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【反射炉】レンガ4万枚880日かけて反射炉ついに完成! 鉄を集め、火入れしてみたら?!… [DASH島]

DASH島図3.jpg


DASH島で開拓に着手して7年目。
舟屋造りからトロッコ線路の敷設、石橋造り、そして森の井戸から船屋手前までの水路造りを2年半がかりで完成させた。次なる課題は反射炉の建設。
基礎工事、土台、傾斜のある炉床から炉心部造りまでを1年半かけて行った。
その間、食料の確保のため味噌作り、長芋畑、魚釣りのための浮橋造りなど様々な仕事を行ったTOKIO。
今年は神社の再建を専門職に依頼。その後、城島がマアジをたくさん釣り上げたので、これを松岡が八丈島仕込みの「くさや」作りを行い、全員に好評だった。さらに夏はカブトムシ相撲に興じたりもした。

880日・レンガ4万枚、DASH島反射炉がついに完成!

世界遺産・韮山反射炉をお手本にTOKIOが手がけたDASH島の反射炉がついに完成した!
韮山から150年ぶりに無人島に復活したのだ!

一級築炉士の本勝照雄さんを招いて築炉にとりかかったのは2年半前のこと。
建設地を選定し、基礎を固め、地盤を強化し、そこに耐火レンガを積み上げていく。
700日がかりで3万枚を積み上げ、鉄を溶かす心臓部の炉が完成した。
あとは煙突を造る工事が残されていた。しかし海からの強風で煙突用の木組みが壊れた。煙突は高いほど炉に空気を吸い込む力が強くなるという煙突効果があり、それで韮山の煙突は15mもあるのだが、海岸に建てるDASH島反射炉は煙突が高いと倒壊の危険性が大きいのだ。
そこで城島が思いついたのが煙突は低くするがその代わり2本造るというもの。築炉士の本勝さんもその案に賛成した。
こうして、レンガを63段13,000個を積んで、人力と日数をかけて、2又の2本煙突を完成させた。
だがこれですべて完成したわけではない。
炉の天井部分は列ごとに5〜7cmもの段差がある。このままでは熱がうまく反射しない。なのでこれらを削りある程度滑らかにした。
着工から2年半、レンガ4万枚を使用した反射炉がついにDASH島に完成した!

鉄を集めて火入れする!

しかし本当の完成はレンガを乾燥してから。スタッフが支保工を燃やして数日かけて乾燥させた。
とにかく、この反射炉プロジェクトは他では話題になっていないが、芸能界史でも指折りの出来事だと思う。880日かけてTOKIOとスタッフだけで、世界遺産・韮山反射炉をお手本に、無人島に反射炉を造ってしまったということは芸能史上に残ることではないか。
のみならず炉業界史上でも注目の出来事だと言ってよい。

さて次の作業は、島でのくず鉄探し。
元の民家があった場所などで、島中探し集めたのは約300kgの鉄くず。
これらを反射炉に入れて新たな鉄として甦らせる。
そのため城島は鋳物の街・埼玉県川口市(映画『キューポラのある街』の舞台)へ。そこで鋳造について、燃料について学んだ。鉄は1538℃以上じゃないと溶けないと。城島は地元の業者さんに1500℃で燃える骸炭(コークス)をわけてもらってDASH島に持ち帰った。

準備は整った。いよいよ火入れの番だ。
城島と松岡とでくず鉄を炉内に入れる。炉内は奥へ行くほど高温になるので、大きな鉄は奥へ置いた。
着火するには、まず木くずを下に敷く。その上に薪を、その上に骸炭をと重ねる。骸炭は700℃ないと燃えない。
火入れは城島が行った。木くずに火を着けた。勢いよく燃やすには空気が必要なので、松岡が木で作った芭蕉扇を煽いで炉内へ空気を送った。だがこれでは松岡の体がもたない。
それを見越してスタッフは4つのフイゴを用意した(これはトロッコの石橋造りの際、貝殻を燃やして石灰を作る時に威力を発揮したやつだ)。フイゴで風を送ると火は勢いよく燃えた。これでどんどん火力が上がる。フイゴは4人で替わりばんこに押した。骸炭が燃えてきた。炉窓から温度計を入れて計ると800℃だった。
15分に一度20kgの骸炭を補充していく。奥へ押し込み火を回す。手早く炉窓を閉じてフイゴを押す。
これを繰り返して鉄の溶けるのを待つ。
数時間経って骸炭が1600℃になったようなのを見て、鉄の取り出し口=出鋳口(しゅっせんこう)を開けてみた。
しかし鉄の溶けたのは出てこない。窓を覗くとなんと鉄くずの形が見えた。溶けていない証拠だ。真っ赤になっているが溶けていない。
なぜだ?

わかったのは1週間後だった。
鋳造技術者の菅野利猛さん(韮山反射炉を世界遺産に導いた)に見てもらったら、
菅野さん「煙突が低いのと、炉内の壁に段差があることが原因と考えられます」
炉内の段差で熱の反射に乱れが出ているとのこと。鉄は溶けかかったのだが反射の乱れと骸炭の温度の低下で完全に溶けなかったのではないかと菅野さん。

そこで今度は銅で試してみることにした。鉄よりも融点が低い銅やアルミでどうなるか?
数日後、城島、松岡が再集合。スタッフとともにフイゴを押して数時間。
出鋳口を開ける。漆喰を突けば溶け出して来るはずだ。しかし漆喰は壊れたが金属は出てこない。鉄棒で突ついてるのだが、一向に進まない。ハンマーで鉄棒を押しても貫通しない。おまけに溶融金属を流すための樋まで壊れる始末。
一同は窓を開けてみた。すると金属はドロドロだ。
本勝さんはレンガを壊して取り出そうという。それにしたがってレンガを壊してみると、ドロドロとアルミが流れ出てきた。
幕末に造られすぐに役割を終えた韮山反射炉を無人島に再現し、150年ぶりに稼働した!
このことを築炉士の本勝さん、鋳造技術者の菅野さんは評価する。
反射炉が機能したことは大成功だ!

以上、2019年7月28日(日)、8月4日(日)夜7時・日本テレビ系「ザ!鉄腕!DASH!」より

【ザ!鉄腕!DASH!公式HP】http://www.ntv.co.jp/dash/


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