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DASH島に溶鉱炉を!〜山口が台船で、城島が重機で、耐火煉瓦1万個をDASH島に荷揚げ! [DASH島]

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DASH島で開拓に着手して4年目。
舟屋造りからトロッコ線路の敷設、石橋造り、そして森の井戸から船屋手前までの水路造りを2年半がかりで完成させたTOKIO。
今度は島内の不要の鉄製品を溶かして再生する、製鉄プロジェクトを立ち上げた。

耐火煉瓦を島に揚げる

「韮山反射炉」型の炉をDASH島に造るため、耐火煉瓦作りを岡山県備前市で行ったTOKIO。
これらの耐火煉瓦をいよいよDASH島に運ぶことになった。
岡山から瀬戸内海を渡ってDASH島まで、台船の舵を握るのは一級小型船舶操縦士の免許を持つ山口だ。
山口「初めての感覚だよ。舵が重い」
城島「量がすごいからね。30t(3kg×1万個)やから」
1万個もの煉瓦を運ぶため、台船もこれまでの21mから36mの大きさに替えていたから、操縦も大変なのだが、この日は晴天で海は穏やかだった。
DASH島に近づいた。荷揚げするには、なるべく反射炉建設現場の近くの浜が良い。
山口「あの辺だね」
浜辺に直接接岸した。これには専門の誘導員が山口に指示を出していたのだが、それとは知らない浜辺で待つ松岡もこっちこっちと口笛を鳴らしていた。
見事接岸なった台船の舳先が倒れて荷揚げ用のスロープになる。これを伝って松岡が乗り込んだ。
松岡「ええっ!30tって30000kgだよね!」と量に驚く。

今度は重機で煉瓦の荷を浜に降ろすのは、重機歴15年の城島の仕事。船から直接陸に運ぶのは法令上禁止されているので、吊り上げたブロックを一旦スロープに降ろして、重機は浜に上陸、ここからスロープのブロックを吊って浜に降ろすという作業になる。
これを繰り返すわけだが、そうこうしているうちに、
松岡「潮が満ちてきたよ」
耐火煉瓦が濡れると危険だ。水分を含んだまま炉に使用すると、水蒸気爆発のおそれもあるらしい。
城島「どこに置くかやね」
海水を避け少しでも浜の上に置いた。
松岡「46にもなると顔つきが違うね。真剣にこれで食っていこうって顔」
松岡が言うように城島の顔は真剣そのもの。
山口「若いの育てる世代だから」(笑)

こうして潮が満ち陽が傾きかけたが、ペースをつかんだ城島の作業の手は緩まない。いつしか城島の背中に後光が差していた。


以上、2017年1月22日夜7時・日本テレビ系「ザ!鉄腕!DASH!」より

【ザ!鉄腕!DASH!公式HP】http://www.ntv.co.jp/dash/


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DASH島に溶鉱炉を!〜岡山県備前市で耐火煉瓦を造る [DASH島]

DASH島で開拓に着手して4年目。
舟屋造りからトロッコ線路の敷設、石橋造り、そして森の井戸から船屋手前までの水路造りを2年半がかりで完成させたTOKIO。
今度は島内の不要の鉄製品を溶かして再生する、製鉄プロジェクトを立ち上げようとしている。

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耐火煉瓦造り

お手本になる「韮山反射炉」をDASH島に造るには、カマド跡のレンガが耐熱かどうかだ。
山口と城島は、島レンガを組んで、フイゴ(三和土のときに作った)で燃やして、1000℃にまで上げた。そうしたら、一番温度が高いところのレンガにヒビが入った。
山口「これは耐火煉瓦じゃなかった」
城島「反射炉を造るには、まず耐火煉瓦作りからやな」

というわけで、城島は岡山県備前市を訪れた。ここの「備前焼」は粘り強い良質な粘土で造られる赤褐色の割れにくいのが特長。この町にある「三石耐火煉瓦株式会社」(創業128年)では100種類以上の煉瓦が1日で40トン造られている。耐火煉瓦は主に蝋石を原料に造られる。蝋石は、備前、五島列島(長崎)、庄原(広島)などが主な産地で、DASH島では見たことがない。
三石の人に、韮山反射炉を元にDASH島用にと菅野さんが書いてくれた設計図を見せる。
これを造るためには1万個(30トン)の耐火煉瓦が必要だとのこと。
そこで城島は備前の窯元を回った。そこには不要となった耐火煉瓦があったのだ。窯元から不要煉瓦をいただき、さらに「株式会社大平」という煉瓦など耐火物の材料を販売する会社で大量の古煉瓦をいただいた。この時は城島自ら重機を運転して煉瓦をトラックに積んだのだ。

こうして集めた煉瓦を「株式会社大平」内の煉瓦クラッシャーで砕き、フレットミルという機械で粉砕・磨り潰していく。
そして再び「三石耐火煉瓦株式会社」に。ここで磨り潰した煉瓦粉に粘土粉を混ぜ水を加えて「混練機」にかける。これをプレス機で成形するのだが、生産ラインの機械はフル稼働中。城島が使わせてもらったのは特注品用の古いプレス機。メインの全自動と違って手動でやらなければならない。何とかコツをつかんでせっせと作業する城島。
「この煉瓦造りの気持ちだけは、誰にも譲れんが」とダジャレを飛ばした。
46年を迎えたプレス機と46歳を迎えた城島の心はいつしか通じ合ったのか、規定通りの寸法の煉瓦が次々と出来上がっていく。
城島は翌日の早朝番組(テレ朝)のため東京へ。あとはADの足立くんと佐藤くんにバトンタッチした。
残り9680個を造るために。


