SSブログ

神奈川・三浦市の幻の「三浦大根」は甘くみずみずしく梨のようだった! [出張DASH村]

「三浦大根」は水分豊富で日持ちせず市外に出ない

三浦市は全国1位の大根産地

DASH村の経験を生かしてニッポンの農家をお手伝いする「出張DASH村」の今回の訪問先は、神奈川県三浦市。三浦半島の突端、東京湾と相模湾に挟まれたところ。三浦といえば、三崎漁港やマグロ市場など漁業のイメージが強いが、市の総面積の約4割が畑の農業地帯でもあります。
全国第1位の生産量を誇るのが大根で、ここでは幻の大根「三浦大根」を作っている農家・川島さんの畑へお手伝いに赴いたのは城島と長瀬。

川島さんは江戸時代から200年以上続く大根の専業農家。多くは青首大根を作っている。1〜3月に関東に出回る大根の7割が三浦産だが、そのほとんどは青首大根なのだ。
今回お目当ての「三浦大根」は、「三浦産大根の約1%といわれています」と川島さん。
「青首とまるっきり違う大根です」と城島、長瀬をその畑へ案内した。
「うわっでかい!」長瀬が大根を見て叫んだ。
城島が早速引き抜きにかかった。「くっ!くっ!」と力を入れても抜けない。
「そういう芝居入らないから」と長瀬が茶化す。
城島が再び挑戦するも「本当に抜けない」
それではと長瀬がやると、「こげた(抜けた)じゃん」とスポッと抜けた。
城島「大根抜くのうまいのかもしれんね」
長瀬「大根役者だから」(笑い)

長瀬が引っ張り出した大根の太いこと。城島が抜けなかったのも無理はない。下へいくほどふくらんでいるのだ。
「昔から三浦で作っている大根と練馬大根をかけ合わせたのが、この大根です」と川島さんが説明してくれた。
約400年前から三浦で栽培していたのは、短くて先が太い「ねずみ大根」だったが、90年前に細長い「練馬大根」とかけ合わせて、大正14年に誕生したのが「三浦大根」だという。
重さを量れば、「青首」が1.5kgに対して、「三浦」は4.5kgと3倍にもなる。
しかも違いは形・重さだけでなく、切ってみると水分がにじんでいた。みずみずしいので日持ちがせず、市外への流通はわずかだという。(市内で1本300〜400円)これが幻といわれる所以。
食べてみると、「甘い!」「うまい」「みずみずしい」「食感もシャキッとして」「フルーツみたい」「梨っぽい」と城島、長瀬は驚いた。

葉が大きいことと三浦の南向き台地が甘くした

その秘密は、葉っぱが大きいこと。「光を充分吸収して、光合成する力が強いんです」と川島さん。光を浴びて糖分が作られ、それが実の部分に送られる。
しかもこの三浦の台地。「ここは段々になったり傾斜しています。南向きのなだらかな地形のため、陽当たりがよく、海からはミネラルを含んだ風が来ます」と川島さん。
さらに、肥料には三崎のマグロを使っていたのだ!三崎の冷凍マグロを解体する際に出る切り粉と米ぬかを混ぜて合成した特別な肥料なのだ。

さて三浦大根を抜く作業にかかった。長瀬は上手でうまく引き抜くが、相変わらず城島は抜くことができない。川島さんの息子さん(17)やおじいさんはすいすいと引き抜く。
三浦大根は葉っぱが長いので切り取らなければならない。そのままにしておくと葉に養分がとられるからだ。この作業を買って出たのは今日役に立たなかった城島。
最後はこの収穫した大根を洗浄機にかけて、市場に出されるのだ。

三浦大根の地元ならではの美味しい食べ方
 教えてくれるのは地元の料理自慢の女性・吉田さん。
【まぐろ大根=煮もの】(長瀬担当)
  ①醤油ベースの出汁の中に適度に切った大根を入れる。
  ②これにマグロの尻尾(競りで品質を見るために使う尾の部分)をぶつ切りにして入れる。
   (城島担当)
  ③さらに人参、昆布と一緒に30分煮込む。

【雪蒸し大根】(長瀬担当)
  ①大根をおろして、水を切った豆腐、ピーマン、シイタケ、カニカマ、とろろ芋と、
   塩で下味して混ぜ合わせる。
  ②これをラップでくるんで茶巾絞りみたいにして丸める。これを15分蒸す。
  ③蒸し終わったら器に移し、アンをかける。

【大根のフライ】(城島担当)
  ①大根を桂むきにする。
  ②5mmにスライスする。
  ③これを下ゆでし、小麦粉をまぶし、チーズとハムをサンドイッチにする。
  ④これを溶き卵につけ、パン粉をまぶし
  ⑤180℃の油で揚げる。
  ⑥揚げ終わったら二つに切ってお皿に盛りつけ。

【大根のくずきり風】(長瀬担当:奥さんの友達・中島さんに教わりながら作る)
  ①ピーラーで薄くスライスし片栗粉をまぶす。
  ②熱湯でさっと茹でる(浮いてくるまで茹でる)。
  ③次に冷たい水にさらす。すると透明になる。
  ④黒蜜ときなこをかけて出来上がり。

【大根めし】(城島担当)
  ①サイコロ大に切った大根をお米に乗せて炊く。

さあ、実食です。
まずは煮物の大根から頬張る城島と長瀬。
長瀬「うまい」
城島「柔らかい」
長瀬「歯ごたえが違う。ぷるんぷるん」
川島さん「柔らかくて煮くずれしない」
マグロは、
城島「嚙まなくていい。とろける」
雪蒸し大根は、
長瀬「大根の風味がすごい」
大根フライは、
城島「んっ!おいしい!」
長瀬「さくじゅわ」「チーズ合いますね」「何個でもいけちゃう」
大根めしを盛って、三浦大根の葉と三浦産のじゃこの炒めものを乗せて食べれば、
長瀬「おいしいなあ……」感慨深げ。
城島「毎朝食べても飽きない味だね」
吉田さん「大根の甘みも出てますね」
デザートの大根のくずきり風
城島「んっ!おいしい!なにこれ!」とすごく驚く。「大根ですか?ほんまに」
長瀬「食感が違うし、黒蜜がかかった瞬間に和菓子ですね」
城島「三浦大根すごいですね」「景色もいいし、一富士二鷹三大根ですね」
長瀬「まさか、今ので終わり?」
城島「そう、正月過ぎたけど、めでたいなという…」
長瀬「なるほどなるほど」
城島「富士山背にして、おじさん今年も頑張ろう」
と、一面の畑に囲まれ、富士も見える台地の景色とともに「三浦大根」を満喫した出張DASH村でした。

以上、2015年1月18日放送の「ザ!鉄腕!DASH!」からダイジェストで紹介しました。

※なお、三浦大根はフルーティーなので、地元ではジャムにする試みもあるそうです。
※また、三浦の台地は、夏は甘み抜群の「三浦スイカ」が収穫されます。これはおいしいので、
 おすすめです。

【ザ!鉄腕!DASH!公式HP】http://www.ntv.co.jp/dash/




nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。