SSブログ

DASH海岸に「マテガイ」が棲みついた! その水管を食べる「イシガレイ」(貴重種)もたくさん発見! [DASH海岸]

東京湾を多様な生き物が棲める海へ

東京湾の工業地帯の一角にある横浜DASH海岸は、今年で9年目。さまざまな工夫を施して生き物たちを呼ぼうと努力した甲斐あって、工場に囲まれているとは思えない透明度の水を実現。環境が良化した結果、生き物たちも予想を超える種類が集まり、しかも繁殖している。

DASH海岸にマテガイが棲み着いた

2018年4月中旬、城島と海洋生物専門家の木村さんは、横浜DASH海岸の浅瀬の海底を箱メガネで観察していた。
城島「穴がボコボコあいてる」
木村さん「うん、何だろう?」
城島「明らかに楕円形ですね」
海底に長さ約1cmの穴があちこちにあいているのだ。
城島「アサリとかコメツキガニの穴とは違う」
アサリなら二つ並んだ穴、コメツキならもっと丸い穴だ。
木村さん「これはねえ、“海のつくし”って呼ばれる生き物の穴ですよ。1キロ4000円くらいするかな」
木村さん「これ、姿見るにはコツがいるんですよ」
姿見るには、塩を穴の上にかければよいと木村さんは教えてくれた。
城島がそのようにすると、
城島「あーっ、出てきた出てきた!」
確かにつくしのようにニョキニョキと長い管がいくつも出てきた。
城島「かなりいますよ!」
木村さん「逃がさないようにつかんで、一気に引き抜かないでゆっくり抜いて」
城島がゆっくりゆすぶりながら引き上げると、大きな長い、葉巻状の貝だった。
城島「あー、マテガイですか!」
アサリの4倍の根がつく高級貝だ。しょうゆをかけて貝焼きにしたり、高級フレンチの食材としても使われる。
マテガイは、「きれいな砂地にしか棲めない」と木村さんは言う。昔は東京湾でもアサリとともに潮干狩りで採られていたが、今では激減している貝だ。
城島が子供サイズのマテガイを採った。子どもがいるのは大事と木村さん。
城島「いろんなサイズがあります」
木村さん「いいことですよ、ここで定着してるってことですよ」
マテガイは足の筋肉でジェット移動したり、砂に潜るのも素早い(タテに潜る)。
木村さん「潜りやすいように細長く進化したんでしょうね」
潜ったマテガイは水管を出して呼吸するとともに、海中にあるプランクトンを食べる。
木村さん「水管が何より好きな魚がいます。これだけ増えてるならそいつらも来てるんじゃないかな」
城島「水管食べるところ見たい」

DASH海岸でイシガレイを沢山発見!

というわけで、水中カメラを仕掛けてマテガイ水管周辺を観察することにした。
1時間後カメラを回収して観てみると、砂地からひらぺったい生物が水管をパクリとやる瞬間が写っていた。それも何匹もいる。
城島「競争して食べてる」
木村さん「すごく貴重な映像」
カメラには待ち伏せしてマテガイが呼吸で水管を出すたら、すかさずパクリと食べる映像もあった。
これこそ、絶滅危惧の「イシガレイ」なのだ!
城島「また横浜が騒ぎますね」
マコガレイ、マガレイと並ぶカレイ御三家の一角がイシガレイ。江戸時代から東京湾でカレイと言えばイシガレイのことだった。しかし近年埋め立てや汚染でイシガレイの漁獲量は1990年代から激減し、ほぼゼロになっていた「幻の魚」なのだ。横浜市の調査でも5年前(2013)に発見された時「大発見」と騒がれたが、去年(2017)5月に、ここDASH海岸で発見。
木村さん「漁業関係者が放送見て喜んだんですよ」日本各地の漁業関係者から木村さんに連絡があったという。
その時発見されたのは2匹。しかし、何と今年はあちこちに沢山発見できた!
城島はイシガレイを捕まえて水槽に入れた。まだ小さな子どものイシガレイだ。
城島「イシガレイを手で捕まえる時代が来るとは思わなかった!」
つまり、マテガイが棲めるようになったので、その水管を食べるイシガレイも増えた、ということなのだ。
木村さん「素晴らしい循環ですね」
そのうえ、これだけイシガレイがいてもマテガイが減る心配はないという。
木村さん「(イシガレイが食べるのは)水管だけ。水管はロケット鉛筆みたいに後から生えてくるんですよ」
城島「えっ!」
マテガイは水管が襲われたらすぐに切り離し、本体は水の中に潜ってしまう。失った水管は約1週間で生え揃うという。したがってイシガレイはマテガイの水管は食べ放題。こうして13cmほどに成長したら浅瀬を離れ、海に出て貝やエビを食べる。こうして卵を産める大人になり、生まれた赤ちゃんはマテガイがいる浅瀬に戻ってくる。

木村さん「今年はちょっとずつ増えているので、漁船もイシガレイの水揚げがあるみたいですよ」
と木村さんが言ったので、今度は東京湾の対岸、千葉のカレイ漁師・中島さんの漁船(2016年にマコガレイ漁でお世話になった)に乗り込みイシガレイを獲って、ご馳走にあずかろうと、城島と木村さんはDASH海岸を飛び出した。

1970年代はイシガレイが豊富に獲れたようで、漁師はカレイ御殿を建てたものだと中島さん。しかし今では少なくなり、数とサイズに気をつけながら漁をしているとのこと。
アクアラインに繰り出した。この近くには盤洲干潟という関東最大の干潟があり、イシガレイが好きなふかふかの砂があるので、一番の漁場なのだ。こうして一行は見事大きな(40cm以下はリリース)イシガレイ1匹を獲って、刺身、煮付け、から揚げなどで舌鼓を打ったが、この詳しい模様は
【ザ!鉄腕!DASH!公式HP】(http://www.ntv.co.jp/dash/)で。

(以上、2018年5月20日放送の「ザ!鉄腕!DASH!」より)



[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

愛!wanna be with you… (初回限定盤+通常盤セット) [ TOKIO ]
価格:2160円(税込、送料無料) (2016/10/22時点)




[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

fragile [ TOKIO ]
価格:1080円(税込、送料無料) (2016/10/22時点)





nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。