以上、2017年1月8日夜7時・日本テレビ系「ザ!鉄腕!DASH!」より

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DASH島に溶鉱炉を!〜世界遺産・韮山反射炉を参考に製鉄プロジェクト立ち上げ [DASH島]

DASH島で開拓に着手して4年目。
舟屋造りからトロッコ線路の敷設、石橋造り、そして森の井戸から船屋手前までの水路造りを2年半がかりで完成させたTOKIO。
今度は山口が音頭をとって、製鉄プロジェクトを立ち上げようとしている。

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山口、伊豆韮山反射炉へ行く

DASH島には、あちこちに鍋や車輪などの金属製品のクズが落っこちている。これらを溶かせば新たな漁具や農具となるだろう。さらに舟のスクリューはもちろん、大型船や鉄道など夢は広がる。
DASH村でも金属を溶かして鋳型に流し込んで鐘を作ったり、登り窯を造ったりした経験があるTOKIOだからこその溶鉱炉造りという発想なのだろう。
煮炊き場跡にレンガがたくさん残されている。これを使ってDASH島に新たな溶鉱炉を作ろう。
場所は島の南側の浜がいい。大きな岩がむき出しになって、丸い石がゴロゴロしている。ここなら森林に影響なく製鉄ができる。
山口、国分そして城島が石をどかしてみたら、砂地だった。ここを整地して5〜6mの煙突がある炉を作ろう──プロジェクトは決まった!

お手本になるのが、世界遺産に登録された「韮山反射炉」。
というわけで山口は静岡県伊豆の国市にある韮山反射炉にやってきた。
この構造を教えてくれるのは、鋳造技術者の菅野利猛(61)さん。地元の鋳造所で働きながら韮山反射炉を研究し、世界遺産登録へと導いた人だという。
反射炉は簡単に言えば、高い煙突から煙がどんどん上昇することによって、下に開けられた空気取り入れ口から空気が勢いよく入り込み、炉内の温度を上げる、という仕組み。炉内はドーム型になっており、燃料の火はドームの壁に当たって跳ね返り、材料の鉄を溶かしていくということから「反射炉」と名付けられたらしい。

仕組みはわかった。これをDASH島に造るには、カマド跡のレンガが耐熱かどうか試さなければならない。
島に戻った山口は、城島と島レンガを組んで、フイゴ(三和土のときに作った)で燃やして、1000℃にまで上げた。そうしたら、一番温度が高いところのレンガにヒビが入った。
山口「これは耐火煉瓦じゃなかった」
城島「反射炉を造るには、まず耐火煉瓦作りからやな」


以上、2016年10月30日夜7時・日本テレビ系「ザ!鉄腕!DASH!」より

【ザ!鉄腕!DASH!公式HP】http://www.ntv.co.jp/dash/


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海に飛び出せ! 帆船で外海にくり出した国分、城島、山口は隣島まで行けるか? [DASH島]

DASH島で開拓に着手して4年目。
舟屋造りからトロッコ線路の敷設、石橋造り、そして森の井戸から船屋手前までの水路造りを2年半がかりで完成させたTOKIO。
今日は帆船で海へくり出そうと、城島、山口、国分の3人がDASH島に集まった。

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帆船で島の外へ繰り出す

この日は秋の長雨のあと、絶好の好天に恵まれた。
上陸以来、開拓の役に立ったものの一つは舟。釣りやイワガキの採集、運搬などに力を発揮してきた。
しかし沖から遠くへに行くためには不十分。そこで国分はトタンの帆をつけたが、沖に出たトタンに崩壊。次に布の帆をつけたが強風に煽られるだけでコントロールを失い失敗。今度こそと、国分は折りたたみ式の帆を完成させた。「バカ船長」「雇われ船長」と仲間に嘲笑されながらも頑張った。
山口は頑丈な舵台を作った。
これだけでは不十分と、山口の発案で「アウトリガー」(舟の安定性を増す浮き)を装着しようということになった。舟の左右に張り出したアウトリガーがあれば、強い横風を受けても転覆しないで済むからだ。浮きの材料は浜の漂着物でブイがある。これを取り付ける棒は、やはり流木で、曲がったもの。曲がった棒なら浮きを常に水面につけた状態(安定する)で航行できる。3人はこれを2連取り付けた。
国分「これは期待できるね。食料だけはいっぱい積んどけ。長旅になるぞ。港に着いたら女がいるから」
と船長気取りで盛り上がる。
国分船長「野郎ども、準備はいいか!?」
みんな「オー!!」
国分「出航だー!」とロープを切った。
水深が深くなったら舵を入れる。
山口「おっ!舵きいてるね」
国分「帆をおろすぞ」
たたんでいた帆をおろした。
国分「今日はいい風だよ」
城島「ちょうどいい、ちょうどいい」
山口「アウトリガー、全然揺れない。うまいこといってる」

