北海道森町の「くりりんカボチャ」は何と糖度23.7の日本一極甘カボチャだった! [出張DASH村]
肉厚で水分をたっぷり含んでいる
高知ニラ
DASH村の経験を生かしてニッポンの農家をお手伝いする「出張DASH村」の今回の訪問先は、北海道は函館市の北隣の森町。北海道駒ヶ岳が背後にそびえる広大な畑を歩いているのは、松岡と長瀬。かぼちゃ農家の明井(みよい)さんをお手伝いにうかがった。
明井さんは日本一甘いかぼちゃを作っているという。
かぼちゃ畑に入ると、明井さんは大きいかぼちゃを一つ取って、
「“くりりん”という名前で、栗味系のかぼちゃなんです」
と紹介。これが日本一甘いかぼちゃ、なんだが、このままではそうならない。
“秘密の倉庫”で熟成させてからじゃないと日本一甘くならないそうだ。
「これが熟成させた“くりりん”です」とオレンジ色のかぼちゃを取り出した明井さん。
熟成すると水分が抜け軽くなる。
これを切って二つに割ると、
長瀬「うわっ、きれい!」
松岡「もう火を通したような色になってる」
明井さん「果肉の色が濃いでしょ」
明井さんにすすめられてかぼちゃを生で試食。
長瀬「見た目はマンゴー的な」
松岡「う〜ん、甘くてうま〜い」
長瀬「なんかメロンっぽい」
こんなに甘いんじゃ糖度はどのくらいなのか?と測ってみると、
何と! 23.7度!
一般的なメロンやマンゴーの糖度は15度なので、これはすごい糖度。
まさに日本一。
明井さん「最高糖度は30.5度を出しました」
そこへ奥さんが蒸したかぼちゃを持ってきた。
試食する松岡は、
「醤油と砂糖で煮てはじめてこの味になるんだけど、砂糖入れずにこれはすごい」
と絶賛。
奥さんおすすめはバターかぼちゃ。
食べて二人は、
松岡「お菓子だね!」
長瀬「美味い!」
と叫んだ。
なぜこんなに甘いかぼちゃができるかというと、それは収穫後に秘密があった。
一般的なカボチャは10日間ほど日陰で追熟させるが、“くりりん”は、
特別に造った45℃もある熟成倉庫に入れる。だが夜は外気温まで落とすという。
「昼と夜の温度差がでんぷんを糖分に変えるのに必要なんです」と明井さん。
つまり激しい温度変化を与えると、カボチャはより生命の危機を感じ、
でんぷんを糖分に変えるのだという。これを10日間続けることで、糖度は18〜20度に。
さらに25日熟成すると、外皮はオレンジ色となり、糖度はよりアップする。
水分が抜け甘みが増えると同時に栄養成分のカロテンが増えるため色が濃くなる。
つまりオレンジ色が全体に出たカボチャは高糖度の証しなのだ。
しかしそこまでオレンジ色になるのは、100個のうち生命力の強い2〜3個だけだとか。
これが“黄金のかぼちゃ”(糖度25度以上)として1玉6000円で販売されている。
糖度18〜20度のカボチャは“くりりん”として1玉1200円で販売されている。
また、糖度の高いカボチャの生産は土にも秘密があった。
松岡が気付いたのは、畑に貝殻があったこと。
明井さん「森町はほたての養殖もさかんで、貝の表面の付着物に270種類のミネラルがあることがわかり、これをもらって貝や海藻入りの肥料にしたんです。それを畑にまいたんです」
その結果、ミネラルをえさとする微生物が土中でそれを食べ、甘みの元でんぷんを沢山作り出す。
それがカボチャにため込まれるので甘くなるという。
明井さん「さらにうちでは海洋深層水を畑にまいています」
水深300m以上の海洋深層水はそれを食べる生物が少ないためミネラルが豊富。
長瀬「すごい試行錯誤してるんですね」
