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アクアラインの真下で「海の宝石」を探せ! 千葉・盤洲干潟は豊かで、とんでもない遠浅だった [DASH海岸]

東京湾を多様な生き物が棲める海へ

東京湾の工業地帯の一角にある横浜DASH海岸は、今年で7年目。さまざまな工夫を施して生き物たちを呼ぼうと努力した甲斐あって、工場に囲まれているとは思えない透明度の水を実現。環境が良化した結果、生き物たちも予想を超える種類が集まり、しかも繁殖している。

DASH海岸の「ゴロタ場」には生き物がいっぱい

2016年6月、城島、山口、それに海洋環境専門家の木村さんは、DASH海岸の「ゴロタ場」を調査した。
そこにはカニ類、エビ類がめちゃくちゃ沢山棲みつき、それらを捕食する魚類も多く集まっていた。
ユビナガスジエビ、トサカギンポ、チチブ…
この頃は大潮。魚が活発で大食いになるので、大きな魚もやってくるだろうと網を仕掛けた。

翌日網をあげると、魚がいっぱい。メバルだ。春先DASH海岸ではメバルの赤ちゃん(体長4cm)がたくさんいたが、今回かかったのは体長23cmと大型。
山口「デカイのが来たんじゃなくデカくなった。棲み着いてる」
城島「立派」

別の網にはナマズがかかっていた。
山口「ズーナマ先生だ!」
木村さん「ゴンズイです。キレイな海の岩場や砂地に棲んでいるんで、相当珍しい」
城島「水族館とかでちびっ子に人気の?あれこんなに大きくなるんですか!?」
海のナマズ、ゴンズイは子どもの頃は集団でひとつの大きな塊になって身を守っているが、大きくなると単独行動する。背ビレの前と胸ビレの所に毒針があるので触るのは危険だ。これは猛毒とのこと。

さらに網の中にはウナギがいた。体長10cmほど。いわゆるクロコと呼ばれる、赤ちゃんから大人への成長段階にあるウナギだ。
ウナギは日本から2500km離れたグァム島の沖で産卵をする。そこで産まれた赤ちゃんは6ヶ月かけて日本にたどり着き、成長する。このクロコもゴロタ場で成長したものと思える。

ヘドロだらけだった工業地帯の海に絶滅危惧種が続々と集まりつつあった。
木村さん「環境が悪くなれば生き物たちはいなくなるし、良くなれば集まってくる」
木村さんによれば、「海の宝石」と呼ばれているアオリイカも東京湾に姿を見せているらしい。

千葉・盤洲干潟で「海の宝石」を探す

別の日、山口と木村さんは「海の宝石」を狙い、千葉県木更津市のアクアラインの真下にいた。
ここは盤洲干潟といって関東最大の干潟。これがあるおかげで東京湾の自然は保たれたと、木村さんは言う。「ここがなくなっていたら東京湾は壊滅したでしょう」とも言う貴重な干潟で、その規模はDASH海岸の7000倍、14,000haという広大なものだ。干潮時には400m先まで歩ける遠浅の海岸である。
この干潟を案内するのは、木更津の漁師の実形さん。盤洲干潟で「簀立て(すだて)」という魚を追い込む漁法を行っている。沖合に3つの緑色の構造物が見えるが、あれが簀立て。かなり遠いが「歩いていきます」とのこと。
山口「帰りに俺たちが簀立てにはまってるってことないでしょうね」
実形さん「たまにあります」(笑)

さらに今回のロケに加わるのは、日本テレビの桝太一アナウンサー。東京大学学生・大学院時代に海洋生物を専攻し、盤洲干潟は大事な研究フィールドだったという。専門はアサリとアナゴ。アオリイカとは無縁だが、「力になる」と参加。これに対し『ZIP !』で共演している山口は、「桝くんだとロケ長くなるからなぁ」と失笑。

長い長い浜辺を歩いていると、ケーキのモンブランのようなものが砂地一面にある。
「これはタマシキゴカイのフン」と木村さん。さすが生物のことはよく知っている。近くのプニュプニュの透明のものが卵だという。
実形さん「きれいな水にしかいないんです」
この砂地の下を掘れば、ザクザクとアサリが出てきた。
木村さん「30年以上前には盤洲干潟も汚れてたんですが、漁師さんや地元の人たちの努力できれいな生き物の多い干潟に復元されてきたんですね」

