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DASH海岸では「ニホンウナギ」が増えている! 調査で40cmの特大ウナギを発見!  [DASH海岸]

東京湾を多様な生き物が棲める海へ

東京湾の工業地帯の一角にある横浜DASH海岸は、今年で9年目。さまざまな工夫を施して生き物たちを呼ぼうと努力した甲斐あって、工場に囲まれているとは思えない透明度の水を実現。環境が良化した結果、生き物たちも予想を超える種類が集まり、しかも繁殖している。

DASH海岸のニホンウナギを調査

2018年5月、城島と海洋生物専門家の木村さんは、横浜DASH海岸である生き物を探していた。
探しているのは、
城島「ウナギちゃん」
かつては江戸前の代名詞と言われた「ニホンウナギ」は、今では数が激減、絶滅危惧種に指定され、今年はさらに、ウナギの稚魚が前年に比べ0.2%しか獲れていないとのニュースが駆け巡った。歴史的大不漁なのだ。

しかし、DASH海岸では、2015年に特大サイズのニホンウナギ(70cm)が見つかったほか、毎年ウナギがやってきてくれた。
木村さん「ウナギは環境にすごく敏感なんですよ。ちょっとの環境変化ですぐにいなくなる」
ウナギは鼻の穴が4つあり、嗅覚が発達している。人間の1000万倍と言われ、わずかの汚れでも生きていけないという。
ここで木村さんは、ネットで見つけたという秘密兵器を取り出した。
城島「これ、昭和の食卓の必需品じゃないですか」
木村さん「まんま蠅帳(はいちょう)です。これ(傘のように)開いて使うんです」
城島「横に穴が(6つ)あいてますね。しかも折りたたみ式。これネットで売ってるんですか?」
木村さん「ネット(網)だけに」(笑)
これは「六角網」といって側面の6つの穴から侵入するのは簡単だが、一度入ると出られない構造になっている。この設置には自治体の許可が必要だ。
木村さん「ウナギの大好物のエビに入ってもらいたいので、中にワラを敷きます。そこにエビに入ってもらい、それを狙ってウナギが来るという寸法ですね」
城島「面白いですね」
これを海岸の岩場の2箇所に設置した。

六角網に特大ウナギがかかっていた!

8日後、再びDASH海岸にやってきた城島と木村さん。今度はもうひとり日テレの桝太一アナウンサーも一緒だ。
桝アナ「ついにDASH海岸にウナギかと思うと感慨深いですよね!」
城島「ウナギと言ったら桝さん」
桝アナ「一応アナゴの研究はしてましたけど、ウナギの仲間なので」
桝アナは東京大学大学院で海の生き物を研究していた。卒業論文は「東京湾産マアナゴ未成魚の耳石微細構造について」という極く専門的なもの。7年前からDASH海岸に来てウナギを探しているが、未だご対面には至っていない。
というわけで、今回はどうか?
ゴムボートで六角網の設置場所に行き、城島が仕掛けを引き上げる。
城島「あ、いろいろ入ってる」
桝アナ「カニも入ってますよ」
城島「イソガニかな?ケフサイソガニだ」
桝アナ「(城島は)何者ですか?」
城島「来たー、ここに!」
木村さん「タイワンガザミですね」
桝アナ「気品がありますね。キレイだー」
タイワンと名が付くが、昔から東京湾にいる在来種で、艶やかな見た目から別名「花魁(おいらん)」とも呼ばれている。青紫になるのはオスだけ。トマトクリームパスタやカニ鍋などで食される。水槽に開けてみると、タイワンガザミほかカニだけで10匹前後もいた。
桝アナ「すごい生物量!この中でウナギのエサになるのは?」
木村さん「全部なりますよ」