帆船は湾から外海(といっても瀬戸内海の中だから内海だけど)へ。洲の沖に出れば北風を受けてぐいぐい走ることができる。
いい風受け、アウトリガーのおかげで安定した走行に。
国分「これ、大成功じゃない」
山口「いい感じ」
国分「よーし、今日は今まで行ったことない所まで行ってみようよ」
山口「行っちゃう?」
城島「オーケー!」
帆船は外海に出てぐいぐいと進んだ。
城島「あの岩より向こうは行ったことがない」
これまでは島周辺に限られていた舟だが、こうして外海に出られるようになれば、漁場に行き着き大漁のチャンスもできる。イルカなどとの新たな出会いもあるだろう。反面、サメなどとも出会うことになる。いずれにしても島と島周辺の開拓は、舟なしではできないのである。
沖に出てしばらくすると風が強くなってきた。
「みんな落ち着けー!」と叫んで帆柱を抑える国分船長。
「大丈夫だー!」と船長はアウトリガー効果を確認した。
気がつけば島からかなり離れている。
「だいぶ来た」
DASH島から1.5kmの地点まで来ると波の高さが違ってきた。
「向こうの島が近づいてきた」と城島。
すると、ミシッ!
国分「あれ、なんかミシッていった?」
山口「風が強い」
国分「やばい!これ折れるんじゃない?」と城島と二人で帆を支えた。
かなりの風を帆が受けていた。
「畳め畳め」と山口が言ったので、帆を畳んだら安定した。
山口「いいよ、アウトリガー大正解」
舟は単に漂うだけとなったが、強風にも高波にも耐えている。

しばらくすると、波間にマネキンの首を発見。
国分「いま助けに行きます!」と寄ろうとしたが、強風で動きが取れない。
国分「やばい!うちらが危ない!」
城島「いずれ助けに行きます!それまで頑張ってください!」とマネキンに声をかけ、この場はあきらめることにした。
しかし、マネキンの首は潮の流れに乗ってDASH島へ向かっているではないか。
「行けそうだ」と判断した山口は思いっきり舵を切って、その潮の流れに船首を向けた。
国分「島へ帰るぞー」船長の掛け声で、今度は島までの2km、手漕ぎで戻ることにした。


以上、2016年10月9日夜7時・日本テレビ系「ザ!鉄腕!DASH!」より

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DASH島の水路工事〜井戸から船屋までの500mの水路がついに完成!!5人勢揃い [DASH島]

DASH島で開拓に着手して4年目。
舟屋造りからトロッコ線路の敷設、水路造り、石橋造りをやり遂げたTOKIO。
その石橋の上にトロッコ線路を敷き復旧させた。次の目標は水路を舟屋まで伸ばすことだ。

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森の古井戸から船屋までの500mの水路完成間近

森の古井戸から船屋まで水を引こうとの計画、水路計画は2年半前に始まった。
井戸から木樋で木を壊さず森を通した。森から浜へ出る70mを7ヶ月要した。
しかし、浜から船屋までの洲の部分は、波と風をまともに受けるゾーン。しかも長い。
途中、石橋造りで洲を強化し、トロッコ線路を通してから水路作り再開となった。
TOKIOは、試行錯誤の末、三和土(たたき)を採用、三和土樋をU字にし、石橋の端まで徐々に低くして水路を通す作業に着手。線路端に水路を築いた。土と石の水路だけに波風に耐えるだろう。

森の木樋から三和土樋へのつなぎは高低差1m以上あるので、これで勢いをつければ水は流れる。
ただ、問題は、三和土樋は石橋の手前、このあと、あと約150m、船屋までどう通すか?
トロッコ線路の右側に水路を築いたが、船屋は左側にある。線路を越えなければならない。
しかし線路をどの位置でまたごうと、上を通るトロッコとぶつかってしまう。
そこでTOKIOは、水路を線路の下にくぐらせることにした。
ただ、木樋の高さは15cm、線路の下は7cmの隙間しかない。
ならばと、松岡主導で線路の下の石をどけて木樋が通る高さを確保しようと、
城島「松岡働くね」
松岡「だってオンエア見たらオレ喋ってるだけだから」(笑)
こうして20cmの木樋用の溝を作った。
山口は、線路下通過用の木樋を作った。
木樋は線路にぴったりとくっつくように斜めにスリットを作ったのが山口の工夫。
木樋の下には再び石を敷いた。
三和土の水路と木樋のつなぎは角度がつくので、山口が岩手県久慈で学んだ向きを変える工夫=角を広げる方法(幅を広げることで水の勢いを弱める)で“棟梁”山口が特製の角度変更樋を作った。

石橋(船橋)の先、水路は延びる

あとは柱の土台の上に木樋を乗せて延ばしていく作業だ。
水路は石橋(船橋)を越えた。
松岡「ついに東京に入ったね」
山口「まだ浦安じゃない」(笑)

