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福島DASH村で19回目の田植え!「ふくおとこ」を3種類に選別して秋の収穫を待つ! [福島DASH村]

令和元年の米作りがスタート!

福島DASH村19度目の田植え(新男米)

福島DASH村の田んぼ地帯に城島と国分、それに松岡がやって来た。松岡は田んぼに来るのは16年ぶりだという。彼が26歳の時以来ということになる。
待っていたのは、三瓶専次郎さん、難波憲吾さん、三瓶金光さん、難波のり子さん、三瓶孝子さんら福島DASH村の人々。
そして並べられているのは苗。TOKIOが品種改良中の米「ふくおとこ」が3つに分けられて並んでいる。3つに分けたのは、ふくおとこの成長のムラに合わせたから。
難波さん「美味しいお米は背が高い傾向がある」
コシヒカリも他のお米に比べて背が高いのだ。それに13年前に岐阜県で生まれた品種「龍の瞳」もコシヒカリの田んぼで背が高い稲だけを集めて育てたものだ。
みんなで「龍の瞳」と「ふくおとこ」を炊いて試食し比べてみたら、
城島「ふくおとこは最初は美味しいけどスーッと抜ける。龍の瞳は甘みの余韻が続く」
松岡「龍の瞳の方が全然美味しい」
難波さん「見た目で龍の瞳の方が粒が大きい」
三瓶専次郎さん「ツヤも龍の瞳の方が良い」
松岡「龍の瞳は長瀬なんだよ。背が高く華やか」(笑)

背が高い米が良いなら、「ふくおとこ」の種を
●背が高い種群「福の旅人」(松岡命名)
●背は高くないが粒が大きい種群「NO.1太一」(国分命名)
●出穂が早い(過酷さに強い)種群「福のやまびこ」(みんなで命名)
という3つに分けて比べてみることにした。
これらをさらに選別にかけた。2.3mmの隙間があるフルイにかけて落ちない種を合格とするもの。
「福の旅人」は5万粒中2.5万粒が合格
「福のやまびこ」は6万粒中2万粒が合格
「NO.1太一」は6千粒中4千粒が残った。

次なるオーデションは種もみを塩水に浸すというもの。良い種は沈み、そうでないものは水面に浮く。
この結果、12万粒中、4万粒が残った。
これらを吾妻山の雪解け水にさらしてたっぷり水を吸収させること10日。
次に28℃のぬるま湯に浸けること15〜24時間、種は春が来たと感じ芽を出す準備をする。

4月下旬、それぞれの種群を見ると一粒一粒、ツノみたいな小さな芽を出していた。
こうなれば植えられる。三瓶明雄さん考案の一粒撒きで専用容器に城島、松岡とともに植えた。
通常は一つの容器に約6000粒撒くが、ふくおとこの場合は一容器300粒。一粒一粒だと栄養を取り合わず、「根張り」が良くなるからだ。
松岡「根張りが大事だからね」

そして20日目、苗となった。

「福の旅人」「福のやまびこ」「NO.1太一」と3つに分けた苗は、どれも順調に生育した。

いよいよ田植えを迎えた。
苗を数本ずつワラで結わえて「苗玉」を作る。
そして田んぼに「ガチ棒」で苗植えの目印を描いていく。明雄さん伝授の寸法「30cm×30cm」で、通常の15〜20cm四方より栄養が十分行き渡るサイズだ。

城島「それでは19回目の田植え、令和一発目の田植え、よろしくお願いしまーす!」

城島の号令とともにみんなで一斉に始めた。
ベテランの人たちは田植えが早い。城島は19回目でやはり早い。国分は昨年の勘を取り戻してスピードアップ。松岡だけは口数は多いが手が回らず。最後は松岡の苗をみんなで手伝うことで、19回目の田植え作業を終わらせることができた。

草団子が運ばれた。これは落選組の種を育てて米粉にして作ったものだ。
よもぎを混ぜた草団子、草団子にあんこ、米粉に何も混ぜないものの3色団子だ。
国分「美味しい!よもぎの香りがしっかり出てる」
松岡「しょうゆ団子はみたらしとは違う昔食べた砂糖醤油みたいな」
城島「(田んぼを見て)3種類植えたから、どう出てくるか」
松岡「NO.1がどうなるか」
城島「去年は水不足や台風でしたが」
難波さん「今年もそこらへん気をつけなきゃ」

こうして令和最初の田植えが終わった。キビしい夏を乗り越えて、秋の収穫を待つ。

(以上、2019年6月9日・日本テレビ系「ザ!鉄腕!DASH!」より)

【ザ!鉄腕!DASH!公式HP】http://www.ntv.co.jp/dash/



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福島DASH村で18度目の米つくりスタート!「新男米」「ふくおとこ」をテニスコート各1面分 [福島DASH村]

TOKIOの米作りが再スタートした!

福島DASH村18度目の田植え(新男米)