次に2つ目の六角網を引き上げる。今度は桝アナが引き上げた。
桝アナ「さっきのより重いですよ。ズシっとする、生き物特有のブルンという感じ」
浜にあげると、
城島「あっ!」
桝アナ「あああっ!」
城島「ちょっと待って!」
桝アナ「マジで?」
城島「えっー!」
傘の網からシッポをのぞかせていたのは、まさにウナギだった!
桝アナ「手が震える」
城島「これは立派!」
木村さん「マジかよ!」
城島がシッポをつかんで取り出したのは、大きなウナギだった!
ぬるぬる手袋している手もすべって、やっとこさ水槽へ。
木村さん「大きなウナギだなあ!」
桝アナ「太さものすごく立派!」
水槽の中にいるのは、体長40cmの絶滅危惧種「ニホンウナギ」だ!
これは以前発見した大きなサイズのウナギも決してまぐれではなく、このサイズのウナギが海岸に棲み着いているということを意味する。
桝アナ「頭が小さくお腹が膨らんでいるのはエサをたくさん食べてるんでしょうね」
木村さん「お腹が脂が乗って金色(美味しそう)」
桝アナ「健康そうなのは、海の環境がいいんじゃないでしょうか」
城島「(去年の春赤ちゃんウナギが海岸にいた)それが大きくなったんでしょうか?」
木村さん「いやー1年で40cmは早すぎる」
養殖と違って、厳しい環境の天然ウナギは1年で15cmほどしか育たない。
城島「じゃこれ前からおった?」
木村さん「そうだと思います。1匹や2匹じゃなく結構な量がここにいるんですよ」
世界的に漁獲が減少しているウナギだが、ここDASH海岸では増えている可能性がある。
これは素晴らしいことだ!


木村さんは、東京湾の入り口付近でも増えているウナギがいるとの情報を教えてくれた。これを英語で「Cutthroat Eel(カットスロート・イール)」=「人殺しウナギ」と呼ばれているウナギらしい。
一行はこれを求めて三浦半島の三崎から知り合いの漁船で東京湾の入り口に行き、「人殺しウナギ」(正体は「イラコアナゴ」という深海性のアナゴで1mを超える)を釣ろうとしたが叶わず、多く獲れた「クロシビカマス」を料理して美味しく食べたのだが、この詳しい模様は
【ザ!鉄腕!DASH!公式HP】(http://www.ntv.co.jp/dash/)で。

(以上、2018年6月10日放送の「ザ!鉄腕!DASH!」より)



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土を使わない!常識破りの甘トマト「樽トマト」〜東京都日野市 [出張DASH村]

最新の栽培法でおいしいトマトを作る農家を訪問

容器の中から生える「樽トマト」

DASH村の経験を生かしてニッポンの農家をお手伝いする「出張DASH村」の今回の訪問先は、東京都日野市。市内の約8割が住宅地という、まさに住宅街にやってきたのは城島と国分。
ここは実はその昔は多摩川とその支流・浅川に挟まれた肥沃な土地で、水が豊富なため「多摩の米倉」と呼ばれた都内一の米どころだった。日野出身の土方歳三も実家は大農家だった。
住宅街が続き、畑なんてあるのか?と訝りながら歩く二人の脇に用水路があり、それを辿るとハウスが見えてきた。ここが今回の出張先、遠藤さんのハウス。
遠藤さんは元銀行員で脱サラして農業に転じて8年。
国分「ぼくらの方が先輩ですね」
遠藤さん「よろしくおねがいします」
城島「農業って天候に左右されたり、一番不安定な産業じゃないですか」
遠藤さん「東京の農業はハウスなので、ある程度(温度・湿度を)コントロールできます」

ハウスの中へ案内してもらうと、真っ赤なトマトがなっていた。
城島「あれ!茎が?」
国分「なんだこの形は?」
城島「丸いものに茎がつながっている!」
一般的なトマトは地面から生えているが、遠藤さんのトマトは容器の中から生えていた。
遠藤さん「これが畑の代わりなんです」
城島「根は容器の中に収まってるんですか?」
遠藤さん「これは“樽トマト”です。容器の形が樽に似ているので“樽トマト”と称しています」
中をのぞいてみると、
国分「これ土なんですか?あ、違うなフカフカ…ヤシの繊維かなんか」
城島「全部ヤシの繊維なんですか?」
遠藤さん「そうなんです」
国分「これだけで育つなんてスゴイな」
近年注目されだした、ヤシガラは通気性・保水性・耐久性に優れており、アスファルトやコンクリート上でも栽培が可能だということ。つまりヤシガラが入った容器(植木鉢)が畑の代わりで、どんなところでも栽培可能なのだ。さらに土の4分の1の重さ=容器1つで約3kgなので持ち運びが楽という利点もある。
国分「新宿DASHでできそう。富士大学の屋上で。それと、土だったら病気があっという間に畑全体に感染するけど、これなら…」
遠藤さん「樽が一つ一つ独立してますから、病気が出たら樽1つだけ取り除けばいいんです」
国分「感染しないんだ!」
遠藤さん「それと安いんです。1樽800円」
国分「えっー!800円で何個できてるんだ!」
城島「さすが元銀行員」

