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TOKIOが作ったサメの歯の銛(もり)が実験考古学として城ヶ島で漁に成功! 横浜歴博に銛が展示された! [DASH海岸]

東京湾を多様な生き物が棲める海へ

東京湾の工業地帯の一角にある横浜DASH海岸は、今年で9年目。さまざまな工夫を施して生き物たちを呼ぼうと努力した甲斐あって、工場に囲まれているとは思えない透明度の水を実現。環境が良化した結果、生き物たちも予想を超える種類が集まり、しかも繁殖している。

縄文時代に東京湾で使われていたサメの歯の銛(もり)

2017年10月に城島、山口、海洋生物専門家の木村さんが漁船に乗って捕まえたのがヨシキリザメだった。
このサメからアゴの骨を取ったのだが、歯の鋭さに驚いた。ギザギザがついていたり、歯を鋭く保つために抜け替わりの歯が次から次へと生え、二重三重に歯が並んでいたりする。
山口「これ銛(もり)にしたら」
木村さん「いいかもしれませんねえ。昔は(サメの歯で)そういう使われ方をしていたらしいですよ」
今から1万5千年前の縄文時代、サメの歯を銛として使っていた痕跡が遺跡から出土したが、どのような形で使われていたかはわかっていないという。
そこで今回お呼びしたのが、木村さんの学者仲間の横浜市歴史博物館・学芸員の高橋さん。日本の銛研究の第一人者だ。
高橋さん「宮城県の遺跡で見つかったものは、木にサメの歯を植え込んでいるんです。返しのときに引っかかるようにできています」
このような銛で縄文人は東京湾ではクロダイやスズキ、三陸地方ではクロマグロなどを獲っていたようだ。ただこのような銛はあくまで仮説で、誰も今までこの方法で魚をついた例はない。
それならばというわけで、
山口「縄文人になろうぜ!」
城島「やってみようか!」

TOKIO、縄文時代の銛作りに挑戦!

高橋さん「サメの歯は表面がエナメル質で硬いんです(硬度7=鉄より硬い)」
アゴからペンチで歯を抜き、さらに鋭くするため紙やすりで磨く。
城島「縄文時代はどうやってたんですかね?」
高橋さん「天然の砥石(堆積岩)で削ったようです」
山口が試しに削った歯でペットボトルを切ったら、すべるように切れた。
城島「うわっ、そんなに鋭いんや!」
山口「人の肌だったらあっという間、ひとたまりもない」
これで歯は完成。あとは歯をつける棒を、海岸で探す。すると樫の木があった。国内で最も堅い木材だ。古くから船の艪(ろ)や舵(かじ)にも使われてきた。
これを細く削って銛用の棒に加工する。
高橋さん「(銛作りは)学術的にも価値のある試みだと思います。サメの歯で銛を作るのは、私の知る限りでは初めてです。実験考古学的にも意味のある試みです」
城島「そんなすごいことになってるんですか!」
木材加工の名手・山口の手で銛棒が完成した。
このあとはサメの歯を埋め込むためにミリ単位でスリットを作る作業に入る。ノコギリ・彫刻刀だけできっちり嵌(はま)るよう調整を繰り返し、まずは先端部分ができた。
山口「昔は接着剤もなかったのに」
高橋さん「縛っちゃうと太くなり刺さりにくい。このように隙間に嵌め込めば水によって木が膨張するので締まります。接着剤なくともこれで十分だと思います」
これで抜けずに魚を突けるのか?誰も試したことがない。
さらに柄の側面にも隙間を穿(うが)ちサメの歯を埋め込んだ。
山口「こんな感じですかね。しっかりしてるもんね」
城島「オッケー、できました!」
木村さん「まさにどっかの遺跡から出土してきたような」(笑)
先端に1本、絵の両面に3本ずつ、計7本のサメの歯の銛が2本完成した。

サメの歯の銛を城ヶ島沖で試す〜実験考古学

というわけで、一行は東京湾入り口・三浦半島の城ヶ島(城島と似た名前からか番組では度々訪れる)の漁船に乗り込み、漁師さんにサメ歯の銛で実際に突いてもらうことになった。これは実験考古学の試みでもある。
城ヶ島漁協の銛使いの名人・甲田さんの舟には山口、以前お世話になった石橋さんの舟には城島が乗って、いざ沖へと繰り出した。城ヶ島沖はダイビングスポットでもあり、さまざまな魚たちが豊富な漁場でもある。
ここで甲田さんがサメの歯の銛を使って、タコを一撃で仕留めた。
甲田さん「何の抵抗もなくブスっと刺さりました」
山口「歯はどうかなあ?」
甲田さん「強いですね、この歯」
タコは警戒心が強いが、サメ歯が近づいても逃げなかった。普通の銛ではすぐ感づいて逃げてしまうというのに。その理由は、鉄の銛は潮の流れで振動を響かせ逃げられてしまうが、サメ歯の銛だと振動が起きづらいので感づかれないのだという。

一方、城島は、DASH海岸でサメ歯のヤスを作っていた。ハコフグを見つけたとはいうもののハコフグの甲は硬いためサメ歯は通らないので、石橋さんはこれを使うことにした。クレーンゲームのように挟みこもうというわけだ。
早速これで石橋さんはハコフグをゲット。
城島「すごいすごい!返しの歯が効いてる」
石橋さん「本当に獲れるんですね!」
これには同乗の木村さんもビックリ。

山口の舟では今度は甲田さんがエイを突いてゲット。
甲田さん「返しが良かったんだと思います。刺しても抜けずに」
獲ったのは城ヶ島に多いヒラタエイ。市場にはあまり出回らないが、漁師のおやつとして天ぷらなどにして食べるという。

一行は適度な獲物を持って、城ヶ島の民宿「さんご荘」へ。ここでヒラタエイ料理を作り、試食した。
「ヒラタエイの餡かけ・唐揚げ」に一同舌鼓を打って楽しんだ。

サメの歯の銛が横浜市立歴史博物館に展示されることに

TOKIOが作ったサメの歯の銛とヤスで実際に魚が獲れたと聞いて、学芸員の高橋さんから是非にとの依頼があり、この銛&ヤスを横浜市立歴史博物館で展示したいとのこと。
TOKIOは喜んでこの銛&ヤスを贈呈、現在同博物館で展示されている。
(横浜市立歴史博物館HP:https://www.rekihaku.city.yokohama.jp

以上、2018年1月28日夜7時・日本テレビ系「ザ!鉄腕!DASH!」からでした。

【ザ!鉄腕!DASH!公式HP】http://www.ntv.co.jp/dash/


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