漂着物のドラム缶で窯を作った。1000℃以上が必要なので、鍛冶職人が使う「フイゴ」も作った。

これで、土、砂利、石灰がそろった!

この3つを混ぜ合わすのは水ではなく「にがり」なのだが、TOKIOは海水を代用した。これなら海にたくさんある。

いよいよ三和土をこね、水路造りとなるが、もう一つ必要なものがある。それは型枠だ。
カタカナの「コ」の字を寝かした格好の水路(つまり側溝の形)を造るには、その形の型枠を作り、そこに三和土を流し込む。材料は漂着物の板で。型枠の長さは150cmにした。3人の共同作業で難なくこれを拵(こしら)えた。
あと、三和土を強くするための鉄筋が必要だが、鉄筋は島にないので海岸付近に生える「暖竹(だんちく)」を代用することにした。これを「竹筋」という。実際、愛知でも戦前戦中にはコンクリートの筋に使われていたのを山口は見ている。
この暖竹を刈って竹筋として糸で組んでいく。実に地道な作業だ。
できあがったら型枠に入れる。ここに三和土を流し込むわけである。

三和土づくりを始めたのは、その数日後。今度は松岡の替わりに国分が来た。

三和土を型枠に流し込む作業にとりかかった。これも注意が必要だ。空気が入ったら強度は半分以下になるしひび割れしたりする。
しかしこれは乾いてからでないとわからない。天日干しにして待つこと数時間。表面はカチカチになっていた。型枠を外す。すると断面には細かいすき間がいくつも出来ていた。側面はきれいだった。内側はまだ水分が残っていた。
「外が乾いていても中が濡れてるのは一番良くない状況だよね」山口が懸念した。
DASH村でも煉瓦作りで経験している。乾き具合にムラがあると割れてしまう。
そこで内側の型枠を外し、全体を乾かすことに。
「あっ、やばいヒビが入ってる」山口が指摘。
「あっ、これ動くよ」と国分が持つとグラグラした。
底部と側面のカドにひびが入り、折れてしまった。失敗である。短い時間で均一に乾かす必要がある。
「材料なのか?厚みなのか?」国分が問題点を挙げた。
「でもいろんなバランスが取れてるはずなんだが」と山口。
横で見つめる城島。

ここで大きな誤算が生じてしまった。
さあ、どうする?TOKIO!

次回以降の「DASH島」に乞うご期待!

2016年2月21日夜7時・日本テレビ系「ザ!鉄腕!DASH!」より

【ザ!鉄腕!DASH!公式HP】http://www.ntv.co.jp/dash/


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TOKIOが開拓に挑む無人島・DASH島〜水路工事再開:強風と潮に耐える三和土(たたき) [DASH島]

DASH島で開拓に着手して4年目の正月を迎える。
舟屋造りからトロッコ線路の敷設、水路造りなどを行ってきたが、2014年の台風でやられた砂州のもろい地点で石橋造りプロジェクトを始め、ついに石橋を完成させたTOKIO。そして、その石橋の上にトロッコ線路を敷き復旧させることができた。次の目標は水路を舟屋まで伸ばすことだ。
作業開始から1年9ヶ月、残りは270mとなったが、難関は洲のところ。風や潮をさえぎるものがなにもないので、これまでの木製水路では崩れてしまう恐れがある。
そこで、山口が考えたのが、水路の木じゃないバージョン。「割と重みがあって、しっかり固まって水が漏れない水路」と城島と国分に説明した。
そのため、山口は愛知県に飛んだ。