福島DASH村のあぜ道に2人の男の歩む姿があった。
城島と国分だ。国分は毎日の生放送もあって田んぼに来るのは6年ぶり。
時はすでに6月になり、田植えの時期は過ぎているが…
田んぼ脇のテントには三瓶専次郎さん、難波憲吾さん、三瓶金光さんが待っていた。
三瓶さん「懐かしい人が来たね」
国分「ご無沙汰しています」
専次郎さん「待ってたー」
城島「苗はどうですか?」
雨よけのテントの下には稲の苗が集められていた。
城島「伸びてますね、やっぱり。20cm。ひとコブシの大きさが標準なので…」
国分「倍だね」
例年「新男米」の田植えはひとコブシ大(約15cm)で田植えをしていた。しかし今年は10cm長い25cmまで育ってしまった。
城島「しかも黄色いですね。使い切っちゃったですね、栄養を。土もこれだけしかないですし」と苗の下を指差す。
4月上旬に蒔いた種が芽を出し、5月中旬には15cmとなり、この長さで田植えをするはずだったが、例の山口事件で田植えが遅れに遅れ、6月上旬には大さじ1杯分の栄養をすべて吸いつくし、枯れ始めていたのだ。
難波さん「もう、ぎりぎりだ」
専次郎さん「本来ならば、おら達で植えても良かったんだが、リーダーと太一くんの来るのを待ってたんだ。苗も待ってた、早く来てくれって」
三瓶さんたちは、この苗だけはTOKIOと一緒に植えたいと待っていてくれたのだ。
さらに、長く育ったため、根張りする前に風などでコロリと倒れてしまう恐れがある。
城島はそれを心配して首を傾げていたが、その時、専次郎さんが苗を持って、
専次郎さん「長すぎるから、この辺りでプチっと、こういうふうに」と、苗を指でちぎった。
城島「ちぎるんですか!?」
国分「ちぎっていいんだ! 昔からこのやりかたあったんですか?」
専次郎さん「ありました。遅れたときは」
金光さん「長くなった稲は切って植えたもんだ」
とはいえ、専次郎さんも金光さんも、こんな緊急事態は40年ぶりとか。

そこで、みんなで苗を切ることになった。
国分「ごめんなさいね。おそくなっちゃったからね」と稲に詫びる。
国分「愛情持って育てましょう」
城島「このやりかた初めて知りました」
国分「リーダーは色々知ってるけど、オレなんかはイモチ病で知ったかぶりしてた」
城島「松岡は〝根張りがいい〟」(笑)

こうして苗切りが終わったら、苗玉(苗の束)を作り、カゴに入れる。
そうしている間に、DASH村の人々もかけつけ、苗玉作りはみるみる捗っていく。
国分「田植えって、近所の人たちも手伝ってたんだ」
専次郎さん「結(ゆい)」
「結」とは鎌倉時代以前からの風習で、田植えや稲刈りなどの大仕事は近隣で助け合うことが行われてきた。
国分「こういうところで会話がいっぱいうまれたんだろうね。隣のおじさん性格悪いわ、とか」(笑)
専次郎さん「あそこの娘好きだなーとか」(笑)

700個の束ができあがると、いよいよ田植えだ。
城島「明雄さんがこのサイズがいいと」
苗を植える目印をガチ棒(トンボのような道具)でつける。これは国分が役を買った。30cmX30cmの大きめのサイズ。こうすると1株あたりにより多くの栄養が行き渡る。

さあ、腰に苗玉が入ったカゴを結びつけて、城島、国分、DASH村の仲間たち10人が田んぼの端に並んだ。
国分「遅れて苗には申し訳なかったですけど、田植えを行います!」
城島「18度目の田植え、お願いします!」
との掛け声で一斉に田植え。
専次郎さん「あまり深く刺しちゃダメ。ちょこっと置くだけでいいの」
苗は指でつまむように持ち、2〜3cmの土のところへ植える。それがよく根が張るコツとか。
浅すぎず深すぎずは難しいが、18度目ともなると城島はスイスイ植えていく。だが、ベテラン勢はさらに速い。
国分「何でそんなに速いんですか?」
専次郎さん「左手で次の苗を分けておくんだ」
城島「昔のパチンコみたいに」(笑)
国分「金光さんは88歳の動きじゃないよ」
といいながら作業ははかどり、田んぼの半分、田植えは終わった。
あとの半分は「ふくおとこ」だ。

テニスコート1面分の「ふくおとこ」の田植え

2016年に品種改良に着手した「ふくおとこ」は、その年とれた種はわずか107粒。翌年(2017年)畳10帖分の田んぼにしか植えられなかったが、その時できた種が14,000粒。今年はテニスコート1面分に植えられる。
城島と国分は「ふくおとこ」の柔らかい感触を田植えに感じていた。

約2時間でついに田植えは終わった!

城島「心配なのは雨やね」
国分は『ビビット』(TBS系)、城島は『週刊ニュースリーダー』のMCなので、気象情報は直ちに入る。情報交換しながら生放送終了後は約3時間で駆けつけられる。
国分「見守りましょう」

田植え祝いにみんなでごちそうをいただく

難波さんの奥さんなどが腕を振るった、料理がずらりとそろった。
豚汁、筍の煮しめ、漬物、梅干し(三瓶孝子さん特製)など色とりどりの料理が食卓に並んだ。
国分「うま〜い!」
城島「いい味!具が多いのがおいしいんやろな」
国分「いろんな旨味が溶け出して、懐かしい味」
城島「(梅干しは)家庭の味やね」
専次郎さん「田植え終わったと思うと美味しいべ」
国分「あと長瀬も松岡もいますんで」
城島「入れ替わり立ち替わり来ますんで、よろしくお願いします」

というわけで18度目の米作りがDASH村のみなさんの協力でスタートすることができた。あとはこれを注意深く見守り育てることだ。気象異常が続く今年は特に注意しなければならないだろう。

(以上、2018年6月24日・日本テレビ系「ザ!鉄腕!DASH!」より)

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【新品種ふくおとこ540日の記録】TOKIO「新男米」の品種改良米「ふくおとこ」は苦難の連続だったが、ついに収穫の日を迎えた [福島DASH村]

