群馬県太田市の捨てちゃう食材で「マカロニグラタン」をつくる [0円食堂]
捨てちゃう食材だけど良い食材をゲット
東京・八王子→富山・氷見→石川県志賀町富来→千葉県九十九里浜山武→茨城県日立市→栃木県さくら市喜連川を巡った0円食堂のキッチンカー。今回は群馬県太田市です。
群馬県の南東、利根川沿いの道の駅「おおた」にキッチンカーでやってきたのは、城島と国分。
ここには生産量全国3位(1位北海道、2位栃木、3位群馬)の乳製品をはじめ、初夏の採れたて野菜も約60種類。ひときわめだつのは名物「焼きまんじゅう」はじめ、お饅頭の多さ(約30種類)だが、これは群馬が小麦の生産量本州1位ということの表われだろう。
二人はその中で、「ヤマトイモ」に目を付けた。たくさん置いてある(生産日本一)。
「食べ方が書いてあるよ」と国分。「はさみ揚げとか、かき揚げもできるんだ」
この生産者をチェック。
次に乳製品の売り場へ。群馬名物の「低温殺菌牛乳」を発見。普通130℃のところ、63℃で殺菌するという。消費期限ギリギリのものがあるかどうか?国分は生産者をチェック。
さらに肉売り場で「上州豚」というブランド豚を発見した二人。甘みのある軟らかな肉質が特長という。捨てちゃう切れ端が出てくるかどうか?
ここで、「牛乳が確保できて、肉が確保できればグラタンができる」と国分が城島に提案。
それではと、二手に分かれ、捨てちゃう食材探しへ。
●国分はネギ農家の畑へ。
車中からネギ廃棄現場を見た国分は降りて生産者へ声をかける。
「ネギ坊主が出たんで廃棄してたんです」と生産者。
「コワい(硬い)ですよ。出荷できないこともないが、他にいいネギがたくさんあるから」
収穫が遅れネギ坊主(花)が出てしまったネギは外側は硬く中心はスカスカになってしまっている。
出荷できないため捨てちゃうが、国分はこれをいただくことに。
というわけで、捨てちゃう、硬くなりかけたネギをゲット。
●城島はうどんの製造者を訪ねた。
そこは「新田之庄」というお食事どころ。(太田市は新田義貞が治めた昔の新田郡である)
ここのうどんは幅広で鍋料理「おっきりこみ」が名物。
この幅広うどんに、食用竹ずみで絵や文字を印刷しているのだが、
これのズレたものやにじんだものは捨てちゃうという。
というわけで竹炭印刷がにじんだ捨てちゃう幅広麺をゲット。
●国分は次に牧場へ。
牧場のはずだったが、行ったところは加工工場だった。
訊くと、牛乳の廃棄候補はあるらしい。
低温殺菌なので、一般的な牛乳より消費期限が短い1週間。
店頭に置かれたもので消費期限が近づいたものは回収し、期限まで従業員に販売するという。
期限までに買い手がなければ廃棄となるのが「廃棄候補」なのだと。
しかしまだ廃棄には間があった。
そこで工場の人が持ってきたのは「エダムタイプチーズ」のカットした残りの切れ端。
これをゲット。
●城島は上州豚の生産者の元へ。
そこは工場を兼ねた販売所だった。
訊ねると肉の切れ端の中のリンパの部分は捨てちゃうという。
というわけで上州豚のリンパ肉をゲット。
●国分は今度は農家を訪ねた。
一目見た農家の娘さんが国分とわかって大喜び。
ここでお母さんが差し出したのは芽が生えたジャガイモ。
これは捨てちゃうというのだが、手に取ると軟らかい。
「大丈夫かな?」と国分。
「たくさん皮むかないと食べられない」とお母さん。
つまり厚めに皮を取り除いた中の部分は食べられるとのこと。
というわけで、芽が生えたジャガイモをゲット。
●さらに城島はヤマトイモ直売所へ。
ここは東京ドームの1.5倍の畑で栽培し、11月には45万5千本を収穫した
ヤマトイモを冷蔵庫で保管しながら少しずつ販売しているところ。
ここで捨てちゃうものといえば、種芋(芋を5等分くらいに切って畑に蒔く)の先端部分。
これは蒔いても成長しないので捨てちゃうという。
というわけでヤマトイモの切れ端をゲット。
0円マカロニグラタンを作って食べる
こうして群馬県太田市周辺で捨てちゃう0円食材を集めた二人は、グラタン作りにとりかかった。
でも肝心のマカロニやホワイトソースはどうするのか?