DASH島図-2.jpg

土を使って波風に負けない水路を造る〜三和土を勉強

愛知県瀬戸市では、木節(きぶし)粘土や蛙目(かいるめ)粘土を産し、丈夫な「瀬戸焼」になる。また、高浜市や安城市の三河粘土は、奈良・東大寺の屋根瓦に使われる「三州瓦」となる。
という具合に、愛知は土の産地として有名。その土に精通する左官職人、纐纈(こうけつ)勇夫さんのもとを山口は訪れたのだ。
纐纈さんはこの道60年、明治座(岐阜=民俗文化財)の土壁の修復を手がけるなど、土の専門家である。
波風に強い水路づくりをしたい旨を山口が説明すると、
「水に強い材料は調合して作ります。その施行例を見に行きましょう」と纐纈さんに誘われ、海に出た。
それは、海の護岸の石垣に「たたき土」を石の間に詰めてあるものだった。つまり、防波堤の内側に石と石をつなぎ止めるのに、コンクリートじゃなく、「たたき土」を使っているというのだ。
「これって何年前ですか?」と山口が訊くと、
「100年前」とあっさり答える纐纈さん。
これは「潮吹防波堤」といい、明治27年に完成した重要文化財だ。全長199m、その強固な造りで、甚大な被害をもたらした伊勢湾台風でも全く崩れず、ずっと港を守ってきた優れた建造物である。
防波堤を造った「たたき土」は、江戸時代から使われ、各地の防波堤以外にも、炊事場や土間の床などに広く使われてきたもの。水に強い特長がある。
「水路にはもってこい」と、これだ!と確信した山口。
「土と砂利と石灰(いしばい)と三つを合わせて、三和土と書いてたたき」と纐纈さん。

早速、山口はこの三和土を造ることにした。
纐纈さんの指導で、土(粘土質の真砂土=まさつち)、石(砂利=猿投石=さなげいし)、石灰(いしばい・せっかい)の3種の材料をそろえた。
この3つを混ぜ合わすのは水ではなく「にがり」。豆腐にも使われる、あの「にがり」だ。
山口は四角い容器でこれを混ぜ、こねあわせていく。
30分で滑らかになったので、さわってみると、粘りがあり小さくてもずっしりきた。
「カチカチになりそう」
次は「下塗り」と呼ばれる左官では基本的な作業を実習。
丁寧に、なめらかに仕上げたつもりの山口だったが、纐纈さんは自らコテを持って、山口の三和土の表面に直しを入れた。纐纈さんにかかれば、山口のを木綿とすれば絹のようにめちゃくちゃ滑らかになった。感心する山口。
こうして塗った三和土を乾かせば完成。

土を使って波風に負けない水路を造る〜DASH島に応用

DASH島の水路に三和土の技術を応用しようと、山口は島に戻った。

土は舟屋の瓦葺きに使った島にある土を、
砂利は浜にたくさんある。
問題は石灰だが、山口はこれも浜にありと、国分と一緒に貝殻を集めた。
ただし貝殻は高温で熱しないと石灰にならない。
そこで、漂着物のドラム缶で窯を作ることになった。
1000℃以上が必要なので、鍛冶職人が使う「フイゴ」も作る。これは福島DASH村で学んだもの。
流れ着いた板を使い、早速山口はフイゴ作りにとりかかった。手伝うのは松岡。
箱をこしらえ、それに吸気口と排気口を開ける。吸気口には吸う時開き排気の時閉まる弁を付けるのだが、これには松岡が以前見つけた皮を使う。
続いて空気を押し出す仕切り板だが、密閉性が必要。これには以前国分が見つけてとっておいた動物の毛皮を付けることにした。仕切り板に取っ手を付ける。
ここまで二人の息も合い順調そのもの。
最後は釘をたくさん打ってフタをして完成!風送り実験も成功した。
次に、ドラム缶の窯にフイゴから空気を送る送風管だが、これは竹を使った。
さあ、いよいよ貝を焼く段だ。貝は一斗缶に入れて薪の上に乗せる。
薪に火を着けフイゴの取っ手を押した。
勢いよく火が燃える。フイゴの効果抜群だ!
と、思う間もなく、送風管=竹の管の先が燃えた。突っ込みすぎだ。
新しい竹の節を抜き、ドラム缶の下の穴に浅く差した。
今度は大丈夫!次々に風を送り続けて、しばらくして一斗缶をあげると、貝は真っ白になっていた。
石灰完成!!

これで、土、砂利、石灰がそろった!

いよいよ三和土をこね、水路造りとなるが、その道のりは、実に舟屋まで270m!

しかし、不屈の闘志で、TOKIOはこれをきっと造り上げるにちがいない!
乞うご期待!

