SSブログ

世界一のラーメンは作れるか(8)城島、太麺か細麺かを調査〜奥が深いラーメン道 [世界一のラーメン]

各地の美味しい物全部集めて「世界一のラーメン」を

2014年4月、TOKIOは、「世界一のラーメンを作ろう!!」と、立ち上がりました。
「DASHで色んな所へ行って来たから、各地の美味しい物を全部集めて作ろう」と、
TOKIOの特長を出すラーメンを作ろうということになりました。

太麺か細麺か

TOKIOが見いだした究極の出汁「宗田節」「真昆布」「能登のはま塩」
これで作った出汁は、黄金の出汁!
そして、国内最高級の小麦「春よ恋」を福島の農地で栽培し秋に収穫した。
この「春よ恋」で作る麺は、太麺なのか?細麺なのか?それとも?

城島はこの難問に答えを出すべく、東京・市ヶ谷のラーメン屋「麺や庄の」に。
ここで「さんま中華そば」を食す。
「うわっおいしい!もっちもち」と顔がほころぶ。
「小麦の風味が豊か」
ここの麺は北海道産「ゆめちから」とカナダ産小麦をブレンドした太麺だ。
「春よ恋」ももちもち感に優れ、コシが強い。
ならば太麺にすべきか?
「この麺はこの出汁やからこそ成立する太さなんやろな」
この店のスープは、溜まり醤油のタレ、さんまペースト、これに丸鶏を6時間煮込んだ出汁と合わせた濃厚でとろみがあるもの。だから太麺によく絡むのだが、TOKIOの出汁の場合、旨味とパンチはあるが、とろみはないから麺が勝ちすぎると、城島は判断した。

次に行ったのは巣鴨の「蔦」。ミシュランガイドにも載っている名店だ。
ここで「醤油そば」を食す。麺は細麺だ。城島は食べてうっとりした。
「吉永小百合さんがいる。清純。正統派」
この店のスープは、醤油ダレに野菜やリンゴなどの出汁を合わせた上品なもの。
それゆえ細麺が合う。細麺は太麺より毛管力のためスープをよく拾う。
しかしTOKIOの出汁ならどうなのか?

太麺でも細麺でもない「ちぢれ麺」

城島は結論を出す前に、もう1軒味修行に向かった。
東京・中野区都立家政にある「食堂 七彩」の「醤油ラーメン」を食す。
ここの手打ち麺は「手揉みちぢれ麺」
ちぢれた部分でスープを拾う。
「このひとすすりで丼の全部を味わっている感じがする」
「もっちもち、弾力もあって、ちゃんと小麦の味も感じる」
店主が言うには「太麺のいいところも持ってるし、うすいところはワンタンの食感もある」
とのこと。
「なるほど」と、城島は早速「春よ恋」で試したくなった。

持ってきた「春よ恋」の粉で手打ちをお願いした。
店主は快諾。「塩とかん水の粉と水を合わせます」かん水は内モンゴルで発見されたナトリウム、カリウムを含んだもので、小麦のグルテンと反応すると弾力性が増し、強いコシを生む。ラーメンの麺が黄色いのは、小麦のフラボノイドがかん水と反応するためだとか。
城島はこれにチャレンジ。店主に「素人の手つきじゃない」とほめられた。
しかし捏ねていた城島はすごいコシになるのに驚いた。
「かん水と春よ恋の相乗効果です」と店主。
足で踏んで、手で延ばす。
だが、延ばしても戻ってしまう。そこで上から全体重をかけた。
薄さ5mmにしてこれを細く切る。
そして揉みは独特だ。揉んでつぶす。麺を下げて片手揉みしたりして、ちぢれ麺が出来た!

種を蒔いて220日、ついに春よ恋の麺ができる!
お湯に入れて初茹でだ。
茹でてみると、「ありゃっ!短くなってる!」
出すと初麺はドロドロになっていた。
「生地が溶けてる」
「浅ごねといって、固い生地の割にはこねられてないんです」と店主のアドバイス。
かん水が行き渡ったのは表面だけで、中までねれてなかったのだ。
これを食べた城島「中心はおいしんですけど、周りは溶けて水臭い」

コシが強く弾力に富んだ「春よ恋」の麺づくり。
そう簡単には作らせてもらえない。
ラーメン道の奥の深さを思い知らされた城島だった。

(2015年1月18日放送「ザ!鉄腕!DASH!」より)
【ザ!鉄腕!DASH!公式HP】http://www.ntv.co.jp/dash/




nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。