しかし肝心なのは味。食べてみると、
国分「うまーい!肉厚水分量が違う。ジューシー」
城島「甘い!トマトの味が濃いよね」
その秘密は、常識破りの栽培法にあった。
福島DASH村ではトマト栽培は、土に水をあげなかった。水分量は最小限。するとトマトは生き延びようと根を伸ばし沢山の養分を吸収して甘みを貯め込む。
遠藤さん「これは、水をたっぷり与えます。(出荷間際に水を与えないとかではなく)欲しいままに水を与えます」
国分「信じられない。逆の発想でしょ」
城島「何でですか?」
普通トマトは水を与えすぎると味が薄くなりやすいが、樽トマトが甘くてジューシーなわけは、
遠藤さん「ヤシガラがフカフカでしょ」
城島「フカフカだと空気入りますよね」
遠藤さん「隙間に酸素が入ってくると、根が活性化するんですよ」
ヤシガラは土に比べスカスカで空気が入りやすいので、呼吸がしやすくトマトが活発に養分を集めるようになり、甘くてみずみずしいトマトになるとか。
しかも水は、周囲の山々からミネラル豊富な水が地下を流れ、湧き水となっているのを汲んでトマトに与えている。日野の湧き水は「東京の名湧水」に選出されている。
国分「水は大切。おいしい水じゃないとね」
城島「ミネラル豊富なんやね」
遠藤さん「ちょっとアンテナ張れば、いろいろな栽培法に出会えます」
遠藤さんは日本各地だけでなく、農産物輸出額世界2位のオランダにまで足を伸ばして栽培法を勉強したという。
城島「遠藤さん、銀行マン時代は相当優秀(やりて)だったんですね」
国分「どこ行っても成功するタイプ」

収穫は、完熟で真っ赤なトマトを収穫するという。
遠藤さん「リコピンが満タンなトマトを収穫するんです」
城島「普通は早めに収穫して、店頭に並ぶときに完熟になるんだけど」
遠藤さん「それがここだったら目の前にお客さんがいるから、時間差がない」
城島「それで採りたての完熟トマトが出荷できる」
収穫はヘタの茎の関節部分をポキッと。
城島「きれいな色やね!」
国分「赤いね!」
国分はプライベートで借りた都内の畑で栽培するほどトマト好き。
国分「ものすごい収穫量」
遠藤さんのトマトは、都内のスーパーや直売場へ送られ、1パック400円で売られる。

産地ならではの食べ方で美味しく味わう

教えてくれるのは土方さん。
土方歳三の子孫ではないが、先祖は歳三と同じ道場で稽古していたという。

【樽トマトの肉巻き】(国分担当)
  ①トマトを6分の1にカットし、ヘタをとる
  ②豚肉に塩コショウで下味をつける
  ③豚肉をトマトに巻きつける(細い方から巻く)
  ⑤これをフライパンで焼く
  ⑥焼き色がついたら出来上がり!

【樽トマトのマルゲリータ】(城島担当)
  ①トマトを薄く2〜3mmにスライスする
  ②これをピザ生地にちょっとずつずらしながら乗せていく
  ③トマト4個分を敷き詰める(これがトマトソース代わりになる)
  ④ニンニク・鷹の爪を多目のオリーブオイルで炒める
  ⑤④を③の上にかける
  ⑥塩・粗挽きコショウをかける
  ⑦生地の中心部分に細かくしたモッツァレラチーズを乗せる
  ⑧これをオーブンに入れて焼く(220℃で7分)
  ⑨オーブンから出して出来上がり!  
  
