土を使わない!常識破りの甘トマト「樽トマト」〜東京都日野市 [出張DASH村]
最新の栽培法でおいしいトマトを作る農家を訪問
容器の中から生える「樽トマト」
DASH村の経験を生かしてニッポンの農家をお手伝いする「出張DASH村」の今回の訪問先は、東京都日野市。市内の約8割が住宅地という、まさに住宅街にやってきたのは城島と国分。
ここは実はその昔は多摩川とその支流・浅川に挟まれた肥沃な土地で、水が豊富なため「多摩の米倉」と呼ばれた都内一の米どころだった。日野出身の土方歳三も実家は大農家だった。
住宅街が続き、畑なんてあるのか?と訝りながら歩く二人の脇に用水路があり、それを辿るとハウスが見えてきた。ここが今回の出張先、遠藤さんのハウス。
遠藤さんは元銀行員で脱サラして農業に転じて8年。
国分「ぼくらの方が先輩ですね」
遠藤さん「よろしくおねがいします」
城島「農業って天候に左右されたり、一番不安定な産業じゃないですか」
遠藤さん「東京の農業はハウスなので、ある程度(温度・湿度を)コントロールできます」
ハウスの中へ案内してもらうと、真っ赤なトマトがなっていた。
城島「あれ!茎が?」
国分「なんだこの形は?」
城島「丸いものに茎がつながっている!」
一般的なトマトは地面から生えているが、遠藤さんのトマトは容器の中から生えていた。
遠藤さん「これが畑の代わりなんです」
城島「根は容器の中に収まってるんですか?」
遠藤さん「これは“樽トマト”です。容器の形が樽に似ているので“樽トマト”と称しています」
中をのぞいてみると、
国分「これ土なんですか?あ、違うなフカフカ…ヤシの繊維かなんか」
城島「全部ヤシの繊維なんですか?」
遠藤さん「そうなんです」
国分「これだけで育つなんてスゴイな」
近年注目されだした、ヤシガラは通気性・保水性・耐久性に優れており、アスファルトやコンクリート上でも栽培が可能だということ。つまりヤシガラが入った容器(植木鉢)が畑の代わりで、どんなところでも栽培可能なのだ。さらに土の4分の1の重さ=容器1つで約3kgなので持ち運びが楽という利点もある。
国分「新宿DASHでできそう。富士大学の屋上で。それと、土だったら病気があっという間に畑全体に感染するけど、これなら…」
遠藤さん「樽が一つ一つ独立してますから、病気が出たら樽1つだけ取り除けばいいんです」
国分「感染しないんだ!」
遠藤さん「それと安いんです。1樽800円」
国分「えっー!800円で何個できてるんだ!」
城島「さすが元銀行員」
しかし肝心なのは味。食べてみると、
国分「うまーい!肉厚水分量が違う。ジューシー」
城島「甘い!トマトの味が濃いよね」
その秘密は、常識破りの栽培法にあった。
福島DASH村ではトマト栽培は、土に水をあげなかった。水分量は最小限。するとトマトは生き延びようと根を伸ばし沢山の養分を吸収して甘みを貯め込む。
遠藤さん「これは、水をたっぷり与えます。(出荷間際に水を与えないとかではなく)欲しいままに水を与えます」
国分「信じられない。逆の発想でしょ」
城島「何でですか?」
普通トマトは水を与えすぎると味が薄くなりやすいが、樽トマトが甘くてジューシーなわけは、
遠藤さん「ヤシガラがフカフカでしょ」
城島「フカフカだと空気入りますよね」
遠藤さん「隙間に酸素が入ってくると、根が活性化するんですよ」
ヤシガラは土に比べスカスカで空気が入りやすいので、呼吸がしやすくトマトが活発に養分を集めるようになり、甘くてみずみずしいトマトになるとか。
しかも水は、周囲の山々からミネラル豊富な水が地下を流れ、湧き水となっているのを汲んでトマトに与えている。日野の湧き水は「東京の名湧水」に選出されている。
国分「水は大切。おいしい水じゃないとね」
城島「ミネラル豊富なんやね」
遠藤さん「ちょっとアンテナ張れば、いろいろな栽培法に出会えます」