福島DASH村で17度目の米づくり

新種「ふくおとこ」の栽培

明雄さんの教えに従ってDASH村で米づくりを開始したのは2001年の春。
日本にある米の品種356種類から、味と香りが良い「ひとめぼれ」と寒さに強い「たかねみのり」いもち病に強い「ふくみらい」をかけ合わせて作ったのがTOKIOオリジナル米の「新男米」だ。
毎年収穫の際に種を残しながら、大震災を乗り越え作り続けて来て、今年で17年目となる。等級も最高の一等米の仲間入りまでできた。
しかし、米食味鑑定士・入口寿子さんから、新男米は「旨味が長続きしない」と指摘された。これは隠し味となる雑味が足りないことが原因だと言われた。
そこでTOKIOは品種改良に取り組むことにした。
雑味を補う米として選んだのは「チヨニシキ」。これは三瓶明雄さんが残してくれた品種だ。
今年(2017)の米作りはこの新男米の品種改良が中心となった。

新男米×チヨニシキ=107粒

新男米とチヨニシキの結婚は、雄しべを取った新男米のめしべにチヨニシキの雄しべの花粉を付着させる「花粉交配」で行う。
品種交配は、なかなか大変な作業だ。モミの先端をハサミで切り、中の雄しべを除去するのだが、ミリ単位なので、作業は難航した。これには大工仕事や土木作業が得意な山口も、雄しべの幅が0.3mmという細かい作業に悪戦苦闘。
一つのモミから6本の雄しべを取り除いたところへチヨニシキの花粉をかけるのだ。
2016年秋、種を確認したら、交配したのは20株。交配に成功したのは全部で107粒(成功率約3%)だった。
2017年春、この種を苗床に入れた。
5月、山口が芽の出具合を確認したら、まったく芽が出ていなかった。
そこで、福島DASH村の協力者・難波さんと一緒に、苗を温めるシートをかぶせた。
1週間後、城島も加わって苗の出具合を見たら、何と、芽が出ていた!
しかし、発芽を数えてみたら57個だった。

 交配4000→タネ107→苗57という状況だった。

しかし、ここからの成長は早かった。3週間後の5月下旬、すくすく伸びた苗を見ることができた。
だが、新男米の苗に比べて茎が細いのが気になるところ。葉も少なく色も薄い。

新品種「ふくおとこ」の田植え

TOKIOは新品種の田植えを行うことになった。
57本だから畳10畳分の田んぼだった。
17度目の田植えは城島と山口の2人で十分だった。
いつもなら村の仲間たちと1時間かけていた田植えも、今回はものの10分で終了した。

「ふくおとこ」試練に次ぐ試練

田植えから2ヶ月経った2017年7月、城島と山口が福島へ生育状況を見に行った。
天候不順や大雨などが続き、今年は生育が心配なのだ。
枝分かれして茎が増える「分けつ」はどうか?
去年の「新男米」は一つの苗から58本もの茎が出ていたが、「ふくおとこ」は?
山口「20、21、22…22本か」
分けつが少ないということは、米となる穂の数も少ないということだ。
難波さん「もうちょっと欲しいですね」
山口「明雄さんがやっていた、田車をやってみようか」

田車というのは、120年前から伝わる田んぼ専用の道具で、先端に付いたギザギザの車輪で、イネの根(根の先端部分)をカットする。するとイネは、養分が吸えず身の危険を感じ、生き残ろうとして新たな強い根を生やす。すると、より多くの養分が吸えるため生育が活発になり分けつも進む、というものなのだ。
二人は田車を「ふくおとこ」の田んぼに入れた。
城島「ぶちゅぶちゅ言ってる」
二人はイネの根を切った。
山口「これで、急にグワッと分けつしたらいいね」
城島「切れた根が浮かんできた」
山口「どうなるか、心配だけど見守りますか」

8月上旬。城島と山口はふくおとこの田んぼに行った。
城島「あっ、増えたね!」
山口「分けつ進んでる」
山口「28、29、30…31!」
2週間前22本だったのが、31本に増えた!
難波さん「増えましたね」
山口「根切って良かったんだ」
福島DASH村で学んだ知恵で、ふくおとこの生育を回復させた。
山口「出穂(しゅっすい)してるね」
出穂とは、茎と葉の境目から穂が出てくること。
城島「でも、ここらへん一帯は穂が出ていない」
と、城島はある部分に注目した。そこの株はまったく穂がでていないのだ。
山口「株によって穂が出ていない」
57株中、出穂したのは22株。
城島「生育不良かな?」
これには米作りの経験豊富な難波さんですら、品種改良の面では初めての経験だった。

交配が失敗した!?

そこで、福島県農業総合センター(300種類のイネを育てながら品種改良を行っている)の専門家佐藤誠さんに来てもらい、見てもらった。
佐藤さん「交配が失敗だと思いますね」
城島「えっ、だめか!」
佐藤さんによると、失敗したのは57株中、穂が出ていない35株、ではなく、穂が出ている22株の方!
山口「ということは、今出穂してるのは新男米!?」
つまり、今回の品種改良は、新男米のめしべにチヨニシキの花粉を着けるものだったが、1本でも新男米のおしべを取り損なうとその花粉を受粉してしまい、できた種は新男米のままだった、というわけなのである。
原因は細かい作業なので、おしべを取り損なったり、おしべを取る時に誤って花粉をめしべに着けてしまったりしたことなのか、と二人は思い当たった。何しろこの作業を行った人は平均約67歳なのだから。
佐藤さんによれば、出穂していない35株は生育中とのこと。
これらは「ふくおとこ」として出来上がる可能性がある。
これを聞き二人は、出穂した22株を別の田んぼに移すことにした。

 種107粒→苗57→35株

山口「スカスカ」
城島「少なくなった」
しかも米が大好きなスズメが虎視眈々と電線に止まって狙っていた。
そこで、防鳥ネットを張った。
山口「これで大丈夫だろう」
ふくおとこが穂を出すのは8月11日頃と予想される。新男米は出穂が早く(8月上旬)、チヨニシキは遅い(8月中下旬)ので、中間ぐらいだ。