明井さん「それで、カボチャがのびのび健康に育つんです」
長瀬「オレらも明井さんに育ててほしい」(笑)
収穫は、「軸から栄養をもらっていたカボチャが十分完熟すると、“もう親からの援助はいりませんよ”と自らツルを枯らして栄養を拒否するんです」
松岡「日本男児もカボチャのようにならなきゃだめだね」(笑)
付け根が少しでも枯れれば収穫時。
「お父さんお母さんからの援助はいりませんか?」と長瀬はカボチャに問いかけて収穫していく。
「オレは全然親離れしたくない。ずっとスネかじる」とわけわかんないことを言って煙にまく松岡も
そういうカボチャを選んで次々と収穫していく二人。
このようにして収穫されたカボチャを使って、地元ならではの料理法で食べる。
日本一甘いカボチャを使った地元料理
教えてくれるのは明井さんの奥さん。
【クリームシチュー】(長瀬担当)
①カボチャを大きめのサイズに切る
②タマネギ、鶏肉をバターで炒める
③この鍋の中にカボチャを入れ、水を注ぐ
④20分煮込む
⑤煮込んだらルーを入れる
⑥これに牛乳を入れ、さらに煮込む
⑦仕上げに、茹でたブロッコリーを加える
⑧これをくり抜いたカボチャの器に入れて完成!
(長瀬がハロウィン風に顔を刻む)
【カボチャのコロッケ】(松岡担当)
①下ゆでしたカボチャを皮ごとつぶす
②これに炒めたひき肉、タマネギを加えて混ぜる
③これをお団子にして真ん中に凹みを作り、そこにモッツァレラチーズを入れる
④チーズを包み、大きめに形を整え、小麦粉・卵・パン粉をつける
⑤これを180℃の油で揚げる
【生春巻き】(長瀬担当)
①カボチャを皮ごと細切りに(サラダ感覚で食べられる)
②これをサッと湯通しする(30秒くらいで上げる)
③これを氷水にさらせば張りのある食感になる
④ライスペーパーをぬるま湯で柔らかくする
⑤すぐ取り出しまな板に広げ、カボチャ、キュウリ、ハム、タマネギを乗せ
⑥両端を折り込みていねいに巻き、できたら斜めに二つに切って出来上がり!
【カボチャの肉巻き】(松岡担当)
①カボチャに肉を巻いて炒める
②醤油・酒・みりん・砂糖でタレを作る
③炒めているフライパンにタレを注ぐ
④全体にタレをからめて煮詰めたら完成!
以上で全部出来上がりました。さあ、実食です。
まずは「チーズ入り黄金カボチャのコロッケ」から。
長瀬「チーズ合いますね!」
松岡「ちょっとこれ好きだな!」
奥さん「美味しい」
次に「黄金カボチャの生春巻き」。
長瀬「スイートチリソースにつけて食べましょう」
松岡「うん!……」
長瀬「さっぱりしてていいね」
松岡「これはいいですなー!」
長瀬「ちゃんとカボチャの風味もあるし」
「松岡特製・黄金カボチャの肉巻き」
奥さん「松岡さんに味付けしてもらいました」
長瀬「おーっ!美味しい!」
松岡「これね、松岡家の味」
長瀬「うまいうまい」
「黄金カボチャのクリームシチュー」
長瀬「やっぱ、出来立てがいいね」
長瀬「おいしゅうございます」
長瀬「カボチャの旨味が全面的に出ててさ」
松岡「風味が強い」
最後に奥さん特製の「かぼちゃプリン」
松岡「いや……これうまい!」
長瀬「お母さん、いつも作るんですか?」
奥さん「いつも作ります。ね」
明井さん「なにげなく、いつもより力が入ってる」(笑)
ということで、駒ヶ岳の絶景のもと、楽しいカボチャ・パーティーとなりました。
以上、2015年10月11日放送の「ザ!鉄腕!DASH!」からダイジェストで紹介しました。
【ザ!鉄腕!DASH!公式HP】http://www.ntv.co.jp/dash/