【若鶏のトマト煮】(国分担当)
  ①若鶏のもも肉に塩コショウで下味をつける
  ②これをフライパンで強火で焼く
  ③表面がパリパリになったら、みじんタマネギを入れる
  ④さらにここへシメジを投入
  ⑤これに粗みじんのトマト4個分を投入
  ⑥これらを混ぜ、ワインで味付け
  ⑦ハーブを加え、肉の臭みを抑える
  ⑧中火で5分煮詰める
  ⑨皿に移し、追いトマトを加えれば完成!

【雪中キャベツの天婦羅】(城島担当)
  ①キャベツを芯を入れてぶつ切りに
  ②衣をつけて揚げる→出来上がり!

以上で全部出来上がりました。さあ、実食です。

まずは【樽トマトの肉巻き】から
国分「美味しいー!」
城島「最高に美味しいやん!」
国分「豚の脂もさっぱり」
城島「おしゃれやなあ」
遠藤さん「うまい、おかわり!」

次に【若鶏のトマト煮】。
国分「ジューシーでいい香り。さっぱりしそうな」
城島「おいちい♡」
国分「うんめー!」
城島「煮込んだから甘くなってるし」
国分「追いトマトで2種類の味が楽しめる」
国分「鶏のジューシーさと合う。これ(作るの)簡単ですよね」
土方さん「そう簡単です。ひと鍋でできます」

締めは【樽トマトのマルゲリータ】
国分「ジュルっていったよ。こんなジューシーなピザ初めて」
城島「ヘルシーな感じがする」
土方さん「そうですね」

国分「今まで食べた中でどれが一番美味しかった?」
城島「ぼくはチキンが一番美味しいと思ってたら、食べるたびにどんどん…」
国分「ぼくは肉巻きが一番美味しかった」
城島「でも最初に(ハウスで)かぶりついたトマトの衝撃がとまっとる!」
国分「今リーダーがぼけたんですけど、気づかなかったですか?」
遠藤さん「(左右の耳を指して)こっからこっちでした」(笑)
国分「それでいいと思います」(笑)

ということで、今回も楽しい出張DASH村となりました。

以上、2018年5月27日放送の「ザ!鉄腕!DASH!」からダイジェストで紹介しました。
【ザ!鉄腕!DASH!公式HP】http://www.ntv.co.jp/dash/


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神田川をさかのぼり、「川の王様」を探そう! [新宿DASH]

新宿に自然を取り戻す企画

昔の新宿は山も川もある、豊かな自然に恵まれていた。それを利用した畑や田んぼ、雑木林などが多く広がる土地だった。
江戸時代には、白キツネ、サル、タヌキ、キツネ、カッパ(市ヶ谷の伝承=カワウソ)、シカなど多くの動物が生息していたという。落合ほたる=ホタルもいたようだ。
しかし、明治以降の近代化や戦後の急速な都市開発によって、自然が激減してしまったこの新宿を、人間と生き物が共に暮らせる未来の街をつくろう!というプロジェクト「新宿DASH」が2016年にスタートした。

神田川をさかのぼり川の王様を探す

新宿のベース基地(東京富士大学)の屋上に色々な生き物を呼びたいと池作りの準備に入ったTOKIO。
2018年3月、校舎と校舎を結ぶ橋の上には国分、城島、生物専門家・川上さんの姿があった。
国分「やっぱり川って大事なんだよね」
川上さん「川があるから、やってくる生き物が結構いるし、新宿にとっては神田川が生態系の中心です」
一同が眺めていたのは、下を流れる神田川。神田川は昔はいろいろな生き物たちが集まる場所だったが、昭和から戦後になって家々が建ち並ぶようになり、岸はコンクリートで固められ、川には生活排水が流れ込んだ「死の川」になり果てた。
しかし、現在では自治体や住民の努力でかなり川が改善されてきている。
川上さん「川の王様、神田川の象徴がいるんじゃないですかね」
国分「えっ、僕まだ見たことないですよ」
城島「気になりますね」
川の王様とは、江戸時代にはタイ、カツオと並ぶ三大高級魚と言われた魚。
国分「川の王様探しに行きましょうよ!」
城島「行きますか」