今年の8月は雨続き。ほとんど晴れ間がないまま、その日を迎えた。
山口「あれっ出ましたね!」
難波さん「出ましたね」
山口「ということは間違いなくふくおとこ、ということでいいですね」
難波さん「やりましたね」
35株すべてで出穂していた。

イモチ病の恐怖

だが、記録的な長く続いた雨、その不安が的中する。
城島が愛読する『日本農業新聞』に「東日本太平洋側で日照不足・低温による、いもち警戒」との記事が出たからだ。
イモチ病の原因は日照不足にある。今年は26日連続の長雨に祟られた東日本、日照時間は平年の3割程度(53時間=福島市)しかない。
かけつけた城島がふくおとこの葉を手に取って見ると、
城島「まずい、まずい、この模様」
ふくおとこは、イモチにかかりはじめていた。湿気が多いとイモチ菌が繁殖しイネの葉や穂を枯らす恐ろしいイネの病気、イモチ病。イモチ菌の伝染力は早いから1週間で全滅することもある。
イモチが見つかったのは16枚の葉。
城島「これくらいなら、何とかなりそうだ。あの方法を使うしかない」
城島は難波さんと一緒に赤唐辛子の実を取って、それを細かく切った。
城島「明雄さん直伝の無農薬農薬イモチバージョン」
材料は赤唐辛子・にんにく・酢・木酢液など、すべて自然の中で採れたものを使う、特効薬だ。
これを散布することでイモチ菌を退治することができる。欠点はひどい匂いだ。
城島「何回作ってもこれは来るな」
こうやって作った無農薬農薬イモチバージョンを水で薄めて、噴霧器に入れ、症状の現れた葉に直接噴霧する。

その2週間後、城島は田んぼに行った。
城島「あっ、大丈夫ですね」
1本1本詳細に調べる。
城島「広がってへんな。効いたんや無農薬農薬が」
枯れた葉は落ち、穂は青々と。イモチ病には感染していなかった!

台風〜最大の危機を乗り越えて

9月に入って天気は回復。あと2週間ほどで借り入れの時を迎える。
穂が出てわかった、交配が成功したのは35株だったことを。
やがて生育が進み、穂はこうべを垂れはじめた。
しかし、9月中旬、最大の危機が!
DASH島の水路を一部破壊した大型台風18号が福島に迫っていたのだ!
9月18日、山口が難波さんに電話で状況を聞くと、「雨風がゴーゴー」とのこと。
山口「やばいね!」
日テレのZIP終了後、すぐに現地へ向かった。
山口「どうでしたか?」
難波さん「大変でした」
山口「倒れてる!」
しかし、よく見ると、地面ギリギリのところで踏みとどまった「ふくおとこ」。
山口「ギリギリ大丈夫だ!」
難波さん「ふくおとこ頑張ってましたよ」
山口「いや、よくもちこたえた!」
暴風雨に耐えることができたのは、茎の太さ。田車で根を切ったのが功を奏した。根張りがしっかりし茎を太くし、大型台風に耐えたのだ!
山口「やっておいて良かった。細くて頼りなかったのに、これだけ強くなったんだから、たいしたもんだ」
念のため、これ以上倒れないように棒で支えた。
出穂から38日、実のなり具合からして、あと1週間で刈り入れか。
山口「どうなるか?ふくおとこ」

そして収穫の時を迎えた「ふくおとこ」

9月下旬、アキアカネが飛ぶ頃、城島、山口はふくおとこの田んぼに行った。
山口「台風にも耐えたイネ」
城島「たわわやな」
山口「先まで(実が)入っている」
山口「ずっしりして重たい」
城島「新男米より丸々ぷっくり」
城島「ふくおとこやけど、ぷくおとこ」
城島「僕らの思いと明雄さんの思いが重なった米や」
残る最後の不安は味がどうかだ。

今年で17度目の稲刈り。ふくおとこは初だ。
ふくおとこは茎が太く1本1本しっかりしている。
城島「いいねー!いい硬さ。実が結構入ってて重い」
いつもならテニスコート2面分(半反)のイネを収穫、3時間ほどかかる作業も、35株の収穫は10分とたたずに終わってしまった。
4株ずつ9束のふくおとこ。
ここへ福島DASH村の人たちが登場。
山口「束の数より人数の方が多い」(笑)
みんなで棒を組んで、イネをかけて乾燥させる「はせがけ」を行った。
山口「少な!」

脱穀、精米し、ふくおとこを食す

山も色づき始めた10月中旬。
干すこと3週間。脱穀の時が来た。
貴重なふくおとこ、脱穀機で飛ぶ米粒を防ごうと躍起な城島。
ものの3分で終わったが、脱穀機の間に挟まった米粒を見落とさない城島だった。
山口「1粒でも大事だから」
城島「今になってわかる、母親の言葉。米1粒でも残したらあかんで」(笑)
ふくおとこ35株からどれだけの籾が獲れたのか?
去年新男米は10袋310kgだったが、量ってみたら1.01kgだった。
これを全部使えるわけではない。種を厳選しなければならない。これが14,000粒必要。
グラムにして約500g必要ということになる。つまり半分は残さねばならない。
そして残りの半分を籾すりにかける。すると青い粒が目立った。これは熟しきれてない証。
原因は夏の日照不足だ。味は少し落ちると言われる。
この玄米を精米してヌカを取れば、さらに少なくなった。
驚く城島。
山口「おにぎりにするとして、ごめん俺の分しかない」(笑)
青いのはなくなったが、割れ米(旨味・食感が落ちる)が入っている。
量ってみると、2合半だった。
しかし、世界でこれしかない新品種だ。