高知ニラ
DASH村の経験を生かしてニッポンの農家をお手伝いする「出張DASH村」の今回の訪問先は、北海道は函館市の北隣の森町。北海道駒ヶ岳が背後にそびえる広大な畑を歩いているのは、松岡と長瀬。かぼちゃ農家の明井(みよい)さんをお手伝いにうかがった。
明井さんは日本一甘いかぼちゃを作っているという。
かぼちゃ畑に入ると、明井さんは大きいかぼちゃを一つ取って、
「“くりりん”という名前で、栗味系のかぼちゃなんです」
と紹介。これが日本一甘いかぼちゃ、なんだが、このままではそうならない。
“秘密の倉庫”で熟成させてからじゃないと日本一甘くならないそうだ。
「これが熟成させた“くりりん”です」とオレンジ色のかぼちゃを取り出した明井さん。
熟成すると水分が抜け軽くなる。
これを切って二つに割ると、
長瀬「うわっ、きれい!」
松岡「もう火を通したような色になってる」
明井さん「果肉の色が濃いでしょ」
明井さんにすすめられてかぼちゃを生で試食。
長瀬「見た目はマンゴー的な」
松岡「う〜ん、甘くてうま〜い」
長瀬「なんかメロンっぽい」
こんなに甘いんじゃ糖度はどのくらいなのか?と測ってみると、
何と! 23.7度!
一般的なメロンやマンゴーの糖度は15度なので、これはすごい糖度。
まさに日本一。
明井さん「最高糖度は30.5度を出しました」
そこへ奥さんが蒸したかぼちゃを持ってきた。
試食する松岡は、
「醤油と砂糖で煮てはじめてこの味になるんだけど、砂糖入れずにこれはすごい」
と絶賛。
奥さんおすすめはバターかぼちゃ。
食べて二人は、
松岡「お菓子だね!」
長瀬「美味い!」
と叫んだ。
なぜこんなに甘いかぼちゃができるかというと、それは収穫後に秘密があった。
一般的なカボチャは10日間ほど日陰で追熟させるが、“くりりん”は、
特別に造った45℃もある熟成倉庫に入れる。だが夜は外気温まで落とすという。
「昼と夜の温度差がでんぷんを糖分に変えるのに必要なんです」と明井さん。
つまり激しい温度変化を与えると、カボチャはより生命の危機を感じ、
でんぷんを糖分に変えるのだという。これを10日間続けることで、糖度は18〜20度に。
さらに25日熟成すると、外皮はオレンジ色となり、糖度はよりアップする。
水分が抜け甘みが増えると同時に栄養成分のカロテンが増えるため色が濃くなる。
つまりオレンジ色が全体に出たカボチャは高糖度の証しなのだ。
しかしそこまでオレンジ色になるのは、100個のうち生命力の強い2〜3個だけだとか。
これが“黄金のかぼちゃ”(糖度25度以上)として1玉6000円で販売されている。
糖度18〜20度のカボチャは“くりりん”として1玉1200円で販売されている。
また、糖度の高いカボチャの生産は土にも秘密があった。
松岡が気付いたのは、畑に貝殻があったこと。
明井さん「森町はほたての養殖もさかんで、貝の表面の付着物に270種類のミネラルがあることがわかり、これをもらって貝や海藻入りの肥料にしたんです。それを畑にまいたんです」
その結果、ミネラルをえさとする微生物が土中でそれを食べ、甘みの元でんぷんを沢山作り出す。
それがカボチャにため込まれるので甘くなるという。
明井さん「さらにうちでは海洋深層水を畑にまいています」
水深300m以上の海洋深層水はそれを食べる生物が少ないためミネラルが豊富。
長瀬「すごい試行錯誤してるんですね」
明井さん「それで、カボチャがのびのび健康に育つんです」
長瀬「オレらも明井さんに育ててほしい」(笑)