数日後、今度は城島と長瀬が島に来て、水路(木樋)の延長作業を行った。
水路は石橋から約20m延長した。
城島「残り約100mぐらいかな」
長瀬「それでこの高さってことは(かなり低くなってるので)間に合うのかな」
すでに地面から60cmの高さしかない。相当ゆるやかな傾斜にしないと船屋に着く前に地面についてしまう恐れがある。
城島「目で見てわからんぐらいの角度でさげていかんと」
こんな時役に立つのが2年間使った道具=江戸時代に水路の測量に使った水準器がある。水を張った盥(たらい)に木の器具(鍋ぶたに物差しとなる木枠をとりつけたもの)を浮かべれば、盥がどんなに傾いても水平がわかるのだ。これは主に山口が使ってきたが、この日は長瀬が見る。
長瀬「まだまだ高い」と城島に指示。長瀬独自の方法で水平を割り出したようだが、手で木枠を押さえてて大丈夫なのか?本当は手を離して浮かべるものなのだが…
城島「江戸時代の昔からやってる方法を変えたね」
長瀬「歴史を変えた。あとは水を流してみないとわからない」
長瀬はバカなのか天才なのか?ちょっと不安を残しながらも水路はどんどん延びていった。

5人勢揃いでリゾラバのゴルフ

それから数日後、ひさしぶりにTOKIOの5人がDASH島に勢揃い。
そこで水路工事の手をしばし休めて、夏恒例の「リゾラバ」を楽しむことになった。
去年は棒倒しゲームで松岡が負け、罰ゲームとして漂着ブラジャーを着たことは記憶に新しい。
今年は流れ着いたゴルフボールでゴルフ対決となった。
結果は、1位松岡5打、1位山口5打、3位国分6打、4位長瀬7打、5位城島8打。
というわけで城島が負けで、罰ゲームはわけのわからない漂着物のビンを開けること。
恐る恐る開ける城島。フタを開けるとガスが抜けたようだったが、中身がどんどん増えてきた。
フタを閉めて撹拌すると今度は中身が減ってきた。
でんじろう先生に聞いたらとの国分の言葉に、先生に聞いてみると、「発酵しガスが発生→液体に閉じ込められていた状態からフタが開けられガスが抜けると→発泡し量が増える→撹拌→残りガス発生→泡を押し込む─といった可能性が大きいと思います」

ついに水路500mが完成!/城島が行水

TOKIOの5人は水路造り作業に戻った。
水路はすでに船屋の屋根が見える位置まで迫っていた。
杭を打ち込んでは木樋を乗せていく。5人が力を合わせるから作業は早い。船屋は防風林のすぐ向こうにまで迫ってきた。水路はついに防風林がある土手の高さまで下がっていた。
「ここからは森を抜けて船屋まで通すしかないね」と山口。
城島「密集して向こうが見えへん」
長瀬「隙間がないもん」
密集している枝葉が防風林として船屋を守ってくれているのだが、水路を通すには邪魔になる。かといって木を切れば一部防風林の役割が失われる。
そこで防風林の中に向こうまで通じるトンネルを見つけたので、ここを通せないかとみんなで協議。
松岡「竹は?スズメバチの駆除の時使った長い竹がある」
それは11mの竹だった。これを樋にするため半分に切る。そして節を取る。
松岡「懐石料理の器みたいだね。次のサミットがここになっても大丈夫だね」と相変わらずジョークを飛ばす。と言ってる間に竹樋が完成。2本で20m。防風林の木を切ることなく竹樋がつながった。
森を抜け竹樋の先が砂利道の上に突き出した。

船屋には届かなかったが、これでよしとしようとTOKIO全員納得。
城島が漂着のドラム缶を竹樋の下に置いた。
城島「これで受けよう」
山口「一応こんな感じで」
ついに全長500mの水路が完成した瞬間だ。
長瀬「流してみますか」

森の古井戸から森を抜け、洲を通り、線路を越えて築き上げた水路がつながった。
はたして水は流れるのか?
見届けてくれるのは、木の師匠・澤口さん、石の師匠・藤本さん、三和土の土の師匠・纐纈さんの3人。
山口が井戸へ行き水をくみ上げる。松岡は中継地点のポンプ担当だ。国分は浜辺の木樋から三和土樋の中継地点、その150m先の三和土が終わる地点に長瀬が待機。そして船屋前には城島が待機。
「行くよー!」との山口の掛け声がこだまし、水が流された。
山口はそれを追う。その間スタッフが水をどんどん流す。松岡のポンプのところまで来た。せっせとポンプを押す松岡。水は橋を渡った。松岡はあとはスタッフに任せ水を追った。三和土へ落とす地点ではドンときた。
石橋手前木樋に変わる地点の方向変換も順調だ。水は石橋を越えた。
しかし、ここからの木樋が問題だ。長瀬の測量による勾配がどうなのか?水は流れるか?
「来たー!」と叫ぶ長瀬。水は流れた。あとで測ったら勾配は1mにつき0.5mmだった。野生のカンが見事に緩やかな傾斜を作り出していたのだ。つまり長瀬は天才?ということになる。
木樋が終わり防風林を抜ける竹樋を通って水は順調に流れた。
そしてついに船屋手前のドラム缶に水が達した。

水路貫通!