例え少なくとも仲間たちとともに、収穫を祝う。福島DASH村のみんなと。
米とぎは山口が買って出た。ご飯がおいしく炊ける羽釜で炊いた。
みんなが準備した食卓に「ふくおとこ」が登場するとともに、米食味鑑定士・入口寿子さんも登場した。
ふくおとこ誕生のきっかけとなった人だ。
このご飯を城島が16等分して、「いただきます!」
「香りが違う」「嗅いだことがない香り」というみんなの声。
山口「まろやか!粒がわかる。これ旨いよ」
城島「違うわ。最初より途中から旨味が来る感じ」
難波さん「甘みが残りますね」
城島「これが雑味ってもの?」
入口さん「美味しい香り。(食べると)美味しいです。いいです。後に旨味が残る感じはありました」
と高評価。
入口さん「たった1年で雑味が出るなんて、よく頑張ってされたと思います」「だけど、美味しいんですが、ふわっとしてますね。もう少しインパクトが欲しい」
おそらく原因は異常気象による生育不良。青米や割れ米が多かったことで、米の旨みにバラつきが出てしまったのだろう。
城島「可能性はありますよね」
山口「これからだね」

品種改良は長い道のりだ。
より良い種を選別してひとつの品種が出来上がるまで10年とも言われている。
城島・山口「みなさんの力を借りて頑張っていきましょう!」

以上が新品種「ふくおとこ」作り、540日の記録である。


(2017年11月19日放送の「ザ!鉄腕!DASH!」からダイジェストで紹介)

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TOKIO「新男米」の品種改良米「ふくおとこ」を田植えする [福島DASH村]

福島DASH村で17度目の米づくり

新男米をさらにグレードアップへ

明雄さんの教えに従ってDASH村で米づくりを開始したのは2001年の春。
日本にある米の品種356種類から、味と香りが良い「ひとめぼれ」と寒さに強い「たかねみのり」いもち病に強い「ふくみらい」をかけ合わせて作ったのがTOKIOオリジナル米の「新男米」だ。
毎年収穫の際に種を残しながら、大震災を乗り越え作り続けて来て、今年で17年目となる。等級も最高の一等米の仲間入りまでできた。
しかし、米食味鑑定士・入口寿子さんから、新男米は「旨味が長続きしない」と指摘された。これは隠し味となる雑味が足りないことが原因だと言われた。
そこでTOKIOは品種改良に取り込むことにした。
雑味を補う米として選んだのは「チヨニシキ」。これは三瓶明雄さんが残してくれた品種だ。
今年の米作りはこの新男米の品種改良が中心となった。

新男米×チヨニシキ=107粒

新男米とチヨニシキの結婚は、雄しべを取った新男米のめしべにチヨニシキの雄しべの花粉を付着させる「花粉交配」で行う。
品種交配は、なかなか大変な作業だ。モミの先端をハサミで切り、中の雄しべを除去するのだが、ミリ単位なので、作業は難航した。これには大工仕事や土木作業が得意な山口も、雄しべの幅が0.3mmという細かい作業。一つのモミから6本の雄しべを取り除いたところへチヨニシキの花粉をかけるのだ。
秋、種を確認したら、交配したのは20株。交配に成功したのは全部で107粒(成功率約3%)だった。

2017年春、この種を苗床に入れた。
5月、山口が芽の出具合を確認したら、まったく芽が出ていなかった。
すわっ!失敗か!?山口は落胆した。
そこで、福島DASH村の協力者・難波さんと一緒に、苗を温めるシートをかぶせた。
難波さん「最後の望みだね」
1週間後、城島も加わって苗の出具合を見たら、何と、芽が出ていた!
山口「やっぱり温度管理は大事なんだね」
しかし、発芽を数えてみたら57個だった。

 交配4000→タネ107→苗57という状況だった。

山口「ここからだな」
城島「どこまで伸びるか?」
山口「強く伸びてくれるといいなぁ」

そしてここからの成長は早かった。3週間後の5月下旬、すくすく伸びた苗を見ることができた。
だが、新男米の苗に比べて茎が細いのが気になるところ。葉も少なく色も薄い。
城島「はね返りの感じも弱い」手でなぞっての感触だ。さらに苗床を持ち上げて下を見ると、根張りも弱かった。
山口「根に太さが感じられないから、心配だらけ」
難波さん「でも植えてみないことにはわからないから」

新品種の名前は「ふくおとこ」に決まる

というわけで、TOKIOは新品種の田植えを行うことになった。
城島「17度目の米作りはここからがスタートや」
57本だから畳10畳分の田んぼだった。
山口「ちっちゃ」
城島「新品種の名前どうしようか?」
山口「チヨニシキ×新男米→チヨ男」
城島「なんか弱いなあ」
山口「ふく、ふくおとこ、はどお?」
難波さん「ああ、いいですねえ」
城島「福島のふくと男米の男で“ふくおとこ”!」

17度目の田植えは2人で十分だった。
いつもなら村の仲間たちと1時間かけていた田植えも、今回はものの10分で終了した。
このあと、村の仲間たちがやってきて、田植えの成功を祈って豊作祈願の食事会。
新男米のおにぎりを七輪で焼いて、孝子さん特製の新男米を使った味噌をつけてさらに焼く。香ばしい佳い香が漂ってくる。
このこんがり焼き立てをみんなでパクついて新品種「ふくおとこ」の成功を祈った。


