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何と!DASH海岸でマハゼが繁殖!!クサフグも発見&ショウサイフグで舌鼓 [DASH海岸]

東京湾を多様な生き物が棲める海へ

DASH海岸の砂地と泥の海底で巣作りのマハゼ

東京湾の工業地帯の一角にある横浜DASH海岸は、今年で6年目。さまざまな工夫を施して生き物たちを呼ぼうと努力した甲斐あって、工場に囲まれているとは思えない透明度の水を実現。環境が良化した結果、生き物たちも予想を超える種類が集まり、しかも繁殖していました。

干潟で伝統漁法の「四ッ手網」を広げた城島、山口、そして海洋環境専門家の木村尚さん。
12mX12mの大きな網にかかったのは、クロダイ。半年前に稚魚のクロダイを見つけていたのが成長したのだ。
さらにかかったのは、マハゼ。しかも20cmの大きなサイズ。東京湾では最大級だと木村さんは言う。
ちょっと昔(昭和30年代)までは、東京湾に舟を出して獲ったハゼを天ぷらにして食べる舟遊びが流行っていたが、最近ではめっきりハゼも減ってしまった。今では老舗の天ぷら屋では江戸前ハゼの天ぷらは1匹1200円にもなるという高級魚だ。

「例年この時期はハゼ見ないですよね」城島はちょっと不思議に思った。
DASH海岸で見かけるのは、桜が咲く季節。その頃は4cmの大きさで、夏から秋にかけて10cmに成長する。ところが冬になると水深10mの深場へ移動し、海底にオスは巣穴を掘りメスを迎え入れて繁殖行動をする、というのが今までだった。
「これだけこのサイズがいるってことは、この近くに繁殖地があるとしか思えない」と木村さんは言う。
「最近、浅いところでも産卵しているとも言われているんですよ」
そこで早速ボートを出して調査に。
「あっ、これだ!」海底を覗いていた山口が叫んだ。
「穴があった。これこれ!」
底には直径3cmくらいの穴が空いていた。マハゼの巣か?
さらにボートを進めると、今度は城島が「何やこれ?たくさんあった!ここがメインの産婦人科だ」と、木村さんに報告。見ると底には無数の穴がいたるところに空いていた。ここは砂まじりの泥地でハゼにとってちょうど良い環境のようだ。
山口がさらに覗くと、テッポウエビとマハゼの仲間のスジハゼを巣穴に発見。この2種は同じ巣穴に棲む同居人で、お互いに協力して外敵から身を守る共生関係にあるという。
城島もハゼが巣穴から顔を出しているのを確認。チチブが近づくと巣を守るためこれを追っ払った。
明らかに繁殖している。
「本当に環境が変わりつつある」城島はしみじみ思った。

大きなサイズのクサフグも網にかかった

DASH海岸に棲みついているのはマハゼだけではなかった。
フグの一種、クサフグも網にかかったのだ。以前ここで見たのは3cmの赤ちゃんサイズだったが、15cmという最大級なのだ。
木村さんの説明によると、柔らかい砂にもぐって隠れているらしい。別名スナフグとも呼ばれ、砂地が大好きだという。
しかしクサフグは、皮・内蔵に青酸カリの1000倍もの毒をもつ。
「東京湾には“鍋の王様”って言われるフグもいるんですよ。ショウサイフグっていうんですけど」
「へ〜!今の時期いいですね」と城島、山口。