収穫は、「軸から栄養をもらっていたカボチャが十分完熟すると、“もう親からの援助はいりませんよ”と自らツルを枯らして栄養を拒否するんです」
松岡「日本男児もカボチャのようにならなきゃだめだね」(笑)
付け根が少しでも枯れれば収穫時。
「お父さんお母さんからの援助はいりませんか?」と長瀬はカボチャに問いかけて収穫していく。
「オレは全然親離れしたくない。ずっとスネかじる」とわけわかんないことを言って煙にまく松岡も
そういうカボチャを選んで次々と収穫していく二人。
このようにして収穫されたカボチャを使って、地元ならではの料理法で食べる。
日本一甘いカボチャを使った地元料理
教えてくれるのは明井さんの奥さん。
【クリームシチュー】(長瀬担当)
①カボチャを大きめのサイズに切る
②タマネギ、鶏肉をバターで炒める
③この鍋の中にカボチャを入れ、水を注ぐ
④20分煮込む
⑤煮込んだらルーを入れる
⑥これに牛乳を入れ、さらに煮込む
⑦仕上げに、茹でたブロッコリーを加える
⑧これをくり抜いたカボチャの器に入れて完成!
(長瀬がハロウィン風に顔を刻む)
【カボチャのコロッケ】(松岡担当)
①下ゆでしたカボチャを皮ごとつぶす
②これに炒めたひき肉、タマネギを加えて混ぜる
③これをお団子にして真ん中に凹みを作り、そこにモッツァレラチーズを入れる
④チーズを包み、大きめに形を整え、小麦粉・卵・パン粉をつける
⑤これを180℃の油で揚げる
【生春巻き】(長瀬担当)
①カボチャを皮ごと細切りに(サラダ感覚で食べられる)
②これをサッと湯通しする(30秒くらいで上げる)
③これを氷水にさらせば張りのある食感になる
④ライスペーパーをぬるま湯で柔らかくする
⑤すぐ取り出しまな板に広げ、カボチャ、キュウリ、ハム、タマネギを乗せ
⑥両端を折り込みていねいに巻き、できたら斜めに二つに切って出来上がり!
【カボチャの肉巻き】(松岡担当)
①カボチャに肉を巻いて炒める
②醤油・酒・みりん・砂糖でタレを作る
③炒めているフライパンにタレを注ぐ
④全体にタレをからめて煮詰めたら完成!
以上で全部出来上がりました。さあ、実食です。
まずは「チーズ入り黄金カボチャのコロッケ」から。
長瀬「チーズ合いますね!」
松岡「ちょっとこれ好きだな!」
奥さん「美味しい」
次に「黄金カボチャの生春巻き」。
長瀬「スイートチリソースにつけて食べましょう」
松岡「うん!……」
長瀬「さっぱりしてていいね」
松岡「これはいいですなー!」
長瀬「ちゃんとカボチャの風味もあるし」
「松岡特製・黄金カボチャの肉巻き」
奥さん「松岡さんに味付けしてもらいました」
長瀬「おーっ!美味しい!」
松岡「これね、松岡家の味」
長瀬「うまいうまい」
「黄金カボチャのクリームシチュー」
長瀬「やっぱ、出来立てがいいね」
長瀬「おいしゅうございます」
長瀬「カボチャの旨味が全面的に出ててさ」
松岡「風味が強い」
最後に奥さん特製の「かぼちゃプリン」
松岡「いや……これうまい!」
長瀬「お母さん、いつも作るんですか?」
奥さん「いつも作ります。ね」
明井さん「なにげなく、いつもより力が入ってる」(笑)
ということで、駒ヶ岳の絶景のもと、楽しいカボチャ・パーティーとなりました。
以上、2015年10月11日放送の「ザ!鉄腕!DASH!」からダイジェストで紹介しました。
【ザ!鉄腕!DASH!公式HP】http://www.ntv.co.jp/dash/
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