ドラム缶へ水は流れ、わずか2分ほどで満ちてしまった。
だが、なぜかドラム缶の前で城島は裸になった。
城島「真夏の行水」と言っておもむろにドラム缶の中へ。水は真夏の太陽に照らされ温水になっていたのだ。
そこへ他のメンバーがやってきた。
国分「あはは、またやってる。リーダーがお風呂入るために2年」
長瀬「水がたどり着いた喜びが、これで消えてしまった」
松岡「水的にはきれいな水だよね」
城島「水が安定すると水温が下がってきた。冷たい」
長瀬「でも出ちゃだめだよ。出ちゃうから」(笑)
松岡「ダメダメ、ホントに出てる」
と言いながら盛り上がる5人だった。

以上、2016年9月11日夜7時・日本テレビ系「ザ!鉄腕!DASH!」より

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DASH島の水路工事〜山口、松岡が浜辺のテングサからところてん作り/水路はついに難所を乗り越えた [DASH島]

DASH島で開拓に着手して4年目。
舟屋造りからトロッコ線路の敷設、水路造り、石橋造りをやり遂げたTOKIO。
その石橋の上にトロッコ線路を敷き復旧させた。次の目標は水路を舟屋まで伸ばすことだ。
TOKIOは、試行錯誤の末、三和土(たたき)で造る水路工事を再開、三和土樋をU字にし、石橋の端まで徐々に低くして水路を通す作業に着手。少しずつ線路端に水路を築きつつある。

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打ち寄せられたテングサでところてんを作る

水路造りの作業の合間、山口と松岡が浜辺に出た。見ると白い帯のようになっているのがある。潮が引いた浜辺の斜面にびっしりと。
松岡「これ、子どもの頃よく食べませんでした?」
山口「テングサ?」
テングサは心太(ところてん)や寒天の原料として知られる。
松岡「本当は赤いんだけど、波で何回も叩かれているうちに、自然に揉まれてるから白い」
DASH村でも赤いテングサを水で揉む作業をよく行っていた。揉むと白く変色し海藻の臭みが消える。
DASH島では、波でちぎられたテングサが浜辺に流れ着き、潮の満ち引きで揉み洗いされ、石の浜で自然乾燥し、白くなっていったのだ。
松岡「これ採ったら食べられるかもよ」
山口「島テンだね」
松岡「なるべく白いものを採って」
採集の途中で山口が見つけたパイナップルの葉っぱがまだ生きているので、水に浸けておくことにした。

二人は船屋に戻り、ところてん作りを始めた。
松岡「石灰がついているから砕いてから」
テングサには石灰藻というのが付着しているので、木槌でこれを叩けば落ちる。
ドラマー松岡がここでは大活躍。
次に煮沸した井戸水で洗い、鍋の中で約1時間煮る。汁を布で漉し、冷やす。

冷やしている間に二人は、ウナギなどを捕る仕掛け「筌(うけ)」を利用して、心太突きを作った。
冷えて固まった心太をこれに入れて突くと、ぐにゃぐにゃ。しっかりと固めるには常温で6時間以上冷ます必要があった。まだ早かったのだ。
二人は、これでいいよと、ぐにゃぐにゃの心太を試食。関東は酢醤油、関西は黒蜜で食べるが、無人島にはないので、そのまんま食べた。
松岡「食べたことあるぞ」
山口「ところてんじゃん」
松岡「涼をとるにはこういう食べ物ってのがわかる。でも島でところてん食べられるとは思わなかった」
山口「これで夏(涼をとるのに)いけるね!」

水路をついに石橋まで伸ばした

水路作業に戻った、山口と松岡。
水路は作業開始から9ヶ月、石橋のすぐ近くまでさしかかっていた(残り12m)。
山口「けっこう低いね。土台を組む高さ的にはギリだね」
松岡「ちょっと乗っけてみようよ」
山口「これだと、小さい石にすると弱くなるし…」
最初は1mあった土台も傾斜をつけたので、現在は15cmに。
山口「三角形の石で締めるようにするしかないね」
これは線路工事の時に黒部の保線の専門家に教わった「キャンバー」という方式だ。くさび形の板を組み合わせて高さ調整を行う。これを水路に応用すれば、高さ調整にもなるし、強度もあるというわけだ。
重さ50kgの樋とこの三角土台を三和土で固定、これで波に流されることもないだろう。

こうして二人は石橋まで水路を伸ばすことに成功した。
石橋の先は波風の影響が少ないので、木樋で大丈夫だろう。
あとは乾かして、実際に水が流れるかどうか実験する。

1週間後、城島と松岡が島に来て、三和土の水路に水を流すことに。
はじめは水の勢いをつけるため傾斜を強くし、その後ゆるやかにした三和土の水路に、水はちょろちょろと流れていく。測量は合っていそうだ。
スタートから6分、最後の石橋の地点まで、流れ着いた水。
城島「来たー!」
松岡「あったかい、温泉みたいだ」
炎天下なら湯沸かし器になりそうだ。
城島「すごいきれいだ水」
松岡「兄いに教えてやらないと」

これで、最大の難所の洲の部分を乗り越えた。

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DASH島の水路工事〜山口、松岡がU字樋&土台造りを進める! [DASH島]

DASH島で開拓に着手して4年目。
舟屋造りからトロッコ線路の敷設、水路造り、石橋造りをやり遂げたTOKIO。
その石橋の上にトロッコ線路を敷き復旧させた。次の目標は水路を舟屋まで伸ばすことだ。
TOKIOは、試行錯誤の末、三和土(たたき)で造る水路工事を再開、三和土樋をU字にし、石橋の端まで徐々に低くして水路を通す作業に着手。少しずつ線路端に水路を築きつつある。