2016年1月24日夜7時・日本テレビ系「ザ!鉄腕!DASH!」2時間スペシャルより

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TOKIOが開拓に挑む無人島・DASH島〜南側砂浜で謎の足跡発見!何の動物なのか? [DASH島]

DASH島で開拓に着手して4年目の正月を迎える。
舟屋造りからトロッコ線路の敷設、水路造りなどを行ってきたが、2014年の台風でやられた砂州のもろい地点で石橋造りプロジェクトを始め、ついに石橋を完成させたTOKIO。そして、その石橋の上にトロッコ線路を敷き復旧させることができた。次の目標は水路を舟屋まで伸ばすことだが、新年、大きい島の南東にある砂浜で妙な足跡を発見したので、島の安全のためにも、この足跡を残した謎の動物を探ることになった。

DASH島図-2.jpg

砂浜で足跡発見!謎の動物を追って山中へ

新年のある日、大きい島の南東にある砂浜を探索していた城島、山口、松岡に、スタッフが「ちょっと見てほしい」と言ったのでついて行くと、新しくできた大きな足跡があった。足跡の大きさは約16cmと城島の手の平とさほど変わらない。
DASH島で一番大きなほ乳塁といえばウサギだが、足跡はそれよりずっと大きい。
考えられるのは、シカ、イノシシ、クマなどだが、足跡の形はどれとも違う。
海を泳いで外から来たか?それとも元々島にいるのか?というのもTOKIO&スタッフがこの島に足を踏み入れたのはまだ3割程度だから。
いずれにせよ、島の環境・生態系に悪影響を及ぼしたり、突然出会って襲われる危険性もある。

なので、この足跡の主=謎の動物を追うことにした。

足跡は砂浜から山裾の竹薮の手前で消えていた。
装備を整え、竹藪の中へと入り、探索を始めた城島、山口、松岡であった。
3人は、獣道、食べ跡、フン、爪痕などが残ってないか、跡を追う。
竹薮をしばらく進むと、
「なんだ、何か掘ってる」と城島が発見。
松岡「タケノコ掘ったのかな」
山口「自然の穴じゃないね」
城島「タケノコ剥いてへん?」と今度は竹の皮を見つけた。
この竹薮は海岸などに群生するメダケ。細く、主に竹細工に利用されるが、タケノコは苦いため食用には不向きだという。
「掘るのはイノシシくらいしかいないでしょ」と山口。
「クマも掘る」と松岡。ヒグマは肉食だが、ツキノワグマは草食中心だ。タケノコも皮をむいて器用に食べるらしい。
さらに進むと、マムシグサの実がはがれて倒れているのを松岡が見つけた。これの赤い実は人間が食べるとノドに激痛が走るという毒をもっているとのこと。
山口「食べたのかな?」
もっと上に登ると、城島が土を掘った跡を見つけた。しかし食べ物を食べた痕跡はない。
すると「平らなところを作って寝たわけでしょ」と山口が言い出した。
クマなどは虫を落とすため土に転がる習性がある。
さらに近くの木には幹の皮がはがされたものがあった。やはりクマなどは樹皮をはいで食べる。またイノシシも牙を研いで木の皮がはがれることもあるという。
このすぐそばにはキノコを食べた跡も見つかった。城島が臭いをかぐと、
「くさっ!」おへそみたいなニオイだという。山口は「自分では嗅げないところ」と笑う。
(あとで調べたら、ヒラタケが腐ったものらしい)

さらに山の上へと登ると、2年前に探ったつぶれた家の跡に出た。ここには水槽があり、動物がいるとしたら、この水を飲んでいるかもしれないと、山口らは推測した。
「この向こうにもうひとつ小屋がある」と山口。「雨風しのげるし動物が潜むかも」
そこにたどり着いた一行は、小屋を探ったが、大型動物がいる痕跡も気配もなかった。

さらに未踏の道を登ると、石垣が崩れていた。天変地異で崩落したものだろうが、3人には思い当たる節があった。以前、ちょうどこの石垣が崩れた下の方、山裾の岩場で、3人はイノシシの骨を見つけていたのだ。だが今追っているのは、新しい痕跡で、この骨の主ではない。
イノシシなのか?イノシシだとしたら、出くわすことさえ気をつければ、草食なので共存可能。
しかし、肉食らしい痕跡を城島が見つけた。崩れた石垣の手前で鳥らしきものの羽や骨があったのだ。

肉食動物か?

以下次回のDASH島に続く。

2016年1月24日夜7時・日本テレビ系「ザ!鉄腕!DASH!」2時間スペシャルより

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