途中、ワタリガニの脱皮する姿や、マハゼの赤ちゃんや、シマウシノシタ(舌平目の仲間)を発見。特にシマウシノシタは超レアで木村さんも東京湾で見るのは初めてだという。これを山口が見つけた。
実は見つけられたのは、この浜の透明度の高さからなのだ。
木村さん「アオリイカは目で見て餌を食べるので、これくらい透明度が高くないとダメ」

簀立てに近づくところにアマモの大群があった。10年前はなかったが、最近増えているとのこと。イネの仲間で光合成を行い海中に酸素を供給する、豊かな海の象徴だ。
アマモの中には、スズキの子どもがいた。アオリイカの大好物で、身を守るため保護色の黄緑っぽくなっている。
さらにタツノオトシゴの仲間ヨウジウオや世界最小のイカ、ヒメイカもいた。

一行はようやく簀立てに着いた。
桝「尋常じゃない遠浅ですねー」
簀立ては空想の火星人のような、あるいはクラゲのような形をしており、壁面に沿って泳ぐ習性を利用して、最後は丸まった小さな部屋に誘い込む。
まず見つけたのはダツ。体長1mもある。英名は「needlefish」で、針のように鋭いくちばしを持っていて、これに刺されると死亡する例もあるくらい危険なヤツ。沖縄では刺身や煮付けで食べられている。
次にいたのはアカエイ。これも1m以上ある。昔は東京湾(江戸前)でも食べられていたが、今は食べることがなくなり大増殖している。尻尾の付け根に毒針があり刺されると血圧低下、患部の壊死などが起こる危険な生物の一つ。
「私も2針縫って、人生で一番痛かった」と実形さん。
ホウボウもいた。高級魚で江戸時代は上流階級の食べ物だった。上質の白身である。
ドチサメも。山口が捕まえても凄い力で逃げる。昔から刺身、唐揚げなどで食べられてきた。

網の部屋を探っていると、ついにいた!
「海の宝石」アオリイカ。イカの王様。
山口「来たよ“宇宙ステーション”」
桝「他のイカと違うオーラがありますね」
山口「地球上のものとは思えない神秘的な感じ」
お店では1万円以上する超高級イカ。
キレイな海にしか棲めない貴重な生物が東京湾にもいた!
実形さん「食べますか?」
桝「そんなことできるんですか」
実形さん「できるんです」

というわけで、陸に上がってアオリイカをさばいていただくことに。さばくのは同じく漁師の岩崎さん。
岩崎さん「この目のアイシャドーがいいんです」
実形さん「この色が鮮度の証」
胴体は鮮度がいいと半透明。これを「イカそうめん」に。ただアオリイカは肉厚なので「イカうどん」ではある。
エンペラと呼ばれるヒレの部分(ナポレオンの帽子に似ていることから皇帝=エンペラー→エンペラとなった)と触腕は、イタリアン風に炒める。アオリは熱を加えても硬くならないのが特長とか。キモ、トマト、バジルと一緒に。

「イカうどん」は麺つゆでいただく。
山口「うわっうめー!もちっとして噛むと甘い。麺つゆが甘さを引き立てる」

「エンペラ・触腕のアオリイカ今の若者風」
山口「歯切れがいい。(一緒に)お酒でもいいし、米だね」
桝「キモの旨味が米を呼びますね」
木村さん「触腕のもちもち感と甘みがうまい」

桝「盤洲干潟の豊かさが学生の時以上にわかりました」
山口「こんなところが身近にあるんだから、もっと魅力に気づいて欲しい」
山口(実形さん、岩崎さんに)「これからもいい環境(いイカんきょう)を守っていただいて」
桝「城島さんがいないときは山口さんが(ダジャレを)」


以上、2016年6月26日夜7時・日本テレビ系「ザ!鉄腕!DASH!」からでした。

【ザ!鉄腕!DASH!公式HP】http://www.ntv.co.jp/dash/


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