遠藤さんは日本各地だけでなく、農産物輸出額世界2位のオランダにまで足を伸ばして栽培法を勉強したという。
城島「遠藤さん、銀行マン時代は相当優秀(やりて)だったんですね」
国分「どこ行っても成功するタイプ」
収穫は、完熟で真っ赤なトマトを収穫するという。
遠藤さん「リコピンが満タンなトマトを収穫するんです」
城島「普通は早めに収穫して、店頭に並ぶときに完熟になるんだけど」
遠藤さん「それがここだったら目の前にお客さんがいるから、時間差がない」
城島「それで採りたての完熟トマトが出荷できる」
収穫はヘタの茎の関節部分をポキッと。
城島「きれいな色やね!」
国分「赤いね!」
国分はプライベートで借りた都内の畑で栽培するほどトマト好き。
国分「ものすごい収穫量」
遠藤さんのトマトは、都内のスーパーや直売場へ送られ、1パック400円で売られる。
産地ならではの食べ方で美味しく味わう
教えてくれるのは土方さん。
土方歳三の子孫ではないが、先祖は歳三と同じ道場で稽古していたという。
【樽トマトの肉巻き】(国分担当)
①トマトを6分の1にカットし、ヘタをとる
②豚肉に塩コショウで下味をつける
③豚肉をトマトに巻きつける(細い方から巻く)
⑤これをフライパンで焼く
⑥焼き色がついたら出来上がり!
【樽トマトのマルゲリータ】(城島担当)
①トマトを薄く2〜3mmにスライスする
②これをピザ生地にちょっとずつずらしながら乗せていく
③トマト4個分を敷き詰める(これがトマトソース代わりになる)
④ニンニク・鷹の爪を多目のオリーブオイルで炒める
⑤④を③の上にかける
⑥塩・粗挽きコショウをかける
⑦生地の中心部分に細かくしたモッツァレラチーズを乗せる
⑧これをオーブンに入れて焼く(220℃で7分)
⑨オーブンから出して出来上がり!
【若鶏のトマト煮】(国分担当)
①若鶏のもも肉に塩コショウで下味をつける
②これをフライパンで強火で焼く
③表面がパリパリになったら、みじんタマネギを入れる
④さらにここへシメジを投入
⑤これに粗みじんのトマト4個分を投入
⑥これらを混ぜ、ワインで味付け
⑦ハーブを加え、肉の臭みを抑える
⑧中火で5分煮詰める
⑨皿に移し、追いトマトを加えれば完成!
【雪中キャベツの天婦羅】(城島担当)
①キャベツを芯を入れてぶつ切りに
②衣をつけて揚げる→出来上がり!
以上で全部出来上がりました。さあ、実食です。
まずは【樽トマトの肉巻き】から
国分「美味しいー!」
城島「最高に美味しいやん!」
国分「豚の脂もさっぱり」
城島「おしゃれやなあ」
遠藤さん「うまい、おかわり!」
次に【若鶏のトマト煮】。
国分「ジューシーでいい香り。さっぱりしそうな」
城島「おいちい♡」
国分「うんめー!」
城島「煮込んだから甘くなってるし」
国分「追いトマトで2種類の味が楽しめる」
国分「鶏のジューシーさと合う。これ(作るの)簡単ですよね」
土方さん「そう簡単です。ひと鍋でできます」
締めは【樽トマトのマルゲリータ】
国分「ジュルっていったよ。こんなジューシーなピザ初めて」
城島「ヘルシーな感じがする」
土方さん「そうですね」
国分「今まで食べた中でどれが一番美味しかった?」
城島「ぼくはチキンが一番美味しいと思ってたら、食べるたびにどんどん…」
国分「ぼくは肉巻きが一番美味しかった」
城島「でも最初に(ハウスで)かぶりついたトマトの衝撃がとまっとる!」
国分「今リーダーがぼけたんですけど、気づかなかったですか?」
遠藤さん「(左右の耳を指して)こっからこっちでした」(笑)
国分「それでいいと思います」(笑)
ということで、今回も楽しい出張DASH村となりました。
以上、2018年5月27日放送の「ザ!鉄腕!DASH!」からダイジェストで紹介しました。
【ザ!鉄腕!DASH!公式HP】http://www.ntv.co.jp/dash/