ショウサイフグを求めて東京湾に出る

こうして、鍋の王様・ショウサイフグを求めて、東京湾に出ることになった、城島、山口は木村さんの紹介で金沢八景の「野毛屋」の黒川さん(38)の船に乗る。黒川さんは東京湾では有名な3代続くフグ獲り名人。
富津沖まで出た一行は、「カットウ」という仕掛けでショウサイフグを釣ることになった。カットウというのは、釣り針を上下2段構えにし、上の針にはえさのアオヤギをつけ、針に用心するフグがえさだけを食べるところを、下の針で引っ掛けようというもの。黒川さんの祖父が考案したという仕掛けだ。
アオヤギを見て山口は「これ普通に食べましょうよ」と、えさの良さに驚く。
最初にイイダコを釣り上げた城島は、次にいい当たりを得て、「来た来た!」と興奮気味に糸を巻き上げた。針にはショウサイフグがかかっていた。城島が釣り上げたのは体長15cmだが、これよりまだまだ大きくなるという。
「このサイズは刺身が一番美味しい」と黒川さん。
トラフグは獲ったばかりではゴムのように固く味も薄いので、3〜7日寝かして柔らかく旨味が出るそうだが、ショウサイフグは釣ったばかりでも柔らかく刺身向きだという。
早速、船内で刺身にして食べることに。実は黒川さんは「ふぐ包丁師」(神奈川県)の免許証を持っているのだ。
プロの手際良いワザを初めて見た城島、山口。透き通るほどの薄造りに見とれる。
海草から採った藻塩につけて食べる。
「味濃い!旨味あるなあ!」城島が感心する。
「これがショウサイフグの味なんですよ」と黒川さん。
「フグの香りってありますね」山口も感激の面持ち。「薄くても弾力がある」

しかし鍋には30cm超の大物でなければならない。
そうこうしているうちに、木村さんの竿に当たりが。しかしまだまだ小物だった。
すると今度は城島の竿に。「来た!来た!来た!来た!」何度も叫ぶ城島。よほど手応えがあったんだろう。「ついに来た!」
でかい。34cmの大物を釣り上げた。
その後木村さんも31cmを釣った。黒川さんも36cmを釣り上げた。
しかし山口は残念ながら坊主だった。

ショウサイフグの鍋・唐揚げ・おじやに感激

こうして釣果よろしく、帰港し、黒川さんの店先で、フグ料理を食すこととなりました。
黒川さんがさばいたショウサイフグ、
「江戸前だと、サイ鍋といって、すき焼きみたいに食べるやり方があります」と木村さん。
城島は鍋に昆布出汁を入れ、これにショウサイフグの中骨を入れる。骨から上品な旨味成分が出るという。煮出しているうちに割下を作る。そしてフグをぶつ切りにする。身はぷりんぷりんだ。すごい弾力。
別途、白菜、春菊、長ネギ、シイタケ、焼き豆腐、白滝を用意し、いよいよフグと一緒に鍋に入れた。
「フグの身は、火を通すと余計に甘みが増します」と黒川さん。

この間山口は、酒、醤油にフグの身を漬ける。ここに生姜をたっぷり入れ、味がしみ込んだら片栗粉にまぶし、油で揚げる。ジュワッーといい音。音も美味しい、いい色に。

サイ鍋も完成し、ではみんなで食べようと、まずは唐揚げから。
「あの弾力じゃなくふわふわ!」と山口。
「身にコクがある。旨味すごい」と城島。
いろんなものを食べてきた木村さんも、このうまさには参った。
サイ鍋は、まさにすき焼き風に溶き卵をからめて食べる。
「ふわ〜!美味しいですね!」城島の顔もとろけた。「上品!」
「ほ〜う!ほ〜う!うまい!」と山口は熱々のうまさに声の調子も変わるほど。
「身が柔らかい。ホロッホロになる」
「今まで食べたフグの中で一番うまくないですか」と黒川さんの問いに、
「正直、本当に一番うまい!」と城島が応じた。
「しめはおじやですね」と木村さんが泣かせる提案。
さらにほぐしたフグの身を入れたおじやには城島、山口も言葉が出ないくらい感激。
出た言葉は「めっちゃくちゃ美味しい!」(城島)
「これはとまらない!うまい!」(山口)
山口はさらに「東京湾で獲って、江戸前の食べ方をするって、こんな粋な話はない」と最大級の讃辞を贈る。
「番組対抗※出そうよ」と城島、早くも優勝宣言か?!
※日本テレビが誇る日曜日の強力な番組同士が対抗で料理合戦をするスペシャル企画

というわけで今回のDASH海岸は、心もお腹もより豊かになる魚たちの恵みでした。

(2015年2月1日・日本テレビ系放送「ザ!鉄腕!DASH!」より)
【DASH海岸公式HP】http://www1.ntv.co.jp/dash/contents/coast/




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