ということで一行は神田川河口の柳橋へ。柳橋は昔は芸者がいて、橋にはその名残のカンザシのレリーフが飾ってある。そしてここは神田川が隅田川へと合流する地点。その近くにある屋形船の船長さんの新倉さんを訪ね、船を出してもらうことになった。新倉さんはDASH海岸の木村さんの友人。一行はボートとゴムボートに分乗して神田川を上る。
国分「結構、水草生えてますね」
護岸は緑っぽくなっていてアオノリの仲間が繁茂していた。
川上さん「(川の王様は)水草も食べるし隠れた生き物も吸い込むんです」
しばらく行くと鳥の群れに遭遇。
国分「あれは何ですか?」
川上さん「ゆりかもめ、別名都鳥と言われてます」
(平安時代、在原業平の『伊勢物語・東下り』に「名にし負はば いざ言問はん都鳥 わが思ふ人は ありやなしやと」とあり、都鳥が詠まれている。ちなみに「言問」が「言問橋」に、「わが思う人」(吾が妻)が「吾妻橋」、業平が「業平橋」とこれから取られている)
川上さん「ユリカモメはエサを漁りに来てる、いろんなエサが豊富なんでしょう」

一行は秋葉原の万世橋で地下鉄が地上に出る瞬間を目撃。
川上さん「この上が御茶ノ水で、お茶にするのに美味しい水が湧き出たので、この名がついたんです」
国分「そんなきれいな水があったんだ」
川上さん「かつては川の王様にとっても良い環境だったんでしょうね」
城島「どこにおるんやろ王様」
このあたり(御茶ノ水橋から水道橋まで)の岸は東京都が生物にとって棲みやすくなるようにと、ブロックを重ねて穴をたくさん造っている。

いろいろな生物に遭遇

国分はめざとく、何かの生物を網ですくった。水槽に入れると、
川上さん「テナガエビのメスですね。オスはもっと手が長い」
テナガエビは清流を好む生き物で、東京のど真ん中にいるというのは、川がかなり浄化されてきた証拠だ。
川上さん「これ(テナガエビ)もバリバリ食べちゃうんですよ」
国分「何だそいつは?」

水道橋に出ると橋の上に人だかり。いち早くTOKIOの一行を見つけた若者たちだ。
若者たち「リーダー!」
国分「何のライブ?」
若者たち「ONE OK ROCK」
国分「楽しんでね」
若者たち「TOKIOも好き!がんばって!」
国分「ありがとう!」
こういうやりとりがあった東京ドーム付近。
川上さん「ドーム付近は湧き水がいっぱいあったんですよ。枯れたわけじゃないので今でも流れ込んでる可能性が」
城島「ここは(川の王様が)いそうだね」
国分「あ、いっぱいいた!魚が」
と、網ですくう国分。水槽に入れると、小さな魚だった。
城島「ここまで来てるんですね、ハク」
春、海から川へ入った「ハク」(2〜3cm)は夏には15cmほどの「オボコ」になる。秋25cmまで成長すると「イナ」となり、川を下り、冬30cmを超えると「ボラ」となる。
川上さん「(川の王様は)ハクを吸い込むようにして食べちゃいます」
つまり川の王様に遭うチャンスが多くあるということだ。

しばらく行くと川が二手に分かれていた。飯田橋だ。
川上さん「右へ行くとベース基地の方、左は皇居の外堀(市ヶ谷方面)です」
かつては川の水が合流するこの辺りには、フナやウナギやテナガエビに加え川の王様もいっぱいいたという。
ここで国分は大きな魚影を発見した。
国分「デッカ!何だろ今の?」
城島「(それなら)王様っぽいね」
川上さん「いよいよ現れたかな」
川の王様は、春になると深みから浅瀬へ上っていくというので、上流へ行くほどいる公算が高くなる。
という間に一行はカメと遭遇。川上さんによると「クサガメ」で、江戸時代に入ってきた外来種とのこと。
川上さん「江戸時代に流行った、亀を自然に放つとご利益があるという信仰でカメが入ってきたんじゃないでしょうか」
神田川沿いにも「放し亀屋」というのが当時の絵に描かれているので、ここで発見したのはその子孫か?
いずれにしても昔からいるカメなので放しても構わないとの川上さんの言葉で、クサガメは川に戻った。
城島「透き通ってるからきれいに見えるな」
クサガメの泳ぎを見て城島が言った。川はかなりきれいになっていた。