●城島はヤマトイモの切れ端の皮を剥いて、フードプロセッサーに。
これをフライパンに移し、チーズを乗せる。
塩コショウを加え、弱火でじっくり温める。
●国分は幅広麺をゆでて、適当な長さに切って巻いた。
「マカロニ、マカロニ」
これをヤマトイモのホワイトソースの中に入れた。
●城島は上州豚のリンパ肉を切り、フードプロセッサーに。
粗挽きしたものと、国分がみじん切りにしたネギを混ぜて丸める。
それをフライパンで焼く。その後しばらく蒸し焼きに。
●ジャガイモをスライスしたものと、豚とネギの肉団子をマカロニ容器の底へ敷き、
ここにヤマトイモのホワイトソースをかけ、国分がゲットしたニラとチーズを乗せ、
オーブンに入れる。
230℃で約10分焼く。
こうして上州豚ミートボール入り0円グラタンが出来上がった!
ここへ食材を提供してくれた皆さん方を招いて、試食パーティー。
「うわっ!グラタンだー!」と叫ぶ国分。
「ヤマトイモ合いますね!」と城島。
これにはヤマトイモ提供者も「ありがおうございます」と感謝。
国分「チーズがなければ」
城島「コクが出てない」
城島「肉うまい」
国分「ネギもみじん切りにしてますので」
国分「麺がマカロニに化けてます」
うどん提供者「おいしいですね」
国分(うどん店主を見て)「すしざんまいの方じゃないんですね。麺ざんまいですね」
と軽口を飛ばした。
というわけで、今回も0円食堂大成功でした!
提供者のみなさん、ありがとうございました。
(2015年6月14日・日本テレビ系「ザ!鉄腕!DASH!」より)
東京・八王子→富山・氷見→石川県志賀町富来→千葉県九十九里浜山武→茨城県日立市→栃木県さくら市喜連川を巡った0円食堂のキッチンカー。今回は群馬県太田市です。
群馬県の南東、利根川沿いの道の駅「おおた」にキッチンカーでやってきたのは、城島と国分。
ここには生産量全国3位(1位北海道、2位栃木、3位群馬)の乳製品をはじめ、初夏の採れたて野菜も約60種類。ひときわめだつのは名物「焼きまんじゅう」はじめ、お饅頭の多さ(約30種類)だが、これは群馬が小麦の生産量本州1位ということの表われだろう。
二人はその中で、「ヤマトイモ」に目を付けた。たくさん置いてある(生産日本一)。
「食べ方が書いてあるよ」と国分。「はさみ揚げとか、かき揚げもできるんだ」
この生産者をチェック。
次に乳製品の売り場へ。群馬名物の「低温殺菌牛乳」を発見。普通130℃のところ、63℃で殺菌するという。消費期限ギリギリのものがあるかどうか?国分は生産者をチェック。
さらに肉売り場で「上州豚」というブランド豚を発見した二人。甘みのある軟らかな肉質が特長という。捨てちゃう切れ端が出てくるかどうか?