以上、2017年6月18日放送の「ザ!鉄腕!DASH!」からダイジェストで紹介しました。

【ザ!鉄腕!DASH!公式HP】http://www.ntv.co.jp/dash/


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TOKIOオリジナル一等米「新男米」16度目の収穫!より美味しい米へ品種改良にも挑戦! [福島DASH村]

福島DASH村で16度目の米づくり

新男米をさらにグレードアップへ

明雄さんの教えに従ってDASH村で米づくりを開始したのは2001年の春。
日本にある米の品種356種類から、味と香りが良い「ひとめぼれ」と寒さに強い「たかねみのり」いもち病に強い「ふくみらい」をかけ合わせて作ったのがTOKIOオリジナル米の「新男米」だ。
毎年収穫の際に種を残しながら、震災を乗り越え作り続けて来て、今年で16年目となる。
難波憲吾さんの田んぼをお借りしてからは5年目の米づくりである。

2016年10月初旬、城島は愛読の「日本農業新聞」の1面に目を走らせていた。
そこには「水稲作況」が報じられていて、「作況指数103 やや良」となっていた。
つまり今年は3年ぶりの豊作とのことだ。
TOKIOの「新男米」も田んぼを訪れると、たわわに実り、茎の「分けつ」も58本(去年55本)と過去最高となていた。
城島「これもお天道様のおかげやな」
今年は梅雨の時期の日照時間が多かったので、分けつが進んだのである。
しかも太い茎が多い→穂が多い→収穫が多い〜ということになる。
城島「今年は期待できる」


新男米の品種改良〜チヨニシキを嫁に迎える

新男米とチヨニシキの結婚は、雄しべを取った新男米のめしべにチヨニシキの雄しべの花粉を付着させる「花粉交配」で行う。
この結婚は、新男米の欠点と指摘された「旨味が長続きしない」(米食味鑑定士・入口寿子さん)点を改良するため。これは隠し味となる雑味が足りないからと指摘された。雑味を補う米として選んだのは「チヨニシキ」。これは三瓶明雄さんが残してくれた品種だ。
品種交配は、なかなか大変な作業だ。モミの先端をハサミで切り、中の雄しべを除去するのだが、ミリ単位なので、作業は難航した。これには大工仕事や土木作業が得意な山口も、雄しべの幅が0.3mmという細かい作業なので、多いに閉口した。
一つのモミから6本の雄しべを取り除いたところへチヨニシキの花粉をかけるのだ。
DASH村の村人たちも手伝い、ハウスの中で花粉をかけて交配させ、これらのモミに紙をかぶせて秋を待った。

16度目の「新男米」の稲刈り

9月、福島DASH村の難波さんの田んぼに実った新男米を収穫する時期がやってきた。
城島、山口、難波さん、それに三瓶金光さんはじめDASH村の仲間たち約10人で稲刈りを行う。
山口が数えたら、一つの穂に135粒実っていた。去年120粒だから、今年はすばらしい実りとなった。
DASH村人「粒ハリは良いし、実なりも良い。最高だわい」
山口「稲刈り楽しいねー、最高だよ!」
こうして16度目の稲刈りを終えたら米は井桁に組んで「棒がけ」する。
棒がけは、去年は15本だったが、今年は18本に増えた。

次に城島と山口は交配した新男米のところへ行った。交配したのは20株。見るとモミはカラだ。うまく交配しなかったか?全滅か?と心配したら、1株に20〜30粒あるうち、ところどころに新しい芽が出てきているのがあった。7〜8粒はあった。これが交配に成功した新品種の種だ!全部で107粒。成功したのは約3%ほどだった。
城島「やっぱ難しいんやな、あんな大変な作業したのに」
失敗した原因は、花粉がすべてのモミに十分に入らなかったためと考えられる。
貴重な107粒の種は桐の箱に厳重保管して、来年の種まきに備える。

10月中旬、棒がけした新男米の稲は1ヶ月経ち、十分に乾燥が進んでいるだろう。これを脱穀機にかけてモミだけにして袋詰めにする。今年は10袋310kg(去年は9袋250kg)の豊作だ。
次にこれらを「籾すり」して玄米に。城島が手に取ると、黄金色に輝いていた。
城島「自信作!」
次に放射能検査を受け、クリアしたら、等級検査へ。良い粒が20g中14gあれば1等米だが、新男米は14.3で1等米となった。ついでに収穫したチヨニシキも検査したところ14.4と、こちらも1等米となった。
これを精米して、DASH村の人々とともに味わう。
三瓶孝子さん、のり子さんらがお新香を。城島は回鍋肉を作った。
孝子さんは新男米で作った味噌を提供、ワカメ味噌汁を。
その他肉じゃがなどいろいろなオカズが食卓に上り、いざ試食。
難波のり子さん「いままでで一番おいしい」
「うまい」「甘い」「(料理が)米に合う」とみんないい評価。
ここへ米食味鑑定士・入口寿子さんが登場、今年の新男米はどうだろうか?
「おいしい」「おいしいんだけど、スーっと旨味が抜けてしまう」
次に入口さんにチヨニシキを味わってもらった。
「じわ〜っと上品な旨味感があります」

新男米とチヨニシキの交配はかなり期待が持てそうである。

以上、2016年11月6日放送の「ザ!鉄腕!DASH!」からダイジェストで紹介しました。

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福島DASH村でTOKIOオリジナル一等米「新男米」〜日本一の美味しさ目指す! [福島DASH村]

福島DASH村で15度目の米づくり

新男米をさらにグレードアップへ

明雄さんの教えに従ってDASH村で米づくりを開始したのは2001年の春。
日本にある米の品種356種類から、味と香りが良い「ひとめぼれ」と寒さに強い「たかねみのり」いもち病に強い「ふくみらい」をかけ合わせて作ったのがTOKIOオリジナル米の「新男米」だ。
毎年収穫の際に種を残しながら、震災を乗り越え作り続けて来て、今年で16年目となる。
難波憲吾さんの田んぼをお借りしてからは5年目の米づくりである。