容器の中から生える「樽トマト」
DASH村の経験を生かしてニッポンの農家をお手伝いする「出張DASH村」の今回の訪問先は、東京都日野市。市内の約8割が住宅地という、まさに住宅街にやってきたのは城島と国分。
ここは実はその昔は多摩川とその支流・浅川に挟まれた肥沃な土地で、水が豊富なため「多摩の米倉」と呼ばれた都内一の米どころだった。日野出身の土方歳三も実家は大農家だった。
住宅街が続き、畑なんてあるのか?と訝りながら歩く二人の脇に用水路があり、それを辿るとハウスが見えてきた。ここが今回の出張先、遠藤さんのハウス。
遠藤さんは元銀行員で脱サラして農業に転じて8年。
国分「ぼくらの方が先輩ですね」
遠藤さん「よろしくおねがいします」
城島「農業って天候に左右されたり、一番不安定な産業じゃないですか」
遠藤さん「東京の農業はハウスなので、ある程度(温度・湿度を)コントロールできます」
ハウスの中へ案内してもらうと、真っ赤なトマトがなっていた。
城島「あれ!茎が?」
国分「なんだこの形は?」
城島「丸いものに茎がつながっている!」
一般的なトマトは地面から生えているが、遠藤さんのトマトは容器の中から生えていた。
遠藤さん「これが畑の代わりなんです」
城島「根は容器の中に収まってるんですか?」
遠藤さん「これは“樽トマト”です。容器の形が樽に似ているので“樽トマト”と称しています」
中をのぞいてみると、
国分「これ土なんですか?あ、違うなフカフカ…ヤシの繊維かなんか」
城島「全部ヤシの繊維なんですか?」
遠藤さん「そうなんです」
国分「これだけで育つなんてスゴイな」
近年注目されだした、ヤシガラは通気性・保水性・耐久性に優れており、アスファルトやコンクリート上でも栽培が可能だということ。つまりヤシガラが入った容器(植木鉢)が畑の代わりで、どんなところでも栽培可能なのだ。さらに土の4分の1の重さ=容器1つで約3kgなので持ち運びが楽という利点もある。
国分「新宿DASHでできそう。富士大学の屋上で。それと、土だったら病気があっという間に畑全体に感染するけど、これなら…」
遠藤さん「樽が一つ一つ独立してますから、病気が出たら樽1つだけ取り除けばいいんです」
国分「感染しないんだ!」
遠藤さん「それと安いんです。1樽800円」
国分「えっー!800円で何個できてるんだ!」
城島「さすが元銀行員」
しかし肝心なのは味。食べてみると、
国分「うまーい!肉厚水分量が違う。ジューシー」
城島「甘い!トマトの味が濃いよね」
その秘密は、常識破りの栽培法にあった。
福島DASH村ではトマト栽培は、土に水をあげなかった。水分量は最小限。するとトマトは生き延びようと根を伸ばし沢山の養分を吸収して甘みを貯め込む。
遠藤さん「これは、水をたっぷり与えます。(出荷間際に水を与えないとかではなく)欲しいままに水を与えます」
国分「信じられない。逆の発想でしょ」
城島「何でですか?」
普通トマトは水を与えすぎると味が薄くなりやすいが、樽トマトが甘くてジューシーなわけは、
遠藤さん「ヤシガラがフカフカでしょ」
城島「フカフカだと空気入りますよね」
遠藤さん「隙間に酸素が入ってくると、根が活性化するんですよ」
ヤシガラは土に比べスカスカで空気が入りやすいので、呼吸がしやすくトマトが活発に養分を集めるようになり、甘くてみずみずしいトマトになるとか。
しかも水は、周囲の山々からミネラル豊富な水が地下を流れ、湧き水となっているのを汲んでトマトに与えている。日野の湧き水は「東京の名湧水」に選出されている。
国分「水は大切。おいしい水じゃないとね」
城島「ミネラル豊富なんやね」
遠藤さん「ちょっとアンテナ張れば、いろいろな栽培法に出会えます」
遠藤さんは日本各地だけでなく、農産物輸出額世界2位のオランダにまで足を伸ばして栽培法を勉強したという。
