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DASH海岸育ちのアユを追って多摩川を大冒険<1>〜いろいろな希少種を発見! [DASH海岸]

東京湾を多様な生き物が棲める海へ

東京湾の工業地帯の一角にある横浜DASH海岸は、今年で7年目。さまざまな工夫を施して生き物たちを呼ぼうと努力した甲斐あって、工場に囲まれているとは思えない透明度の水を実現。環境が良化した結果、生き物たちも予想を超える種類が集まり、しかも繁殖している。

多摩川にはたくさんのアユが上っていた

2016年4月、城島と山口は、DASH海岸を離れ、多摩川へとボートで上って行った。
アユが上っているかどうか調べるためだ。
アユは秋に卵から孵化したら、冬に川から海へ下る。そこで体長5cmほどになると、春に再び川を上っていく。大好物のコケを食べるためだ。きれいな水にしか生えないコケを1日に体重の半分くらい食べるという。このコケを食べて大きくなると、胸ビレの横に「追星」(おいぼし)という黄色い模様が浮き出る。江戸時代には多摩川のアユは将軍献上品ともなる名物だった。多摩川では普通に見られる魚だったが、昭和30年代の生活排水などでの汚染でその姿を消してしまった。そこから様々な人たちの努力で多摩川をきれいにすることが行われ、近年、ついにアユが上るまで川は浄化されてきた。

山口「アユはどうだろう?」
城島「どれくらい成長してるか?」
まず多摩川下流の定置網を調べた。江戸前アユの復活に人生を捧げる東京都島しょ農林水産総合センターの安斎さんが案内役だ。
城島「うわー!いっぱい入ってる!」
山口「すごい数いるじゃないですか!」
山口「体長6cmくらい」
安斎さん「これがアベレージだね。背中も黒くなり川に上っても生活できる体調になってるアユですよね」
しかしその中に小さいアユがいるのを海洋環境研究家の木村さんは見逃さなかった。
見れば体長3cm。
城島「ちっちゃすぎるわ」
安斎さん「まだ海にいるべきサイズだね」
山口「白いもんね、背中が」
安斎さん「まだできあがってない。上ってくるのが1ヶ月早い」
よく調べてみると小さいアユがたくさんいた。
木村さん「明らかに東京湾の水温が高い」
2010年に13.4℃だった東京湾の水温は2015年には14.9℃となり、今年は15.2℃と観測史上最高を記録した。小さいアユたちは高水温から逃げてきたと推測される。またスズキなどの外敵から逃げてきたとも。事実、別の網を見るとスズキが入っていた。
木村さん「やっぱり(水温上昇で)食が活発化して追っかけてきてるんですよ」
小さなアユでは川を上ったとしてもなかなか生きていけない。
安斎さん「実は、小さなアユでも生きられるようにしている人たちがいるんですよ」

小さなアユを育てる秋川漁協

小さなアユがコケにありつける(大きく育つ)川づくりを進めているのは、秋川渓谷の入口あたり。
そこの川の浅瀬では、赤いコケの付いた石がゴロゴロしている。
山口「コケだらけだね」
安斎さん「小さいやつもここまでたどり着ければ、このコケ食い放題ですよ」
木村さん「ここ周辺の人たちがこのコケを育てているんですね」
と、ここへ秋川漁協の人たちが登場。
城島・山口「お久しぶりです!名人」
この人たちはコケだけでなく、アユのための魚道づくりや産卵場づくりを行っている。
案内されて川の一区画へ行くと鳥よけの網がめぐらされてあって、流れの中に黒い影が。ウグイの大群だった。漁協ではウグイも増やしているのだという。ここはウグイの産卵場となっている。産卵場は100カ所以上もつくっており、これがアユにとっても良いのだとか。
つまり、ウグイは石についた川虫を食べることで、同じくコケ好きの川虫にコケが食べられることを防いでいる。このことでアユの生活環境が守られる。
山口「ウグイとアユはワンセットで喧嘩しないで棲める、うまいバランスになってて素晴らしい」

アユの捕食者も戻ってきた

漁協の方「実はいま意味不明の魚がいるんですよ」
そこで城島が川の中へ「海猿アヒル」(カメラ)を仕掛けた。
画像を見る面々。
城島「あ、なんやあれ?」「ヒゲあったやん」
山口「ズーナマ先生だ」
本来は夜行性の肉食魚・ナマズ。昼間は石の下で寝ているはずだが、なぜ?
安斎さん「強い敵にナワバリを奪われ空腹になってるんじゃないか」
山口「ナマズより大きい魚が入ってきてる可能性があるのか」
安斎さん「アユにとっては良くない」

そこで一行は、その魚を探索するために川端の茂みを当たった。
最初に見つけたのはスッポン(体長30cm)。しかし40cmのナマズを追い出すものではない。
次に捕まえたのはニホンウナギ。かなり大きい体長60cm。ウナギもナマズと同様、夜行性の肉食魚なのでナマズを追いやったのはこいつかもしれない。
木村さん「ウナギがいるのは豊かな証ですね」
安斎さん「アユを食べてるウナギも減っちゃったんです」
多摩川のアユやウグイが激減したことで、その捕食者であるナマズ、スッポン、ウナギらも激減した。しかしこれらの生物が見つかったということは、川がきれいになり、彼らの食べ物が戻ってきた証。
山口「もうすぐアユが上ってくる」
安斎さん「ここまで来たら食べ放題」
城島「楽しみやな」

ということで、多摩川を守り育てる人たちの手で、確実に川がきれいになり、多くのアユが育つ環境になってきているということが確認できた、今回の調査でした。

以上、2016年5月22日夜7時・日本テレビ系「ザ!鉄腕!DASH!」からでした。

【ザ!鉄腕!DASH!公式HP】http://www.ntv.co.jp/dash/


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