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「東京海底谷」の深海にはいろいろな生き物がいた&深海ザメ料理に舌鼓 [DASH海岸]

東京湾を多様な生き物が棲める海へ

石を積んで作った生き物の棲みか「ゴロタ場」の砂を除去

東京湾の工業地帯の一角にある横浜DASH海岸は、今年で6年目。さまざまな工夫を施して生き物たちを呼ぼうと努力した甲斐あって、工場に囲まれているとは思えない透明度の水を実現。環境が良化した結果、生き物たちも予想を超える種類が集まり、しかも繁殖していました。

石を積んで作った「ゴロタ場」には多様な生き物が棲みつくようになりました。
しかし、城島と山口が先頃行った時、ゴロタ場には砂が石の隙間を埋めていたのです。
指導を受ける木村さんは石を動かさなければダメと言う。
そこでその作業に取りかかった。
そうすると、「カシパン」と呼ばれるウニの仲間の殻や、ウミウシの仲間「ウミフクロウ」を見つけたり、いろいろな生き物に出会ったTOKIOだった。
「(東京湾は)世界でも有数の豊かな海です」と木村さんが言うのは本当だ。
魚だけでも700種類以上いると言われ、テンス、メンダコ、ダイオウイカなど珍種の発見報告もなされている。
その主な場所は「東京海底谷」。深さ400mもの深海で、去年タカアシガニを釣り上げたことがある。

東京海底谷には何がいる?

そこで東京湾口の海底にある「東京海底谷」へ今年も行くことになった。
城島と山口それに木村さんの3人は、東京湾唯一の深海漁の達人・手嶌さん(天羽漁協金谷支所)の元を訪ねた。
手嶌さんは漁師歴56年のベテラン。金谷漁港から10分で東京海底谷の真上に着いた。
「ここら辺が水深400mです」と手嶌さんが告げた。
「東京タワーがスッポリ入りますね」と城島。
「今回エサがあったら寄ってくるんじゃないかな」と山口がスルメイカをエサに用意した。
スルメイカは美味しい匂いがするからだ。
「絶対匂いが強いヤツの方がいいですから」と木村さんも太鼓判。
これを深海用のカメラの前に付けて、寄ってくる魚を撮ろうというのだ。

城島がこれを約10分かけて海底までロープで降ろす。
カメラに内蔵したハードデスクで30分録画した後、引上げる。
「あー、食われてる」
早速録画を再生してみる。
海底400mは真っ暗。カメラの光に照らされたスルメイカが見える。
そこに真っ先にやってきたのはハダカイワシだ。続いてオレンジ色のツツイカ。そしてタチウオ(正式名オシロイダチ)もやってきた。この魚はまずイカに攻撃を仕掛け、カメラにも攻撃してきた。けっこう凶暴である。次にチゴダラ(通称ドンコ)も来た。しきりにスルメをつつく。
すると、その画面の隅に紅白模様のおめでたそうな脚がニョキリ。
「何だこれ!?」「うわっ!来た!」城島、山口が興奮した。
タカアシガニの登場だ。大きい。水族館では殆んど動かないが、ここでは動きが素早い。直接口でスルメイカを食べにかかる。
すると、2匹目の登場だ。「オレによこせ」とばかり1匹目に向かっていきエサを奪おうという魂胆だ。
そうこうするうちに3匹目の登場だ。「もう1匹来た!」そうこうするうち、もう1匹来た。4匹目。
スルメイカの効果絶大である。
しばらくして引揚げにかかるが、タカアシガニはイカに食い付いて離れない。水深200mで最後の1匹が手を離した。
「いや、貴重な映像ですよ。めったにない」と木村さんも興奮気味。

次に手嶌さんの「深海刺し網漁」の仕掛けを揚げることに。深海底に長い網を横たわせる漁法。
「さあ、何がかかってるか?」
電動ウインチを引揚げると、「何だこれ?宇宙船みたい」山口が手にしたものは、卍型をしている。
「ミョウガガイ」と手嶌さん。「カメノテの仲間ですよ」と木村さんが教えてくれた。
次に揚がったのは、丸い毛ガニみたいなカニ。「イガグリガニ」。その名の通りトゲトゲがあってイガグリみたいだ。「イガグリさん可愛い」と山口はいたく気に入った様子。これはカニではなくヤドカリの仲間だという。
次に揚がったのは、アカザエビ。イタリアやフランスでは「スカンピ」と呼ばれ築地では5000円〜1万円の高級食材だ。これをみんなで分けて食べた。
「うわっ!プリっプリ!」「甘い」「イセエビよりも柔らかい」と大好評。
次にかかってきたのは、山口が自然薯と思ったらクジラの肋骨だった。
さらに「海の王者」(城島)タカアシガニがかかってきた。でかい。
次に来たのは「ニホンヤモリザメ」というサメだ。
さらに次に「ヘラツノザメ」という大きなサメがかかっていた(※あとでわかったのだが、これはサガミザメとのこと)。城島が広げて持つ。
「食べられるよ。おいしいよ」と手嶌さん。
「いや〜驚き!深海ワールド」
城島、山口は感動的な素晴らしき体験の東京海底谷を後にした。

深海ザメ料理

こうして釣り上げたサガミザメを富津の旅館で料理してもらい、食べることに。
深海ザメは死んで3時間ほどでアンモニア臭が発生するが、揚げてすぐなら極上の肉。
三枚におろすと、上質な白身が現れた。これを大根の鍋の中に。
一方、サメの身をすって、ネギ、大葉などと一緒に練って、これをアワビの貝殻に入れて七輪で焼く。これが千葉の漁師料理「さんが焼き」だ(普通はアジで作る)。

まずは「サメ大根」を食す。
「とけてなくなりました」と城島。「加熱するとこんなにやらかい食感になるんですね」
「シュワッといなくなった」と山口。「オレこれ毎日食べたいな」「これ体にいいってわかるね。アスリートめしだ」
事実サメはコラーゲン豊富で高タンパク低カロリーの健康食材だ。
次に深海ザメの「さんが焼き」。
「あー!美味ーい!」と絶句する山口。
「う〜ん、しあわせ〜」ととろける城島。
漁師の手嶌さんも「本当に美味しい」と大絶賛。
城島も「この料理、DASHラン三ツ星ですよ」とほめまくって終わった今日の深海漁だった。
次は深さ600mに挑むのだそうだ。


(2015年3月15日・日本テレビ系放送「ザ!鉄腕!DASH!」より)
【DASH海岸公式HP】http://www1.ntv.co.jp/dash/contents/coast/




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