城島「遠藤さん、銀行マン時代は相当優秀(やりて)だったんですね」
国分「どこ行っても成功するタイプ」
収穫は、完熟で真っ赤なトマトを収穫するという。
遠藤さん「リコピンが満タンなトマトを収穫するんです」
城島「普通は早めに収穫して、店頭に並ぶときに完熟になるんだけど」
遠藤さん「それがここだったら目の前にお客さんがいるから、時間差がない」
城島「それで採りたての完熟トマトが出荷できる」
収穫はヘタの茎の関節部分をポキッと。
城島「きれいな色やね!」
国分「赤いね!」
国分はプライベートで借りた都内の畑で栽培するほどトマト好き。
国分「ものすごい収穫量」
遠藤さんのトマトは、都内のスーパーや直売場へ送られ、1パック400円で売られる。
産地ならではの食べ方で美味しく味わう
教えてくれるのは土方さん。
土方歳三の子孫ではないが、先祖は歳三と同じ道場で稽古していたという。
【樽トマトの肉巻き】(国分担当)
①トマトを6分の1にカットし、ヘタをとる
②豚肉に塩コショウで下味をつける
③豚肉をトマトに巻きつける(細い方から巻く)
⑤これをフライパンで焼く
⑥焼き色がついたら出来上がり!
【樽トマトのマルゲリータ】(城島担当)
①トマトを薄く2〜3mmにスライスする
②これをピザ生地にちょっとずつずらしながら乗せていく
③トマト4個分を敷き詰める(これがトマトソース代わりになる)
④ニンニク・鷹の爪を多目のオリーブオイルで炒める
⑤④を③の上にかける
⑥塩・粗挽きコショウをかける
⑦生地の中心部分に細かくしたモッツァレラチーズを乗せる
⑧これをオーブンに入れて焼く(220℃で7分)
⑨オーブンから出して出来上がり!
【若鶏のトマト煮】(国分担当)
①若鶏のもも肉に塩コショウで下味をつける
②これをフライパンで強火で焼く
③表面がパリパリになったら、みじんタマネギを入れる
④さらにここへシメジを投入
⑤これに粗みじんのトマト4個分を投入
⑥これらを混ぜ、ワインで味付け
⑦ハーブを加え、肉の臭みを抑える
⑧中火で5分煮詰める
⑨皿に移し、追いトマトを加えれば完成!
【雪中キャベツの天婦羅】(城島担当)
①キャベツを芯を入れてぶつ切りに
②衣をつけて揚げる→出来上がり!
以上で全部出来上がりました。さあ、実食です。
まずは【樽トマトの肉巻き】から
国分「美味しいー!」
城島「最高に美味しいやん!」
国分「豚の脂もさっぱり」
城島「おしゃれやなあ」
遠藤さん「うまい、おかわり!」
次に【若鶏のトマト煮】。
国分「ジューシーでいい香り。さっぱりしそうな」
城島「おいちい♡」
国分「うんめー!」
城島「煮込んだから甘くなってるし」
国分「追いトマトで2種類の味が楽しめる」
国分「鶏のジューシーさと合う。これ(作るの)簡単ですよね」
土方さん「そう簡単です。ひと鍋でできます」
締めは【樽トマトのマルゲリータ】
国分「ジュルっていったよ。こんなジューシーなピザ初めて」
城島「ヘルシーな感じがする」
土方さん「そうですね」
国分「今まで食べた中でどれが一番美味しかった?」
城島「ぼくはチキンが一番美味しいと思ってたら、食べるたびにどんどん…」
国分「ぼくは肉巻きが一番美味しかった」
城島「でも最初に(ハウスで)かぶりついたトマトの衝撃がとまっとる!」
国分「今リーダーがぼけたんですけど、気づかなかったですか?」
遠藤さん「(左右の耳を指して)こっからこっちでした」(笑)
国分「それでいいと思います」(笑)
ということで、今回も楽しい出張DASH村となりました。
以上、2018年5月27日放送の「ザ!鉄腕!DASH!」からダイジェストで紹介しました。
【ザ!鉄腕!DASH!公式HP】http://www.ntv.co.jp/dash/
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