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三和土作りの裏技を教わる

最も風雨にさらされる洲の部分の水路には、風雨に強い材料である「三和土」(粘土・砂利・石灰を混ぜて作る)を使い、U字型の樋とし、その土台は石を組んで造る。石が足りなくなったので愛媛県北宇和郡鬼北町の石工藤本さんと奥本さんの協力でホルンフェルスという石を調達して、石の心配がなくなった。
これが前回まで。
今回は、山口と松岡がこれらの石で土台作り、三和土で樋作りに励む。
土台は31個目へ。二人は材料をかき混ぜることから始めた。
松岡「なかなかの作業だね。これ大変だわ」
三和土(たたき)は、島で調達した粘土、砂利、石灰(貝殻を焼いてつくる)を混ぜ合わせなければならない。毎回手作業で満遍なく混ぜるのは、
山口「大変だなー」
これを見て、左官職人の纐纈さんがアドバイス。
「もっといい方法があります。二人で練るんです」
それは古くから伝わる方法で、2人でムシロの両端を持って、中の材料を混ぜ合わせるというもの。女性でも出来るほど楽にできる。
ここにはムシロがないので、以前城島がヨモギ療法で使ったシートを松岡が持ってきた。
これへ材料を入れ、持って混ぜ合わせる。
松岡「あっ楽!」
纐纈さん「シートの上から踏みつければ塊がとれるでしょ」
水を注いで踏んでいけば、すいすい三和土ができる。
纐纈さん「交替に、歌でも歌いながら」
松岡「呑めと言われて素直に呑んだ〜」(浪花節だよ人生は)
山口「細川たかしさん?ご本人には悪いけど古いな」(笑)
松岡「(ところで)混ざってる」
纐纈さん「クワでやるより楽でしょ」
力が入らない上によりきめ細かくできるから、作業能率が上がる。
松岡「今もうここまで来たんですけど(土台30個)、早く教えて欲しかった」(笑)
纐纈さん(笑)

土台は31個目を造り、U字樋を乗せる。U字樋とU字樋の継ぎ目は三和土で埋めて、凹凸がないように仕上げていく。
二人の仕事ぶりを見た纐纈さん「うまいもんですよ」と言いながら、最後は自分のコテを入れて直さずにはいられなかった。
山口「この調子でやっていけば大丈夫でしょ」

こうして水路は着実に延びていき、ついに50本目へ。これで線路脇の工程は半分まで来た。
傾斜はだいぶ低くなり、土台も小さくなっていく。ただ問題は道が狭くなってくるということ。
山口「トロッコのぎりぎり横だ」
足場が狭く、これからが難航するかもしれない。
舟屋まであと200m。

以上、2016年8月14日夜7時・日本テレビ系「ザ!鉄腕!DASH!」より

【ザ!鉄腕!DASH!公式HP】http://www.ntv.co.jp/dash/


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DASH島の水路工事〜U字樋の土台に新しい石調達&船屋に昇降機「◯◯◯」を作る! [DASH島]

DASH島で開拓に着手して4年目。
舟屋造りからトロッコ線路の敷設、水路造り、石橋造りをやり遂げたTOKIO。
その石橋の上にトロッコ線路を敷き復旧させた。次の目標は水路を舟屋まで伸ばすことだ。
TOKIOは、試行錯誤の末、三和土(たたき)で造る水路工事を再開、三和土樋をU字にし、石橋の端まで徐々に低くして水路を通す作業に着手。少しずつ線路端に水路を築きつつある。

DASH島図-2.jpg

石組土台の石が少なくなった

最も風雨にさらされる洲の部分の水路には、風雨に強い材料である「三和土」(粘土・砂利・石灰を混ぜて作る)を使い、U字型の樋とし、その土台は石を組んで造る。石は丸いのではなく角ばったものを海岸で拾ってくる。現場まで運ぶのが大変なので、投石機「ローリングストーンズ」を作り、作業現場付近へ石を集めて、水路造りを進めた。
これが前回まで。
今回はその海岸の角張った石がなくなってきたので、城島が一計を案じたところから。
残りの土台は97個で、DASH島の石の数は供給の限界となってきた。これでは水路を伸ばすことができない。
「ちょっと心当たり当たってみるわ」と城島が松岡に言った。

城島は愛媛県北宇和郡鬼北(きほく)町に住む石工・藤本さんを頼った。藤本さんは石橋造りで相当お世話になった人。その友人が石を譲ってくれるという。城島は藤本さんと一緒に同じく石工の奥山さんの元を訪ねた。
「ストックしてある余った石が出てる現場があるんで」と奥山さん。周囲を山で囲まれた鬼北町でがけ崩れ防止工事の際、石がたくさん出るのだが、それら余った石を町外れにストックしてあるという。
それらの中に水路造りにうってつけの石があった。
城島が叩いてみると金属的な高音がした。普通の石は鈍い音だ。
「これはホルンフェルスという石です」と奥山さん。
「ホルンってドイツ語で角」と藤本さん。
「割ったときにカドが角のようだからなんです」
「これ切れますよ」と城島は割った石をしみじみ眺めた。
3万年前、旧石器時代の遺跡から出土したもので、矢じりや斧に利用されていた、非常に硬い石だ。
これをDASH島の水路に使えば長い年月耐える土台となるだろう。そう考えた城島は、「好きなだけ持って行っていい」と言われ喜んだ。
こうなれば重機歴15年の城島が石をトラックに積んでいく手はず。
「シゲル行きます!」と機動戦士ガンダムの「アムロ行きます」を真似して重機操作に着手すること1時間、トラックを一杯にした。

