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【多摩川スペシャル】多摩川のアユ大調査! タヌキ、テンの他キツネ?もいた [DASH海岸]

東京湾を多様な生き物が棲める海へ

東京湾の工業地帯の一角にある横浜DASH海岸は、今年で7年目。さまざまな工夫を施して生き物たちを呼ぼうと努力した甲斐あって、工場に囲まれているとは思えない透明度の水を実現。環境が良化した結果、生き物たちも予想を超える種類が集まり、しかも繁殖している。

DASH海岸には夜光虫とボラ稚魚の大群が

2017年5月、城島、山口、木村さんは横浜DASH海岸で夜光虫が増えて光っているのに驚いた。
通常、夜光虫は7〜8月が繁殖期。5月に海岸に押し寄せているのは、5月の日照時間が近年で最長を記録し、海水温が上昇したからと推測する。
そのためDASH海岸は、このプランクトンの夜光虫を追ったボラの大群で埋まった。
ボラは成長ごとに名前を変える出世魚でもある。
2〜3cm=ハク、4〜10cm=スバシリ、約25cm=イナ、30〜40cm=ボラ、40cm以上=トド
という。ここに来ているのはハクとスバシリ。
山口「するとアイツも来てるかな?」
城島「アユやね」
アユは秋に生まれて川を下り、冬の間は海でプランクトンを食べて大きくなる。春になると苔を食べに川を上っていき、秋には30cmに育ち「清流の女王」となる。
城島、山口は、海岸育ちのアユがちゃんと多摩川を上っているかが気になった。

多摩川でアユ調査

久々となった今回のアユ調査は、田園調布付近の多摩川からスタートした。
もちろん、東京都島しょ農林水産総合センターの安斎さんも同行する。
田園調布付近に仕掛けた定置網を手繰り寄せてみると、いるわいるわ、アユばかり数100匹。そのうちの1匹を水槽に入れた。
山口「うわ、でっかい!」
昨年同時期に比べて倍くらいありそうだ。約10cmに成長している。
安斎さん「大きければ堰を越えられる」

ところがこの数日後、日野付近の堰に行ってみたら、大変なことが起きていた。
堰がカラカラなのだ。
城島「あかんわ」
安斎さん「こんなに水が少ないのは初めて見ましたね」
川の水が少ないため、いつもなら滝のように水が流れる堰も乾き、水位も低い。したがってアユが1匹もいないのだ。記録的な晴天続きとなったため、川の水が少なくなってしまったせいだ。
山口「アユはどこにいるのかな?」
一行は別の場所を探した。岩陰では山口がイシガメを発見。また、草むらでは山口が「先生」と呼ぶスッポンも発見した。このスッポンは大きかった。しかし同じく山口が抱いた新宿(新宿DASH)のスッポンは推定40歳以上で70cmくらい、これは推定30歳くらいで約50cmだ。
スタッフはでかい魚を発見。安斎さんと山口がこれを追い込み捕獲したら、体長1mはある超特大のマゴイだった。雑食で何でも食べ、アユも食べるとか。
安斎さん「アユはこいつらに食べられたか、こいつらに追い出されたか?」
アユを追って一行は流れの合流点へ。そこで魚が跳ねるのを発見。
木村さん「あの跳ね方はアユだね」
安斎さんが投網で捕まえると、入っていたのはオイカワだった。きれいな水を好む魚で多摩川では一時絶滅しかかったが、近年の水の浄化でまた戻ってきたのだ。
投網の中にはアユもいた!体長15〜20cm。

6月、多摩川にも雨が降り調査を継続

6月上旬になるとようやく恵みの雨が3日間連続で降った。くだんの堰にも水が流れ、アユたちが登っていくのを確認できた。

それから2週間後、八王子付近の多摩川で調査。山口が箱眼鏡で覗くと岩の苔がそぎ落とされていた。
山口「ここは良さそうだね」
水中にカメラを仕掛けて見ると、アユが動くのが見えた。しかしその後を追いかけるようにニョロニョロが泳いでいた。それを山口が素早く捕獲。
木村さん「ヒバカリだね。昔は毒があると思われていて、その日ばかりで死ぬと、いうことからヒバカリと呼ばれてる」潜水能力が高く、別名「川のネッシー」。川では小魚を食べ陸では両生類などを狙う水陸両用のハンターである。だが、小型なので成長したアユを襲うことはないという。
付近の水辺を城島、山口がさらに探索すると、哺乳類の足跡を見つけた。その跡は細くて長い。丸っぽいクマのものではなさそうだ。付近には木の茂みがあり、その向こうは民家を挟んで山へと続く地形。
城島「じゃあ、仕掛けますか」
一行は「トレイルカメラ」(体温に反応/最大120秒撮影)を2台仕掛けた。
木村さん「足跡を見ると何往復もしてますね」