2016年4月初旬、城島と山口は福島DASH村に再びやってきた。
この日はDASH村の仲間とお米の味比べを行った。
山口「うわー(粒が)立ってるね」
城島「ふっくらしてる、いい味してる」
山口「一粒一粒感じる」
一つ目はTOKIOオリジナル米「新男米」。
次に試食するのは山形県・遠藤五一さんの「五右衛門」。米の国際コンクールで5年連続金賞を獲得して殿堂入りした最高級米である。去年山口にアドバイスをいただいた。
DASH村人「光沢が違う」「つやが違う」「香りも違う」
山口「歯ざわりが全然別物」
城島「……美味しいな」
山口「味が残る、余韻がある」
DASH村人「えーっ!こんな違うか!」
山口「これが86点の味ですよ、これが」
米の美味しさを数値で測る機械にかけたら、有名ブランド米が80点台前半なのに、遠藤さんの米は86.1を叩き出したという。
「新男米」もその機械の審査にかけた。その通知をスタッフが持ってきて、城島に手渡した。
城島がおもむろに開けると、何枚かの書状。その中に点数があった。

84点
五右衛門は86点。
たった2点差だが、食べてみるとかなりの差があることがわかった。

山口「何かが違う」
城島「何だろう?」

新男米を鑑定

そこで山口は、奈良県大和郡山市へ飛んだ。米穀店「イリグチ」。
全国のブランド米が並んだ店先には、5年連続金賞受賞の遠藤五一さんの「五右衛門」もあった。
それもそのはず、店主の入口寿子さんは米食味鑑定士で、米食味鑑定コンクール国際大会で審査員長を13年務めている米のスペシャリスト。
この人に「新男米」を鑑定してもらった、
炊き上がった「新男米」の見て、
入口「いい香りはしますが、ちょっと光沢が少ない」
試食すると、
入口「意外と美味しい」
  「旨味があるんだけど、その旨味がスッと抜けてしまう」
  「時間が経ったときに口の中に残ってない。そんな気がします」

城島は、別の角度から「新男米」の鑑定へ。
神奈川県厚木市の研究所にある「味覚センサーTS-5000Z」(1台約1000万円!)で測ってもらおうというわけだ。この機械は「人間の下と同様に味を感じて数値化することができます」(担当者)しかし、人間の脳はわずか0.6秒で味を感じとるが、機械は40分かかる。
「新男米」の鑑定結果が出た。
米に重要な味覚:<旨味><コク><苦味><渋味>の4点から測ると、
●市販のコシヒカリはすべてに平均的。
●新男米は<旨味><渋味>が突出しているが、苦味が少ない。
●五右衛門は<旨味><コク><渋味>はコシヒカリとほぼ同じだが、<苦味>が突出していた。
<旨味>だけなら新男米は五右衛門よりずっと上だが、苦味という雑味系の味は米の味を引き出すという効果があると、研究員は言う。
城島「苦味って大事なんですか!?」
研究員「雑味が米の隠し味なんです」
城島「人間と一緒なんですね。苦労した苦味というのは。NEWSの手越には出せんな、この苦味とかは」

新男米にお嫁さんを

品種改良は新男米も行ってきた。初代男米に「フクミライ」をかけあわせて虫や病気に強くした。その結果味も美味しくなった。

新男米に新しいお嫁さんが必要になった。
雑味がある米というのは、入口さんが言うには「旨味がいつまでも舌に残る米」とのこと。
そこで城島と山口は、記憶を辿ってDASH村で食べたカレーライスが旨かったことを思い出した。あれは米が旨かったからだと。三瓶明雄さんが作り差し入れてくれた、あのお米の味だ!
三瓶専二郎さんに聞くと、明雄さんが作っていたのは「あきたこまち」「ササニシキ」「チヨニシキ」。
これらを試食してみると、その味は「チヨニシキ」だと判明した!
城島「孝子さんの漬物と一緒に食べてわかった」
山口「香りも違うし旨い。これだ!」
城島「新男米にチヨニシキというお嫁さんと結婚させる」
山口「そう考えると明雄さんはすごい。これをやらせるために、メッセージを残してくれたみたいな…」

センサーで測ってみるとチヨニシキは<旨味><渋味>の他に<苦味>がすごく多いことがわかった。

山口は早速、福島県田村市のチヨニシキの種米を持つ佐藤さん方を訪ねた。
1升分わけてもらい、吾妻山の雪解け水に新男米と一緒に10日間さらした。
そうすると両方とも芽が出てきた。
これらを一粒ずつ、300枡目の容器に入れる。一粒の方が強く育って「分けつ」も進む。
こうして1ヶ月経つと青い苗が育ってきた。
葉が生い茂り茎も太い「新男米」に対して「チヨニシキ」は全体的に細めでどこか弱々しい。新男米はさわるとすぐにはね返ってくるのに、チヨニシキはしなやかだ。しかしチヨニシキは根張りが大きい。
しかも城島が匂いを嗅ぐと「根菜=生姜のような匂いがする」
山口もそう感じた。そのわけはひげ根が多い=根っこ本来の匂いがあるから。

新男米とチヨニシキの結婚は、雄しべを取った新男米のめしべにチヨニシキの雄しべの花粉を付着させる「花粉交配」で行う。

田植え

5月、福島DASH村の難波さんの田んぼに新男米とチヨニシキを植える時期がやってきた。
城島、山口、難波さん、それに三瓶金光さんはじめDASH村の仲間たち約10人で田植えを。
「がち」は明雄さんの指示による30cm四方に目印をつけ、16度目の田植えを行った。
チヨニシキは196本。新男米は約6000本。順調に育てば8月上旬に花が咲く。
この中から優秀な株を選抜してチヨニシキと交配させる。
城島、山口は慣れた手つきですいすいと作業を進めていく。
「体が覚えている」