これをDASH島に運んだ。

「これで石には困らない」と喜ぶ松岡とともに、水路作りを再開した城島。
作業の合間に、ビワの種やハマエンドウの種でコーヒー造りを楽しみながら、一歩ずつだが着々と水路造りは進んだ。

山口、松岡が船屋に昇降機を作る

「オレ近所の子供に怒られてさあ、すべり棒壊しちゃダメだよって」と松岡が笑いながら言った。
2年前に船屋に設置した、消防署などにある2階から1階に滑り降りる「すべり棒」。これを半年前、松岡がポールダンスをやろうとして壊してしまったのだ。
そこで山口は棒を外して滑車を取り出し、「昇降機を作ろう」と言いだした。
松岡も賛成して早速「カゴ」作りに取りかかった。

カゴは板4枚を並べて組み立てた。
滑車は梁からぶら下げる形で設置。
あとは重りをつけなければならない。
人(城島)の体重65kg+荷物7kg=72kgとして、72kgよりちょっと軽い重りなら、カゴはゆっくり降りていく。
そこで山口と松岡は、浜辺へ出て重り探し。途中いろいろな漂着物で遊びながら、二人は波打ち際にテーブルのような丸い板を発見。
「これはロープを巻きつけるドラムのワッパだね」と山口。「ざっと50kg」
「これ持って行こう」と言う松岡と船屋へ。

ワッパを重りにし、手動エレベーターの「昇降機」がほぼ完成した。
いろいろ試して、「まあ、荷物かな」と松岡。「でもオートマチックな感じはしたよ」
「この島では初めての動力を利用したシステム」と山口。


以上、2016年7月24日夜7時・日本テレビ系「ザ!鉄腕!DASH!」より

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DASH島の水路工事〜三和土の樋の土台作りに着手&投石機「ローリングストーンズ」登場! [DASH島]

DASH島で開拓に着手して4年目。
舟屋造りからトロッコ線路の敷設、水路造り、石橋造りをやり遂げたTOKIO。
その石橋の上にトロッコ線路を敷き復旧させた。次の目標は水路を舟屋まで伸ばすことだ。
TOKIOは、試行錯誤の末、三和土(たたき)で造る水路工事を再開、三和土樋をU字にし、石橋の端まで徐々に低くして水路を通すことにした。

DASH島図-2.jpg

水路用の石組土台を造る

古井戸から水路で舟屋まで水を引くのは、TOKIOにとって基幹工事だが、残り270mの最も風雨にさらされる洲の部分の水路には、風雨に強い材料である「三和土」(粘土・砂利・石灰を混ぜて作る)を使うことになった。試行錯誤の結果、三和土の巨匠・纐纈さんのアドバイスにより、新たな三和土水路(樋)の作り方が決定した。竹でU字型に枠を組み、そこに裏表2回に分けて三和土を塗っていく、という方法だ。これを150m分作る。
そしてこの水路は、波風に耐えるには、できるだけ高さは低い方が良い。石橋を目標にしてできるだけ低い水路にすることに決定し、測量して目印のブイも枕木に打ち付けた。

これが前回まで。今回は実際のU字形水路(樋)を置く土台造りだ。
城島、山口、松岡、それに三和土の巨匠、左官職人の纐纈(こうけつ)さんにも来てもらい、石組の土台を造っていく。この土台は四角だと波の影響を受け上の樋が破損する恐れがある。波の抵抗を和らげるには丸くした方がいい。これは山口が錦帯橋で学んだこと。
石を丸く組むには、長方形ではなく先の尖った石(三角形のような)がよい。それなら円形になるということで、どんどん進めた。丸く組んだら真ん中に小石を入れる。石と石の間には三和土を詰める。1段目を終えて2段目に。2段目は1段目の石とずらしてかませる。すき間には小石と三和土を詰める。このようにして30分で5段分を積んだ。石垣の目地の間に三和土を詰めていく。

こうして完成した土台は石30個、三和土20kg。「三和土の無駄使いかな」山口が言った。
そこで2つ目の土台は三和土を節約するために、石の間に小石を多く詰めることにした。
2つできたので、U字形水路を載っけてみた。ちょっと調整したらピタリと載っかった。
水を落したら、ゆるやかな傾斜に沿って流れる。大丈夫だ。
3つ目にとりかかる前に、「お隣さんの距離だよ」と松岡が言うように土台と土台の間隔があまりにも近いことがわかった。これでは土台の数を減らせない。
というわけで「つなぎの短い水路を作るか」となり、3つ目の土台へ。

