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世界一のラーメンは作れるか(17)〜素ラーメン試作第1号完成!そこでラーメン界の巨匠に味わってもらったら? [世界一のラーメン]

各地の美味しい物全部集めて「世界一のラーメン」を

2014年4月、TOKIOは、「世界一のラーメンを作ろう!!」と、立ち上がりました。
「DASHで色んな所へ行って来たから、各地の美味しい物を全部集めて作ろう」と、
TOKIOの特長を出すラーメンを作ろうということになりました。
以来1年数ヶ月。

【小麦】最高級小麦「春よ恋」
【出汁】伊豆手火山式・宗田節/北海道函館・真昆布/石川能登・海塩
【醤油】千葉・富津・濃口醤油/兵庫たつの・淡口醤油/北海道釧路・魚醤 
    以上3つのブレンド
【油】 沖縄県アグー豚のラード

というTOKIOが全国から選びぬいた素晴らしい材料群が決まりました。

これに、もうひと味、パンチを加えたいと、山口は島根県へ赴き、鴨島ハマグリを獲ってきた。

そして後日、都内某所の空きラーメン店。今はTOKIOの実験店となったところに、松岡、国分、城島が集まり、ハマグリを加えたスープを作った。

素ラーメン試作第1号

TOKIOは、前述の出汁に加え、鴨島ハマグリ、沖縄アグー豚の骨、福島川俣シャモを寸胴に入れ、それに甘みをとるため淡路のタマネギと松本一本ネギを入れて、じっくり煮込んだ。
煮込んだら、ガラを取り除き、火にかけなじませる。
丼にタレを入れる。タレは濃口醤油・淡口・魚醤のブレンド。
ここにアグー豚のラードを淹れ、煮込んだ出汁を注ぐ。
これに城島が打った「春よ恋」の麺を入れたら、
素ラーメン試作第1号の完成だ!!

ラーメンづくりを始めて1年4ヶ月。
ついに、素ラーメン試作第1号が完成した!

まずはスープを味わう。
城島・松岡「美味しい!!」
国分「旨味とコクが足されてるよね!」
松岡「タマネギの甘さが入ってる分、甘みがスープに出てる」
国分「うまーい!こんなに変わるの?」
城島「ずっとスープ飲んでられる」

そして麺は城島が修行すること121日、やっと完成した平打ち手揉み縮れ麺だ。
一同は麺にとりかかった。
国分「うまーい!!これ麺との相性抜群じゃない!これだよ!」と絶叫。
城島「モッチモチ」
松岡「小麦を感じる」
国分「一日食べられる味」
松岡「うん。ずっと食べてられるラーメンになった」

一同、うまいうまいと感動。
これで世界一のラーメンの扉が開けたか!?

しかし、ここでアドバイザーの「せたが屋」店主・前島司さんは言う。
「僕がよくラーメン完成した時にやるのは、他のラーメン店の人に食べてもらうってこと」
「みんなそれぞれ意見があるし、それぞれ感性が違うので」
ということで、他店のラーメンの専門家に来てもらうことになった。

ラーメン界の巨匠たちに試食してもらう

数日後、TOKIOの店にラーメン界の名だたる方に集まってもらって、素ラーメン試作第1号を試食していただいた。

集まったのは、
東京秋葉原「饗(もてなし)くろ喜(この字は七が3つの字)」の黒木直人さん。「塩の魔術師」と異名をとったくらい、世界から厳選した塩が、絶妙のバランスのラーメンを作る。連日長蛇の列のラーメン店主。

「麺や七彩」の阪田博昭さん。麺にこだわりぬき、麺打ちを学ぶこと25年。小麦を知り尽くした「麺の探求者」。この麺を求めて、やはり多くの行列ができる店の店主だ。

もう一人は、以前からアドバイスをしてくれている「せたが屋」店主・前島司さん。

TOKIOの試作素ラーメンが彼らに渡された。

麺をすすり、スープを飲む、巨匠たち。
固唾をのんで見守る城島、国分、松岡。

途中まで食べた阪田さんが口を開いた。
「すごく美味しいんですけど、あと1日2日たって、〝また食いたいな〟って思うぐらいの力をあまり感じないですね」
黒木さんは、
「きれいですね。すごくキレイなラーメンだなと」
前島さんは、
「旨いんだけど、すっと引いていくような感じで、クセが無いというか、ラーメンとしての魅力が薄いかな」「もう一つ旨味が舌に付いてこない」

それが「キレイなラーメンということですか」と城島。
「キレイすぎる」「それぞれの素材はすごいんだけど、いい材料ばかり使ってればいいってもんじゃない」と前島さんからキツい言葉が返ってきた。
「何が売りなのか、何をこのラーメンとして推したいのか、主張が感じられない」と手厳しい。

すると前島さんは厨房に立ち、「今から2種類のラーメンを作るので、この違いを考えてみてください」とTOKIOに2種類のラーメンを味見させた。

最初のはTOKIOのラーメン、次は前島さんがそれに一つ加えたラーメンだ。
まずは改めて自分たちのラーメンを味わい、次にひと味違うラーメンを。
前島さんが一つ加えたラーメンを味わったTOKIO、まず国分が、
「うわっ!うまっ!全然違う!師匠のを食べたあとに戻れないよ、自分たちのラーメンに」との感想を。
「さっきまで美味しいと言って食べてたのに、自分たちのまずく感じてきた」と国分は繰り返す。
城島は「何でやろ?」と首をひねる。
しばらくして松岡は「醤油ですか?醤油が違くない?醤油のカドがない」と違いを言った。

前島さんは「実はですね、醤油ダレを変えてます。せたが屋の醤油ダレを使ってます」
唖然とするTOKIOの面々。
「タレは自動車でいうハンドルなんです。(タレによってラーメンの味は)右にも行くし左にも行く」
「では皆さんのお店でもタレを変えてるんですか?」と城島は各店主に聞いた。
「他にはないタレを作ろうと思って、そこが個性なんです」と黒木さん、阪田さん。
「それがまた食べたくなるってことなんですね」と国分も感心。
「自分たちのはダイレクトに醤油感じるもんね」
「オレたちのはまだ醤油なんだよ。タレじゃない」と松岡。

前島さんのタレは醤油だけでなく、さまざまな食材を使っている。10年がかりでたどり着いたもの。
「やっぱりラーメンの命はタレなんですよ。秘伝のタレっていうのは弟子にも教えないとか、それだけタレってのは大事なんです」
「う〜ん」と黙る城島。「深い」とつぶやく松岡。

世界一のラーメンへの道のりはまだまだ随分遠いようだ。


(2015年9月20日放送「ザ!鉄腕!DASH!」より)
【ザ!鉄腕!DASH!公式HP】http://www.ntv.co.jp/dash/




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