「川の王様」とは野生のコイのことだった

ボートは江戸川橋にさしかかった。
川上さん「ここから取水して水道橋まで送ってたんです」
このあたりには、小川がある「ホテル椿山荘東京」から今でも湧き水が流れ込んでいる可能性が高い。
川は徐々に狭く浅くなっていった。
西早稲田では川床が露出するまでになっていた。これ以上ボートで進めないので、降りて歩くことにした。
城島「王様はこんな浅いとこにおんのかな?」
国分「(さっき見たデカいのが)こんな浅瀬にいるかな?」
川上さん「(川底は)関東ローム層の下にある上総(かずさ)層というもので(その上は下総層)、川が削ってできた川底です」
川底は洗濯岩のようだ。
城島「いつ頃の時代だろ?」
川上さん「数百万年前ですね」
城島「(それにしても王様は)いないねえ」
国分「と諦めかけたその時、(バシャンと跳ねる音)わ、いた!」
と一行は大きな魚を発見!
国分「これですか、王様は?」
川上さん「そうです」
魚影はかなり早く泳いでいる。追うに連れて数が増えてきた。
一同「いたいた!でかーい!」
城島「ということは、王様の正体は黒い鯉?」
川上さん「そうです」(笑)
国分「完全な野生の鯉ですか?」
神田川のコイは臭みがなく、江戸時代にはタイ、カツオと並ぶ三大高級魚で、徳川家康以下三代の将軍に献上されたと伝わる神田川の象徴。一度は姿を消した野生のコイが再び神田川に戻ってきていたのだ。
川上さん「今、産卵の時期なんです。いい浅瀬を見つけて群れで集まる。川底の岩や砂利に卵を産みつけるんです」
城島「雨降らないと産卵が見られないかもしれない」
というのも、コイが産卵するのは雨上がりの晴れ間の限られた瞬間だけ。1匹のメスに数匹のオスが群がり、激しく体をぶつけ合う。城島はDASH海岸での経験などから、それを知っていたのは流石(さすが)だ。

コイの産卵=神田川にコイが戻ってきた

3月下旬から4月上旬まで天気が続き、雨が降ったのは4月15日。その翌日、一行は先日と同じ場所で橋の付近からコイを観察した。
国分「橋の下にもいるんすよ、いっぱい」
川上さん「これは(神田川では)初めて見ました」
川上さんの子供の頃はまだ「死の川」だったから、見られなかった光景だという。
国分「先生、オスメスは見分けられますか?」
川上さん「卵持ってるからお腹が張ってるのがメスでしょう」
城島「おっ、メスの周りに固まってきましたよ」
国分「ああ、行っちゃった」
川上さん「寒いかな」
この日気温が12℃なので産卵にはいたらなかった。
そこで一行は、水中カメラマンの中川さんが昨年(2017)4月12日に撮影したコイの産卵光景をビデオで見ることにした。ビデオは見事に産卵風景を捉えていた。川上さんは神田川の産卵風景を見るのは初めてだという。ここで産卵するということは一時的にやってきたのではなく、きれいな水や豊富なエサ(アオノリの仲間・テナガエビ・ボラ)があるからこそ。野生のコイは完全に戻ってきたと言える。

ということは、TOKIOのベース基地の真下の川に水草を植え、岩場をつくり、さらには雨水を浄化した池からきれいな水を流せば、野生のコイが産卵にやってくるはず。
そのためには、
国分「池だよ」
池造り再開! 
雨水を浄化して池に流し、さらにその水を川へと──夢が膨らんできた!


(2018年5月27日放送「ザ!鉄腕!DASH!」より)

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