「だんだん石がなくなってきた」城島が心配した。
見れば近くの浜の角張った石は使い果たしてしまったようだ。あとは丸い石ばかり。

投石機で水路の近くまで石を飛ばす

数日後、城島、松岡に長瀬が加わり、離れた浜辺へ角張った石の採取に出かけた。そこには崖崩れで落ちたと思われる角張った石がゴロゴロ。
「オレたちもこの石のようにとんがろうぜ」松岡が言った。「昔のように。今は丸くなっちゃってるから」
問題はこの石をどうやって運ぶか?水路の設置場所まで約300mもある。
松岡「地道に行きますか」
長瀬「靴ひもを結びながら」
3人は手で250m地点まで運んだ。口数も減り、感覚もなくなってきた。こうして半日、辛い重労働は続いた。しかし200個は運んだろうか。

「ここまで運んだけど、まだ坂道とかあって結構きついよね」長瀬が言った。「投げよう」
長瀬の提案は、昔の中国などの戦争で使った「投石機」を作って、坂を越えて水路近くまで飛ばそうというもの。テコの原理を利用したアレだ。
城島、松岡も同意して、流木や漂着物のヒモ、針金などで、作っていった。
舟屋造りで余った材木をテコ用に、オモリは枕木1本25kgを3本使用。
オモリの反対側にはヒモと網を取り付けた。この網に石を入れて飛ばそうというのだ。
まずは2kgの小さい石を網に入れて、投石機を試験した。
「3・2・1・GO!」長瀬がストッパーを外すと板が勢いよく上がり、遠心力で石は放物線を描いて目的地まで飛んだ。約40m飛んだ。まず1発目は成功だ。
「ほんまに目的地まで行ってるよ」城島が感心した。
「兄い(山口)来たらビックリするよ」と松岡。「何て兵器なの?これは」
「ローリングストーンズにしよう」と長瀬。

名称も決まったところで、では実際に使う石を飛ばそうということになって、推定約5kgの石でやってみたら、見事に失敗! 石の重さに絶えられず、支点で木が割れ、石は5m後方へ。
「ローリングストーンズ解散」松岡が笑わせた。
結局、最後は3人で手で運ぶことに。

後日、ローリングストーンズの改良はスタッフが行った。ADの足立君と大西君が、テコに足場丸太を使って、頑丈に組み直した。
再結成したローリングストーンズは、その威力を発揮!最強バンドの名に恥じぬ働きを示した。重い石でもなんのその、飛ばしに飛ばした。こうして飛ばした石は約200個。
しかし、造る土台はあと97個。気が遠くなる作業である。


以上、2016年7月10日夜7時・日本テレビ系「ザ!鉄腕!DASH!」より

【ザ!鉄腕!DASH!公式HP】http://www.ntv.co.jp/dash/


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TOKIOが開拓に挑む無人島・DASH島〜水路工事再開!木樋から石橋までの水路の目印を作る [DASH島]

DASH島で開拓に着手して4年目。
舟屋造りからトロッコ線路の敷設、水路造り、石橋造りをやり遂げたTOKIO。
その石橋の上にトロッコ線路を敷き復旧させた。次の目標は水路を舟屋まで伸ばすことだ。
今回TOKIOはいよいよ、試行錯誤の末、三和土(たたき)で造る水路工事を再開させようと準備に入った。

DASH島図-2.jpg

水路はできるだけ低く

古井戸から水路で舟屋まで水を引くのは、TOKIOにとって基幹工事だが、残り270mの最も風雨にさらされる洲の部分の水路には、風雨に強い材料である「三和土」(粘土・砂利・石灰を混ぜて作る)を使うことになった。試行錯誤の結果、三和土の巨匠・纐纈さんのアドバイスにより、新たな三和土水路の作り方が決定した。竹でU字型に枠を組み、そこに裏表2回に分けて三和土を塗っていく、という方法だ。これを150m分作る。

TOKIOは、この日、浜で石灰の原料になる貝殻を集める城島、松岡、山で粘土を調達する山口の二手に分かれた。さらに海岸ではスタッフが砂利を調達していた。

調達した材料で三和土を作り、それから水路を作るのだが、その前に、城島、山口、松岡は、トロッコ線路を見ながら、どういう水路にするか相談した。水路が波風に耐えるには、できるだけ高さは低い方が良い。線路を見れば、石橋までゆるく下っていて、そこからさらに下っている。
石橋を目標にしてできるだけ低い水路にすることに決定した。

そのために測量。
山口はとっておきの「水準器」を持ち出した。これは江戸時代に水路の測量に使われたもので、水を張ったタライに木で編んだ水準器を浮かべれば、どんな場所でも水平になるという仕組みだ。
これまでも水路の高さ調整に使ってきた。
目印は浜に流れ着いた漂着物のブイなどを使う。「水路の高さ=ブイの高さ」これを基準にする。
1個目のブイは一番低い石橋の上の線路に設置。ブイを棒につけ棒を枕木に固定していく。2個目のブイはそれより少し高く設置。3番目、4番目、5番目と20mで20cm高くなるようにした。
これを木樋の場所まで進めていく。

こうして木樋から石橋のヘリまで、ゆるやかに下がっていくブイの目印ができた。
しかし、そこにたどり着くまでにはかなりの労力と日数がかかることだろう。
それにめげずにTOKIOは進む。


2016年6月12日夜7時・日本テレビ系「ザ!鉄腕!DASH!」より

【ザ!鉄腕!DASH!公式HP】http://www.ntv.co.jp/dash/


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