何と「テン」がカメラに写っていた

3日後、トレイルカメラ(川へ向けた城島カメラ)からSDカードを取り出し、パソコンで見てみる。6月23日深夜1時のものだ。
城島「何だこれ?」
タヌキのような動物が写っていた。タヌキは水に潜らないからアユには被害はないという。
城島「これがタヌキだとしても足跡が一致しない」
タヌキの足跡は指が4本で肉球が丸いが、川の足跡は5本で細長い。
次に6月23日早朝4時のものを見ると、そこにはアオサギが写っていた。
山口「アオサギはアユ狙いでしょ」
すると、茂みからタヌキみたいな動物がスルスルっと出てきてアオサギに近づいた。次の瞬間それを察知したアオサギは飛び立って行った。
城島「タヌキがアユを守ってるみたいな」(笑)
山口「それにしても足跡は?」

次は森へ向けた山口カメラの番。6月24日午前4時台のものだ。それにはカメラの前をウロウロするフサフサ毛の動物が。
城島「何だこれ?襟巻きみたいな」
山口「細長く尻尾が白くない?カワウソもっと黒いよね」
さらに2本目を見ると、これには静止した姿がはっきり写っていた。
城島「これ、昔DASH村で見た」
山口「テン!鳥の巣箱に入ってきたやつ」
イタチ科で木登りが得意。水辺でもエサを捕まえる。
山口「こいつか、足跡の正体は」
城島「足跡が5本5本でテン…失礼いたしました」(笑)
木村さん「私は見るの初めて。準絶滅危惧種です」
テンの毛皮は高級でコートが100万円もするものも。それで乱獲が進み数を減らした。
山口「過酷だね、多摩川も」

しかしアユの本当の敵は川の中にいた!

テンはあくまで水辺まで。アユの本当の敵は水中にいたのだった。6月24日午前5時台のものを見ると、川で跳ねるものが写っていた。
山口「泳いでる、顔出した」
多摩川漁協の人「キツネかな」「かなり増えていますよ」
食べる人も捕まえる人もいないので増殖中という。
そこで多摩川・奥多摩のネイチュアガイドの土屋さんに協力を仰いだ。4年前ナマズ獲りでお世話になっている人だ。
まず仕掛けを作る。針にアユに似せた光物(動物の毛やプラでキラキラしたもの)のルアーを着ける。ルアーを糸に数個連ねて、ウキとともに水中へ。これを2箇所仕掛けた。
しばらくしてウキが見えなくなった。そこへ駆けつけ山口が網ですくうと、
木村さん「キツネだ。間違いない」
コイのようなでかい魚。これがキツネだった。
山口「何この顔、キモクない?鼻の下伸びすぎ」
顔が長くキツネに似ているので、その名がついた。正式名はニゴイ(似鯉)。体長1m以上・寿命10年以上。最大の特徴は口が大きいことで、生態系を乱すことから、在来種なのに駆除の対象となっている。
多摩川漁協「徐々に登って来て、中流まで来てる」

キツネ(ニゴイ)を試食

木村さん「食べましょうよ。食べたことないけど」
関東では骨が多いので食べられていないが、琵琶湖では塩焼きや煮付けで食べられているとか。
5時間泥を抜いた後、料理上手の土屋さんにさばいてもらった。
さばくと薄ピンク色のきれいな身。これを「塩釜」にする。
一方、ニゴイのあら・醤油・酒・砂糖でタレを作り、あぶったニゴイに塗る。また、タレをご飯に混ぜ、これに錦糸卵・紅生姜・しそ・ゴマを加える。これに焼いたニゴイを散らせば「ニゴイちらし寿司」の完成。

まずは塩釜から。
山口「うまい!」
木村さん「ふわふわですよ」
漁協「淡白」
木村さん「川魚の臭みがないですね」
次に「ニゴイちらし寿司」。
山口「うわーこれまた全然ちがいます。こっちは身がしっかりしてますね。紅生姜との相性もいい」
??「ニゴイにコイしちゃった」
山口「あれ?リーダー?」
※この日リーダーは不在。

なお、ニゴイは冷たい水が苦手で、八王子の中流まで。それから先の上流ならアユも安心。
というわけで、後日上流を調査すると、7月、アユは17cmになっていた。追い星(おいしい苔をたくさん食べると出る)もあり、芳い香りもした。
一行は、多摩川のアユが増水や猛暑を乗り越え、大きくなって最上流へ行くことを願った。


以上、2017年7月16日夜7時・日本テレビ系「ザ!鉄腕!DASH!」からでした。

【ザ!鉄腕!DASH!公式HP】http://www.ntv.co.jp/dash/


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