ここで、「牛乳が確保できて、肉が確保できればグラタンができる」と国分が城島に提案。
それではと、二手に分かれ、捨てちゃう食材探しへ。
●国分はネギ農家の畑へ。
車中からネギ廃棄現場を見た国分は降りて生産者へ声をかける。
「ネギ坊主が出たんで廃棄してたんです」と生産者。
「コワい(硬い)ですよ。出荷できないこともないが、他にいいネギがたくさんあるから」
収穫が遅れネギ坊主(花)が出てしまったネギは外側は硬く中心はスカスカになってしまっている。
出荷できないため捨てちゃうが、国分はこれをいただくことに。
というわけで、捨てちゃう、硬くなりかけたネギをゲット。
●城島はうどんの製造者を訪ねた。
そこは「新田之庄」というお食事どころ。(太田市は新田義貞が治めた昔の新田郡である)
ここのうどんは幅広で鍋料理「おっきりこみ」が名物。
この幅広うどんに、食用竹ずみで絵や文字を印刷しているのだが、
これのズレたものやにじんだものは捨てちゃうという。
というわけで竹炭印刷がにじんだ捨てちゃう幅広麺をゲット。
●国分は次に牧場へ。
牧場のはずだったが、行ったところは加工工場だった。
訊くと、牛乳の廃棄候補はあるらしい。
低温殺菌なので、一般的な牛乳より消費期限が短い1週間。
店頭に置かれたもので消費期限が近づいたものは回収し、期限まで従業員に販売するという。
期限までに買い手がなければ廃棄となるのが「廃棄候補」なのだと。
しかしまだ廃棄には間があった。
そこで工場の人が持ってきたのは「エダムタイプチーズ」のカットした残りの切れ端。
これをゲット。
●城島は上州豚の生産者の元へ。
そこは工場を兼ねた販売所だった。
訊ねると肉の切れ端の中のリンパの部分は捨てちゃうという。
というわけで上州豚のリンパ肉をゲット。
●国分は今度は農家を訪ねた。
一目見た農家の娘さんが国分とわかって大喜び。
ここでお母さんが差し出したのは芽が生えたジャガイモ。
これは捨てちゃうというのだが、手に取ると軟らかい。
「大丈夫かな?」と国分。
「たくさん皮むかないと食べられない」とお母さん。
つまり厚めに皮を取り除いた中の部分は食べられるとのこと。
というわけで、芽が生えたジャガイモをゲット。
●さらに城島はヤマトイモ直売所へ。
ここは東京ドームの1.5倍の畑で栽培し、11月には45万5千本を収穫した
ヤマトイモを冷蔵庫で保管しながら少しずつ販売しているところ。
ここで捨てちゃうものといえば、種芋(芋を5等分くらいに切って畑に蒔く)の先端部分。
これは蒔いても成長しないので捨てちゃうという。
というわけでヤマトイモの切れ端をゲット。
0円マカロニグラタンを作って食べる
こうして群馬県太田市周辺で捨てちゃう0円食材を集めた二人は、グラタン作りにとりかかった。
でも肝心のマカロニやホワイトソースはどうするのか?
●城島はヤマトイモの切れ端の皮を剥いて、フードプロセッサーに。
これをフライパンに移し、チーズを乗せる。
塩コショウを加え、弱火でじっくり温める。
●国分は幅広麺をゆでて、適当な長さに切って巻いた。
「マカロニ、マカロニ」
これをヤマトイモのホワイトソースの中に入れた。
●城島は上州豚のリンパ肉を切り、フードプロセッサーに。
粗挽きしたものと、国分がみじん切りにしたネギを混ぜて丸める。
それをフライパンで焼く。その後しばらく蒸し焼きに。
●ジャガイモをスライスしたものと、豚とネギの肉団子をマカロニ容器の底へ敷き、
ここにヤマトイモのホワイトソースをかけ、国分がゲットしたニラとチーズを乗せ、
オーブンに入れる。
230℃で約10分焼く。
こうして上州豚ミートボール入り0円グラタンが出来上がった!
ここへ食材を提供してくれた皆さん方を招いて、試食パーティー。
「うわっ!グラタンだー!」と叫ぶ国分。
「ヤマトイモ合いますね!」と城島。
これにはヤマトイモ提供者も「ありがおうございます」と感謝。
国分「チーズがなければ」
城島「コクが出てない」
城島「肉うまい」
国分「ネギもみじん切りにしてますので」
国分「麺がマカロニに化けてます」
うどん提供者「おいしいですね」
国分(うどん店主を見て)「すしざんまいの方じゃないんですね。麺ざんまいですね」
と軽口を飛ばした。
というわけで、今回も0円食堂大成功でした!
提供者のみなさん、ありがとうございました。
(2015年6月14日・日本テレビ系「ザ!鉄腕!DASH!」より)
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