こうして16度目の田植えは終わった。
夏に交配、秋にはどんな新男米になるのか?
ワクワク感いっぱいのTOKIOとDASH村の面々だった。


以上、2016年6月19日放送の「ザ!鉄腕!DASH!」からダイジェストで紹介しました。

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TOKIOオリジナル一等米「新男米」をグレードアップする! [福島DASH村]

福島DASH村で15度目の米づくり

新男米をさらにグレードアップ

明雄さんの教えに従ってDASH村で米づくりを開始したのは2001年の春。
日本にある米の品種356種類から、味と香りが良い「ひとめぼれ」と寒さに強い「たかねみのり」いもち病に強い「ふくみらい」をかけ合わせて作ったのがTOKIOオリジナル米の「新男米」だ。
毎年収穫の際に種を残しながら、震災を乗り越え作り続けて来て、今年で15年目となる。
難波憲吾さんの田んぼをお借りしてからは4年目の米づくりである。
山口は男米をもっと良くしたいと思った。
そこで山口は福島県との県境にある山形県高畠町の「五右衛門」を作る農家・遠藤五一さん宅に、おいしさのコツなどを教えてもらいに伺った。

遠藤さんは惜しげなく教えてくれた。
それは籾を選ぶ時にあったのだ!
「一番優秀な種を残す」
これが遠藤さんのうまい米作りの極意だった。
つまり、塩水で籾を選別する時、悪い種は浮かび良い種は底に沈むのだが、遠藤さんの塩分濃度はDASH村の1.5倍。こうするとさらに良い種が選別されるという。
早速やってみると、用意した種もみの4分の1にまで厳選された。
驚く山口。
遠藤匠は「(この種を使うと)デンプンが多くて大きな米粒になるんです」と教えてくれた。

4月中旬、上記の種もみをDASH村に持ち帰った山口は、これを水に浸し芽出しした。
次に種まきだ。
山口は明雄さんに教わった方法で、1粒ずつ種まき。
通常は1つの容器に6000粒蒔くが、新男米では1マスに1粒ずつ、合計300粒しか蒔かない。
こうすると栄養を奪い合うことなく1粒が栄養を独占できるので、苗が太くなるのだ。

1ヶ月後の5月中旬。城島と山口は福島DASH村に再びやってきた。
苗を見て二人は「うわー!」と叫んだ。そこには青々とした素晴らしい苗が。
難波さんも「今年の苗は最高だよ」と言った。
次にいよいよ田植えだ。
田んぼの苗床は、明雄さんに教わった30cm間隔(通常15〜20cm)で行う。
城島、山口、難波さんをはじめDASH村の人々が田んぼに並んだ。
今年15度目の新男米づくりの田植えを始める。
種もみを厳選したため、田植えは田んぼの3分の1を残して終わってしまった。

冷たい水を田に流し、防鳥ネットを張る

ところが8月、「ZIP」で司会をやっている山口が感じるのが、この夏の暑さ。
各地で農作物に被害が出ていることがニュースで伝わる。
危機感を持った山口は男米の田んぼにおもむき、暑さ対策を練った。
それは水で冷やすこと。
背後にある吾妻連峰の雪解け水は真夏でも20℃だ。これを田んぼにかけ流す!
このため田んぼ周辺の気温は30℃と5℃も下がった。これで暑さ対策は大丈夫だろう。

ひと安心した山口は稲の茎を見て驚いた。太いのだ。そして苗が増えている(分けつ)。
去年53本だったのが、今年は55本になっている。これも種を厳選した効果か。
さらにスズメに稲を食べられないようにするため、防鳥ネットを張った。
あとは秋を待つだけとなった。

10月初旬、城島と松岡が男米の田んぼにやって来た。
「うわっ粒が大きい」
城島は一粒籾をとって見た。
「来たね」これなら「五右衛門」にひけをとらない大きさだ。

ということで、ついに収穫の秋(とき)が来たのだ!

DASH村の皆さんと一緒に収穫。15回目の稲刈りだ。
刈り続けること1時間、すべて刈り取って天日干しした。

匠も太鼓判の新男米の出来映え

10月下旬、脱穀、精米。
「玄米が丸々している」と城島。
「良かったね出来が」と山口。
次に投球検査を受けた。20g中いい粒が14g以上あれば一等米なのだ。
新男米は14.2gだった。ぎりぎりながら、一等米合格となった!
福島県で義務づけられている放射能検査も通り、いよいよ新米としてデビューだ。

山形から遠藤さんも駆けつけ、「いいお米ができた」とお褒めの言葉をもらって一同拍手。
「さあ、食べましょう!」と山口が米を研ぎ、城島が炊く。
お母さん方が、肉じゃが、漬物の春トマトのもやし漬け、山口は肉と野菜のもやし炒めを作る。
お米も炊きあがり、全員で実食。
ご飯を食べた城島は絶句したのち、しばらくして「美味しいなあ」としみじみ。
「粒が立ってる」と山口。
遠藤さんも「去年と違う。食感がいいですね」と絶賛。「のどごしも非常にいい」
他の方からも「ツヤも良い」「美味しい」と好評だった。

米の匠から教わった方法で来年も、この種を使って、16度目の米に挑むTOKIOとDASH村の面々だった。


以上、2015年12月6日放送の「ザ!鉄腕!DASH!」からダイジェストで紹介しました。

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